shin-1さんの日記

○これが本当のエコバッグ

 最近は環境問題が大きなテーマになっていて、様々な取り組みがされています。しかし一方では使い捨ての空気も強く、それぞれの集会で出されるペットボトル入りのお茶も、お茶を沸かす手間やガスの出すCO2が問題なのか、今では一般常識化してきました。私などはあまりお茶を飲まないタイプなので、キャップを開けても余ったお茶の処分に困ってしまうのです。ペットボトルを配るとまたその空いたペットボトルの処分に困るのです。

 最近はどの職場も顔写真入りのネームを首から吊り下げられた人をよく見かけますが、殆どの人が無造作にぶら下げているため何を書いているのか全く分からず、時には裏返しで全く用をなさないものまで見受けられます。あれだったら昔のように胸のポケットに名札を書いた方がまだましなような気もするのですがいかがでしょうか。ペットボトルも名札も全て横並び現象の現れで、人がするからするといった感じが否めません。お金がないと二口目に言うのですから、マイお茶運動でも始めて欲しいと思うのです。

 先週10月11日から13日まで、西予市を主会場に第31回全国町並みゼミ卯之町大会が開かれました。私は仕事の都合で11日だけの参加となりましたが、その会場受付で思わぬ紙袋を手渡されました。何とそのバッグは新聞紙でできているのです。その存在は新聞で紹介されていて情報としては知っていましたが、手にとって見るのは初めてで、その出来栄えに驚きました。

 私たちはいつの間にか紙のバックは全て既製品だとばかり思って気にも留めず使っていたのです。お菓子を買っても、お店でちょっとした物を買っても紙バッグに入れてもらうため、わが家でさえ処分に困るほど紙のバッグは沢山あるのです。

 全国大会となると来訪者に少しでも格好良く見せたい、勢いきばって紙バックや封筒を印刷して作るものです。ところが今回の大会は地元の人たちを巻き込み、地元の熱意で大会を成功させようと頑張ったのです。でも紙バッグは全部どれ一つ同じ柄がないのですから、私にいただいたバッグは私だけのオリジナルなバッグなのです。こんなバッグを貰うと嬉しくなるもので、雨に濡らさなければ結構長持ちして、私は今、金融広報委員会の金融広報アドバイザーをしている関係もあって、このバッグを金銭教育に役立てようと、あちこちでこのバッグを持参しエコについて話をしているのです。この紙バッグ製作の裏にはいっぱい裏話があるのでしょうが、それも聞いてみたいものです。

 昨日この大会を誘致した友人の岡崎さんから電話がかかってきました。大会は最初様々な軋轢に悩まされ、大会を開くことすら危ぶまれていました。また関係の団体や機関の支援も受けられず文字通り前途多難な船出でした。でもそのことがかえって質素倹約や知恵を出す団結が生まれ、予想をはるかに超える大成功を導きました。これまでの行政支援に頼った時代は終焉を迎えたと実感しました。

 私などはこの大会の何のお役にも立てずむしろ傍観者の一人でしたが、彼らの勇気ある行動が町並みゼミという歴史ある大会に一石を投じたことは言うまでもありません。

 革新とは今を否定して生きることだとしみじみ思います。長い年月同じようなことを繰り返しているとそれが当たり前になります。それをマンネリというのでしょうが、私たちはもう一度その原点に立ち返り、何故、どうしてと自問しつつ革新を起こして行かなければなりません。本物と真心は必ず残るのです。手作りしたエコバッグを手に取りながら、「これぞ本物、これぞ真心」と思いました。

  「エコバッグ 新聞紙を 再利用 いやはや驚き 丈夫なものです」

  「何故ですか どうしてですか 自問する そこにアイディア いっぱいあって」

  「成功は 次なる力 蓄える 歩みを止めず ワンランクアップ」

  「マイお茶を 始めてみては 如何かと 思いめぐらし 俺が始める」

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