人間牧場

投稿者: | 2013年12月25日

〇冬の季節の人間牧場からの眺望を楽しむ

 瀬戸内海に面して地中海気候のようだと形容されていますが、人間牧場の冬は北西の季節風が吹きつけ、薪ストーブが恋しいほど寒いのです。こんな時には水平線の家の板間の中ほどに切っている、囲炉裏の蓋を開けて火を入れ、ストーブに火を焚き温かくして、鍋でもつつきたくなるような心境ですが、あれやこれやと忙がしく、やらねばならないことが多いのです。それでも人間牧場を造ったもう一つの目的は、流行語を借りるなら「今でしょう」という「季節を楽しむ」ことですから、ふと我に返って辺りの風景を見つめ直すのです。

遥か向うに見える松山周辺市街

遥か向うに見える松山周辺市街

 冬は空気が澄んでいて、人間牧場のウッドデッキから見える松山周辺市街や、沖合いに浮かぶ周防大島、それに芸予諸島の島々が、冬の日差しをまるでスポットライトのように浴びて見えました。まさに絶景で、大空を風に乗って忙しく西から東へ流れる雲の形も絵になる光景でした。
 周りの雑木の木々はこのところの時化た風雨で、完全に葉を落とし枯れ木のようになっていますが、この冬枯れの風情もまた趣があります。畑のあちこちではミカン摘みや雑柑類に袋かけをする人の気配がそこここに感じられ、農家の人も忙しそうです。

沖合いに見える芸予の島々

沖合いに見える芸予の島々

 眼下に見える豊田漁港も昨日は火曜日で漁が休みのようで、漁船が行儀よく係留されていました。今年は時化が続いたため12月の出漁回数は3回だけで、正月前だというのに懐が寒いと猟師さんが嘆いていました。海の色は冬の空を映すため多少沈んだ青色ですが、風紋も飛び交うカモメの白い群れ姿もやはり冬ならではの光景です。
 これから年が明けても1月・2月は寒い日が続き、立春の声が聞こえるころまでこの町は深い眠りに着くのです。それでも梅畑の梅の木には早くも梅の花が蕾を膨らませて新春間近を告げていました。

  「冬景色 凛としていて 私好き 風の音にも 心動かす」

  「あの船は 何処を目指して 進むのか? 思うだけでも 心ときめく」

  「忙しげに 西から東 空走る 雲の行方も 気になりながら」

  「梅林の つぼみ膨らみ 新春も 間近なりけり 瀬戸内長閑」