○第26回地域づくり団体全国研修交流大会最後の実行委員会終わる
私はこの2年間、第26回地域づくり団体全国研修交流大会の実行委員長を務めてきました。小さいながらも全国大会の実行委員長ともなると、様々な仕事が舞い込んで結構忙しく、それでいて結構楽しく取り組みました。まず全体会や分科会を引き受けてくれる候補地を探し、手の上がった団体の代表と団体の所属する自治体職員で実行委員会を立ち上げました。幸いそのための必要予算は県が確保して順調に立ち上がりました。実行委員会が中心とはいいながらその原案を作る事務局は大変です。研修プログラムの素案を作成して実行委員会にかけるのですが、それぞれの思惑の違いもあって一進一退でした。それでも茨城で行われた直前大会までには何とかペーパーになり、それとPR用のポンジュースを持って茨木年大会には総勢50人を超える人たちで乗り込みました。それぞれがそれぞれの視点で全体会や分科会をチェックして、ある意味とても有意義な一年目の準備と研修を終えたのです。
2年目に入った実行委員会は分科会と全体会それぞれに役割分担に沿って準備をしました。全国への案内状発送は期待と不安が交錯しました。何せこの種の大会の全体会を南予宇和島という地方でやるのですから、期待はあるものの知名度は低く、かなり工夫をしました。私は事務局が作ってくれた私の似顔絵名刺の裏に大海のPR文字を印刷した名刺をわずか半年間で千枚も全国の人に時ある度に配り歩いたのです。その効果?もあって参加者は350人近くになり、締切当日の嬉しさは格別でした。全国大会の分科会会場を引き受けた各市町では運営委員会を組織し、何度となく打ち合わせの会合を持ち、それぞれが様々な思考を凝らして準備を進めてきましたが、目に見えぬ不安もあったようでした。
何とか準備を終えて、11月13日の前夜祭、14日の全体会、14日と15日の分科会を、好天という幸運に恵まれ思い出に残る大会を開くことができました。その模様は100ページにも及ぶ素晴らしい報告書にまとめられていますが、多少悔いは残るものの今となっては後の祭りです。
形式的には昨日の今年度第5回目の実行委員会は、実行委員会解散手続きのための召集でした。事業報告も決算見込み書も全て満場一致で承認され、実行委員長としての私の役目をやっと終わりました。思えば長くも短い2年間でした。この大会は事務局体制がしっかりしていたこと、県や愛媛政策研修センター、それに私が代表を務めていたえひめ地域づくり研究会議の全面的な協力があったこと、それに分科会を受け持った県下15市町の運営組織の努力とキーマンたちの活躍という総合力の成果だっと思うのです。
私はその上に胡坐をかいて楽をしてしまいましたが、これも役得と思って甘んじてしまいました。昨日は最後の懇親会もあって皆さんと楽しい思い出話をしました。この大会がなければ出会わなかったであろう人たちや、痕がも出会わないかも知れない人たちと、これからのことについて話し込みました。
今後はこの大会をスタートにして全県下で活気のある地域づくりが展開されるよう祈っています。
「またひとつ 重荷を降ろし 一休み 帰りの道は 背中軽々」
「二年間 あっという間に 過ぎ去った 思い出多く 悔いなく終わる」
「この二年 助けられたり 助けたり 貰った恩を どうして返そう」
「飲むほどに 苦い思い出 かき消され 主役のような 輝き見せて」