○深谷での大里地区公民館研修会での講演
9月30日に予定されていた松山工業高校の創立100周年記念大運動会が雨で順延になり、10月1日になりました。運動会だけであれば所用があればキャンセルできるのですが、この日は運動会終了後学校評議員会があるので外すことができず、評議委員会に参加してからと結局飛行機便を最終まで遅らせましたが、運動会の閉会がこれまた遅れ、評議員会へは出席したものの途中で会議を退席し、埼玉県での講演を二日間受けていたため東京へ旅立ちました。
東京で一泊したこともあって明くる日はスムーズに埼玉入りすることができたものの朝から雨に遭い、予定いしていた新幹線ではなく思い切って、新宿駅から高崎線で熊谷まで行くことにしました。到着してから今回の企画の中心的役割を果たしてくれた埼玉県寄居町の黒瀬仙一に熊谷駅まで迎えに来ていただきました。黒瀬さんとは4年前に出会って以来何かにつけて手紙のやり取りがあって気になる人なのです。
今回の埼玉行きは、寄居町中央公民館の黒瀬仙一主任さんが津久井寄居町長さんの発想した親学講演会の6人の講師陣の中に私を加えてくれたからでした。講師の中には国連開発計画親善大使の女優紺野美沙子さんなどもいて、私を除けばそうそうたるメンバーなのです。第一回目は紺野美沙子さん、第二回目は中央大学教授の広岡さん、第三回目は私、第四回目は精神科医の香山リカさん、第五回目は京都造形芸術大学教授の寺脇研さんなどその道を極めた人ばかりなのです。
私が何故選ばれたかは定かでありませんが、聞くところによると東京で開かれた講演会で私の話を町長さんが聞いていたので、黒瀬さんの提案がスンナに決まったようです。他の人は知名度もあるので公民館ホールの積は満席になるのでしょうが、まったく知名度のない私は、主催者に、とりわけ私を選んでくれた町長さに恥をかかせることのないよう、多少の不安はあっても、ましてや参加した人の数が多少少なくても来た人重視で臨みたいと思いました。私は若いころから埼玉県とは殊の外縁が深く、昔教友社という出版会社に勤めていた北本市に住む工藤さんと知り合ったことが縁で、とりわけ社会教育関係者に地縁人縁が今も深いのです。
黒瀬さんはそのため前日に寄居の矢部伸昭中央公民館長さんが会長を務めている大里地区公民館連合会の研修会を抱き合わせて開催して私は前日の講師も務めることになったのです。「これからの公民館活動・社会教育活動に求められるもの」と題した講演会には100人を超える関係者が集まり、事例発表屁の助言などもさせてもらい、さらにさらに出会いを深めることができました。
会場となった深谷市幡羅公民館には文通をしている熊谷市の龍前宏さんや、双海町在住の西田利子さんのお兄さんである永田隆さんも駆けつけていただき、お土産まで届けてくれて恐縮してしまいました。
「遠隔の 土地だというに 知り人が 次々訪ね 深いお出会い」
「その昔 あんたの話し 聞きました 町長さんも 楽屋訪ねて」
「痒いとこ 手が届くよに 気配りを 私は言うまま 壇上あがり」
「公民館 離れて月日 経つけれど 思い変わらず 熱めに話す」