○雨の中、学生たちがやって来る
今日は天気予報を先取りしたかのような雨が、朝から静かに降っています。山口県、福井県と続いた長旅も終り、やっと一息といったところなのですが、今日は愛媛大学法文学部総合政策学科、つまり私の教室の学生がフィールドワークの授業でわが町へやって来るのです。この授業は私が大学の講師になってから5年間毎年行っていて、早くも今年で6回目となりました。今年はテーマを少し変えて「合併後の地域づくり」をテーマに、既に合併している旧中島町、旧中山町、旧長浜町と訪ね歩き、今日が最終回の旧双海町なのです。中島と中山は夏休み前、長浜は夏休み、双海は夏休み後とそれぞれ季節は移り変っていますが、一番いい季節を選んだはずの今日は運の悪いことにあいにくの雨となりました。でも一年中晴れた日ばかりはないので、「雨の日には雨の日の仕事がある」と思って張り切ってやるつもりです。
さて今日の予定ですが、学生は午前8時30分大学に集合し、用意したバスに乗ってやってきます。最初は責任もあって私が大学まで迎えに行き大学まで送っていましたが、考えてみれば子どもでもなくいい大人なので、極力学生の自主性に任せようと考え、今が現地集合などをやっているのです。毎回一人くらい遅れたりする学生がいますが、それもまた仕方のないことだと考えてやっています。
先ほど学生の代表である前田君から「まだ一人来ないのでもう少し待って出発する」と連絡が入りました。さて私はそれでいいのですが、今日のフィールドワークの楽しみは研修後のわが家での食事会です。毎年妻は学生たちのために工夫を凝らした料理でもてなすのです。そのため一週間前から準備にかかり特に昨夜は夜遅くまで料理の下ごしらえをしていたようです。どんな料理ができるか私も学生も楽しみです。妻はこれまでも私のために色々な料理をしてくれました。特にPTAとフロンティア塾では一人で50人分もの料理を作ってきました。私は高校PTAの会長を6年間やりましたが、その時は秋のお月見会をわが家で提灯を50個も吊り下げ(人数分)、屋外で楽しくやりました。またフロンティア塾は1年に4回、10年で40回という夜の塾生の夜なべ談義の料理を一手に引き受けて作ってくれました。これらは今でも仲間内の語り草になっているほど楽しい思い出なのです。
昨晩「お父さんお味はどう」といなり寿司の味見をさせられましたが中々の出来でした。縁もゆかりもない人たちをこうして迎え入れてくれる妻に、面等向かってはい恥ずかしくて言えませんが、ただただ感謝するばかりです。
(枝豆、おにぎり、野菜サラダ、もう一つのテーブルには芋炊き、お好み焼き。フルーツが並びました)
(カンパチ、タコの刺身とから揚げ)
(夜から下ごしらえしていたいなり寿司と南蛮漬け)
私も旅の疲れはあるものの、そんなこともいっておられず、朝から掃除機を使って部屋を掃除をしたり、納屋から机を出したりと準備に大忙しです。これをまた片付けるのかと思うと少し気が重くなりますが、妻のことを考えればそんな愚痴など禁句なのです。
さて今日は雨です。予定していた屋外での見学は残念ながらできないので、人間牧場での授業が中心になるようです。この話は後でお話しします。
ここまで書いて学生との待ち合わせ場所であるシーサイド公園へ迎えに行きました。これまで3回の現地調査は公共交通機関を使いましたが、今日は人間牧場への公共交通機関がないため、大学に無理を言ってバスを用意しました。バスの手配はバス会社に顔の利く地域政策研究センターの松本さんに無理を言ってお願いしましたし、大学構内へのバスの乗り入れ手続きも急遽岡本先生にしてもらい事なきを得ました。予期せぬ雨に少し翻弄されながらシーサイド公園~人間牧場~翠小学校~自宅・煙会所・海舟館をめぐりフィールドワークの授業を無事こなしました。
「学生が バスに乗合い やって来る 私も妻も 準備てんてこ」
「あいにくの 雨に翻弄 されながら 学生たちと 人間牧場」
「連絡が 届かぬ人が 一人いて 私のブログ 読んで反応」
「本当は 月曜授業 するのだが わが家の都合 合わせ変更」