人間牧場

〇蜂蜜採集

 昨日は前日裏山巣箱1号と4号から採集した蜂蜜たっぷりの巣から蜂蜜を採集する作業をしました。「蜂蜜の量は巣箱の重さでおおよそ見当がつく」と蜜蜂の師匠である井上登さんから教わっていたので、「まあこの重さなら1箱2升として4升は硬いかも知れない」と、一人ほくそ笑みながら作業を進めました。
 まず近所の木村酒屋さんまで行き、一升瓶を6本いただいて帰りました。その瓶のラベルを水に付けて丁寧に剥がしましたが、いつものことながら、レッテルの糊がいいのか中々剥がれず、この作業はいつも厄介に思うのですが、1升瓶をタダで譲ってもらう酒屋さんのことを思うとそんな贅沢はいえないのです。レッテルをはがすと今度は中に水を入れて何回も振って、残ったアルコールを全て水に流し、水分を飛ばしながら天日干しで殺菌するのです。

採蜜小道具
いたってシンプルな採蜜小道具

 次の作業は私が蜂蜜採集の7つ道具といっている、手作りのポリバケツ(これはEMぼかしを作るために開発された代物代用-このアイディアは高知県馬路村の木下彰二さんからの受け売り)の蛇口にビニールパイプを装着し、みかん収穫キャリーを2段に積んだ上に置き、ビニールパイプから垂れてくる蜂蜜を、ジョウゴと金網の漉し器を通して一升瓶に誘導する仕組みです。
 ポリバケツの中に金網のザルを敷き、細かく切った蜂蜜入りの巣を重ねて行くのです。今は戸外だと気温が35度近くになるので、ポリバケツの上にミツバチがよりつかないようにするのと、ビニール袋で温度を上げて蜜垂れをよくしようという算段ですが、近くには巣を人間様に奪われ行き場を失ったミツバチが沢山いるので、ほおっておくと蜜蜂が集まり過ぎるのです。

 昨日はとりあえず2升の蜂蜜を採集しましたが、今朝はそのかすを片付け、新たな巣をポリバケツに入れて垂れを待ちました。午前中で2升の蜂蜜を採りました。多分残りの蜂蜜も1升ばかり期待できそうなので、今回は5升の収穫で、すでに二つの巣箱で今年の目標を達成できそうです。
 今回は昨年まで採蜜の度にお世話になっていた井上登さんの手を煩わせることなく、何とか自立の道を歩んでいますが、趣味で始めた養蜂もこうれ程手間がかかるものかと、多少疲れも感じているこの頃ですが、これを励みに今後もしっかりと蜂に刺されないよう頑張りたいと思っています。

  「今回は 自分ひとりで 採蜜す やればやるほど 奥が深くて」

  「追い払う 時は蜜蜂 群がるが 箱の中には 中々入らず」

  「もう既に 目標突破 ルンルンで 後はのんびり 蜂蜜なめて」

  「刺されない ようにしたいと 暑いのに 完全防備 採蜜作業」 

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