人間牧場

〇一人五右衛門風呂を楽しむ

 今年の冬は寒さが厳しかったため、人間牧場に少し遅めと感じる春がやっとやって来ました。斜面のあちこちには片栗百合の、それは目の冷めるような黄緑の葉っぱが顔を出し、梅林の梅の花は見る人もなく満開を迎え、メジロが我が物顔で梅の花をついばんでいました。
 そこここに草刈りの時刈らずに残しておいたツワブキの株がありますが、葉っぱをかき分けると、綿帽子を被ったツワブキの芽が沢山出始めていました。早速20~30本引き抜いて持ち帰りました。今日にでも薄手のビニール手袋をはめて皮を剥き、妻に頼んで煮付けて味わおうと思っています。

一人五右衛門風呂を楽しむ

一人五右衛門風呂を楽しむ

 昨日はピザ体験を終えた一行が帰った後、使った小道具を片付けたり、多少の農作業をして汗をかいたので、風呂の残り湯に足し湯をして、野趣味溢れるロケーション風呂を一人楽しみました。ロケ風呂の板戸を押し上げ、裸になってザブンと五右衛門風呂の浴槽に入ると、満杯のお湯が勢いよく溢れました。足し湯で少し熱めにしたため、湯気が体全体を覆いあっという間に汗が噴出してきました。酒でも飲めると熱燗でいっぱいも楽しめるのですが、そういう訳にも行かず、人気のないのをいいことに一人で歌を歌いながらお湯を楽しみました。手持ちのデジカメを取り出し、自動シャッターに切り替えたり敷居の上に置いたりして、風呂に入っている自分の姿を写真に収めました。

 ふと天井を見上げると、板壁の上の隅に何やら穴が空いているのです。「またやたれた」と思いよく見るとそれは啄木鳥が穴を開けた痕跡でした。人間牧場を造って8年になりますが、啄木鳥といわれる赤ゲラが悪態の限りを尽くして、手当たり次第に無数の穴を開けているのです。業を煮やして防鳥網を張ってこれまでに10匹以上の赤ゲラを捕獲しましたが、それも愛鳥に逆行するとの思いから止めたため、被害は更に拡大しているのです。
  風呂が沸いていることを知らせる暖簾を出していたため、いきなり見知らぬ人が外で何やら呼ぶ声を発していました。聞けば人間牧場を見学に来たのだそうです。何の前触れもない突然の来訪に大慌てをして風呂から上がり、着替えを済ませて対応しましたが、時々このような不審者もやって来るようです。
 一人で春を満喫しようと思って風呂を楽しんでいましたが、思わぬ横槍に後味の悪い結果となってしまいました。まあこんなこともあるでしょう。

  「いい湯だな 一人五右衛門 風呂に入り 歌等歌い 風呂を楽しむ」

  「よく見れば 板壁小さな 穴が開き 空が丸見え 啄木鳥仕業」

  「牧場を 見学したい 前触れも なしに不審者 後味悪く」

  「春盛り 人間牧場 そこここに 鳥や蜜蜂 雑草までも」

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