人間牧場

〇パソコン画面が開かなくて冷や汗をかきました

 このほど書き終えた3本の原稿の校正ゲラが、ネットメールで送り返されてきました。2本は難なくパソコン画面に表示され、校正を終えて送り返せたのに、シリーズで書いているえひめ地域政策研究センター発行「舞たうん」のPDFゲラ原稿が、どうしても画面に呼び出せないのです。仕方なく担当の方に電話をして、今度はFAXで送ってもらいましたが、FAXの文字が読みづらく、原稿と読み合わせすることもできず再度「何らかの方法で送って!」とお願いしました。担当の河野さんはこの度の異動で出向を解かれ古巣へ帰るとの情報が入っていたので、忙しいのに悪いと思いつつ、私のパソコン操作の未熟さから、すっかりお手を煩わせてしまいました。

 河野さんの職場同僚にはパソコンに詳しい人がいて、おっつけ入ったメールを、電話で指示されるまま操作をすると、あっという間に原稿ゲラが画面に表示され、一文字だけの訂正で校正を無事終わました。これで依頼されていた今年度の全ての文字書き原稿は、やっとのことで一区切りを終えることができました。
 私にとって読む、聞く、見るによる潜在能力の拡大は、大事な学習のひとつとして、いつも気にしながら暮らしていますが、潜在能力を顕在化する書く、喋る、実践するという三つ行為は、これまた大切な営みなのです。とりわけ書くことは、若い頃町の広報を1ヶ月に2回、1年で24回、10年で240号も出した実績があって、嫌いではないもののいかんせん浅学菲才ゆえに、深くも広い文章を書くことはできないのですが、それでも書かないと進化しないと思い、恥を承知でかき続けているのです。

 幸い毎日2本のブログ書きが修行となって、文章は随分早書きできるように訓練され、内容は別として殆どの依頼原稿は、締め切りより幾分早く書き終えて、提出できるようになりました。私に依頼される原稿は400字詰め原稿用紙50枚以上の長いものもあれば、500字や700字といった短いものもありまちまちですが、特に長いものは書きたい項目を何本か考え、思いつくまま書いてつなぎ合わせて修正する方法を取っているため、どうにかお茶を濁すことができるようです。
 書いたものは記録として残るだけに、引用も盗作になるから勝手にはできないし、いい文章を書こうと腕まくりし過ぎると、かえって墓穴を掘ってしまうのです。喋ることも難しいが書くことは、もっと難しいと思うのも無理からぬことのようです。
 パソコンさえろくに使えない浅はかな私が、今はパソコンのワードを使って原稿を書き、メールに添付して書き終えた原稿を送り、校正等のやり取りを一喜一憂しながらやっていますが、原稿を書く作業よりパソコン操作の方に頭を使わなければならない愚かさを、今回も露呈してしまいました。

  「送られた 校正原稿 届かずに 右往左往で 半日過ぎる」

  「原稿を 書くより大恥 かきました いやはや苦手 パソコン操作」

  「原稿は 持てる能力 試される 浅学菲才 今頃気付く」

  「腕まくり しても結果は 同じこと 書いた原稿 今度も悲し」 

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