人間牧場

〇蔓延るキンケイソウ

 少なくともそんなに昔のことではありませんが、いつの頃からかこの時期になると灘町海岸の砂浜に、綺麗な黄色い花が咲き始めます。誰かが種を播いたり植えたりしたはずもないのに、毎年黄色い可憐な花を咲かせていて、注目を集めています。花好きな私としては何の花であれ、花は大歓迎なのですが、この花が法律で制限されているキンケイソウという花であることを、私たち一般人は余り知っていないのです。

灘町海岸に自然に生えたキンケイソウ

見た目にはとても綺麗です

 同じ帰化植物でもセイタカアワダチソウやブタグサのように、花粉症や喘息など呼吸器系に悪い影響を及ぼす植物なら、除草の対象になりますが、キンケイソウはそういう人体への影響はないようです。聞き及べばキンケイソウが河川敷等に繁殖すると、その旺盛な繁殖力で堤防に根締めに植えた芝が侵され、堤防決壊の一因となると聞けば、この花も綺麗綺麗では済まされないと思うのです。遠目近く目で見ても綺麗で、特に海岸の殺風景な砂浜ゆえ文句のつけようがありません。

 キンケイソウは漢字で金鶏草と書くようなので中国原産と思いきや、どうやら北米原産の帰化植物のようです。そんな粗かじりの知識を持って辺りを見渡すと、松山方面へ向う三秋峠付近の路側帯にも最近、キンケイソウが増え始めているようです。また重信川の河川敷きにもキンケイソウが蔓延って、管理する河川事務所は駆除するのに頭を痛めているようです。野山も池も、人間社会と同じように国際化がどんどん進んで、在来種の動植物が肩身の狭い思いをして生きている様子が良く分るのです。

  「灘町の 海岸黄色い キンケイソウ 綺麗綺麗と 手放し誉める」

  「播いた種 中々生えず 勝手種 どんどん増えて わが者顔に」

  「キンケイソウ 勝手に植えちゃ いけません 法律あるが 庶民知らない」

  「野も山も 動植物も 国際化 私胸張り 国産ですと」 

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