人間牧場

〇今年は既に16升の蜂蜜を収穫しました

 ひょんな思い付きで蜜蜂を飼い始めてから5年間が過ぎました。最初は蜜蜂の何であるかも分からず闇雲にやったため、蜜蜂の奔放な様子に一喜一憂したり、時には蜂に刺されて泣きっ面に蜂といったことも何度かありましたが、師匠と仰ぐ山奥組の井上登さんの指導もあって、発展途上ながらどうにかここまでたどり着くことができました。高知県馬路村の農家から貰った巣箱1箱から始めた養蜂も、今では借り箱2つを含めて10箱に増え、春先のキンリョウヘン設置・蜜蝋塗りこそ井上さんの手ほどきや作業協力が必要なものの、去年まで井上さんの協力を受けていた採蜜作業も、今年は自分ひとりでやるべく準備を進め、7月16日に自宅裏2箱、7月21日には人間牧場4箱の巣箱から蜂蜜を採ったのです。

第二回目の採蜜作業で10升の蜂蜜が採れました
第二回目の採蜜作業で10升の蜂蜜が採れました

 この時期は好天に恵まれて気温も猛暑を記録する等、垂れ蜜採集にはうってつけの条件でしたが、屋外での作用を強いられるため、麦藁帽子を被っての作業ながら太陽に手と顔を焼かれ、お陰で真っ黒に日焼けしてしまいましたが、2回ともまあそれなりに作業が順調に進み、裏山は2箱で6升、人間牧場は4箱で10升の蜂蜜を収穫しました。1年目1升、2年目2升、3年目3升、4年目4升、5年目5升を目標に掲げて望んだ養蜂でしたが、昨年は目標5升の倍の10升を早々と達成し、今年も願わくば昨年並みと少し控え目な淡い期待を抱いていましたが、既に16升と早々の目標達成です。うなぎ上りという言葉がありますが、これまではまさにうなぎ上りでした。でも巣箱の製作や採蜜の仕方などまだまだ課題が多く、これからのシーズンオフにはそのことをしっかりと修正し、来年に備えたいと思っています。

 息子は私の採集した蜂蜜を糖度計で調べ、平たいタッパーに入れて家庭用サウナに並べ、水分を飛ばす作業を始めていますし、インターネットで注文した蜂蜜を入れるガラス瓶容器も既に届いて、やる気満々のようです。妻は足繁くホットケーキを焼いて、蜂蜜を塗って食べることを楽しんでいますが、私は妻の作った梅ジャムを食べて鋭気を養っています。
 養蜂はそのプロセスが楽しく、春の巣箱設置や蜜蜂の入居、巣箱のスムシ掃除、採密作業などなど、刺されると危ない恐怖の中でやる作業は、気が抜けないハラハラ・ドキドキするものです。やればやるほど奥の深さを感じる養蜂も、ひとまず5年間で入門編は終りました。採った蜂蜜を料理に使ったり、少し商品にすることも考えたいと息子は言っていますが、遊びだからこそ楽しいのであって、金儲け等は毛頭考えていないのです。少しずつお裾分けして喜んでいただければと思っています。

  「早々と 昨年成果 越えました まだまだ記録 うなぎ上りで」

  「ハラハラや ドキドキ感が たまらない プロセス楽しみ 遊び心で」

  「刺されない これも今年の 目指すこと アナフィラキー ならないために」

  「一升瓶 並んだ並んだ 10本も これぞ私の 夢ターゲット」

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