〇野の花咲き香る秋
昨日は久しぶりに一日中を殆んど自宅で過ごしました。勿論自宅で過ごすといっても午前と午後に3組の来客があり、3組とも自宅横の私設公民館「煙会所」に案内し、火の気のない囲炉裏を囲んで談義をしました。3組とも人間牧場を所望していましたが、昨日は雨上がりで水平線の家のウッドデッキも濡れているだろうと断わったため、「煙会所」は大賑わいでした。息子嫁は来客がある度に美味しい自家製ホット梅ジュースを出して対応してくれるのですが、自分で焼いたドーナツなどを添えてくれるので、これがとても好評のようです。今年は先週一度秋の寒さがやってきたものの、このところ気温も高めに推移して、「煙会所」の囲炉裏の準備もできていませんが、そろそろ囲炉裏に火を入れる準備をしなければと思っているところです。
このところ夏の疲れが出たのか、あるいは少し冷たくなった気温のせいなのか腰の具合が思わしくなく、腰痛体操などをしているのですが一ヶ所だけ引っかかるところがあって、整体へ行くほどではないのですがちょっと気がかりなため、体をほぐす意味で朝方・昼・夕方といつもの散歩コースである裏山の坂道を、来客対応を挟んで三回も歩きました。お陰で携帯電話内臓の万歩計も昨日は一万歩を超えたようです。
散歩コースの途中には、秋の訪れを告げるように淡い薄紫の野菊や、目の覚めるような黄色いツワブキの花が至る所に咲いて目を楽しませてくれました。野の花は清楚ながら飾らない美しさがあって、私以外に見ることもないであろうと思うと、無性に愛おしく感じて花に顔をそっと近づけ花の匂いを嗅ぎました。乾燥すれば安眠枕になるという野菊の香りはとてもいい香りで、まるでアロマのようでした。
自宅裏で飼っているミツバチも、花の季節を楽しむように活発に活動しています。冬越しの準備のための蜂蜜を集めているようですが、裏山の巣箱は今年の春にスムシにやられ全滅した経緯もあるので、種蜂確保のため巣箱を一つだけ残して、何とかこの秋には採集したいと思っていますが、師匠である井上さんの指導を仰がねば思っています。
今日から早くも11月です。後2ヶ月すれば正月だなんて信じられないスピードで、今が過去になって行くのですから、日々刻々をうかうかと過ごすことはできません。昨日は締め切り間近な原稿を1本書き上げてメールで送り、ホッと一息つきましたが、まだもう二本の原稿締め切りも近づいていて、少し焦燥感が漂っています。でも野の花々に癒されたのか昨日はとてもいい気分で一日を終えることができ、今朝はすっきり目覚めています。さあ今年ももう一ふん張り頑張りましょうか。
「ミツバチの 巣箱の周り 花だらけ 蜂たち冬の 準備忙し」
「野の花は ひっそり咲いて 美しい 愛でてやらねば 申し訳ない」
「ツワブキの 黄色い花は 秋の色 青空映えて 美しく咲く」
「花愛でる 心の余裕 少しでき 分相応な 年齢となる」