人間牧場

〇わが家のガーデニング

 「お父さん、暇ができたら家を周りを花で飾るようにしたいね」とは、妻の長年の口癖です。しかしお互い暇がありそうなこの歳になっても、相変わらずの急がしさで、妻の念願は当分の間叶えられそうにもないようです。それでも妻は忙しい合間を縫って、玄関先に置いたプランターに、冬から春の花と、夏から秋の花をそれなりに植えて楽しんでいるようです。時折その手助けを頼まれると、「忙しい」と私に断わられ、折角植えた草花も親父に「見苦しい」と引き抜かれて、やり場のない憤慨の言葉を何度聞いたことでしょう。まあ夫婦や家族は思い通りにならないこともあり、こんなものだと諦めているに違いないのです。

飾られた玄関先右の葉牡丹
飾られた玄関先右の葉牡丹
玄関左の葉牡丹
玄関左の葉牡丹

 一昨日、伊予市三谷に住む親友の水口マリ子さんから、「もうそろそろおいでんか」と誘いの電話がありました。水口マリ子さんは稲や野菜の苗物を手広く生産販売する農家ですが、ひょんなことから気心知れたお友だちとなり、夏野菜の苗物、冬野菜の苗物を毎年決まったようにお裾分けいただいているのです。お陰様でわが家の家庭菜園は人も羨む、有り余るほどの野菜を植え、私たち家族の健康維持に大いに役立っているのですから、私にとっては「太陽のお母さん」といったところなのです。
 年末になると葉牡丹の寄せ植えが毎年届くのですが、この2~3年は私が頂きに参上するのです。水口マリ子さんには今年も秋の始め頃、大量に黒豆の枝豆をいただき、皆さんにお裾分けして喜んでいただきましたが、この時期になると炊いた黒豆をお裾分けしてもらうのです。

 一昨日いただいた黒豆は、既にわが家の食卓に上って、夫婦2人で味わって食べています。年末にはおせち料理用の黒豆を作ってあげるという約束を取り付け、葉牡丹の寄せ植えを4鉢いただいて帰りました。帰ると早速玄関先のプランターを除けて飾りましたが、葉牡丹はとても豪華で、正月飾りに相応しい彩りを添えています。裏のプランターに植えている妹から貰ったという桜草の苗も、順調に育って早くも花芽が顔を覗かせているようなので、一つ加えて彩を添えました。
 妻が希望する「暇ができたらガーデニングを楽しみたい」は、早くも埋まりつつある来年のカレンダーを見ると無理かも知れませんが、暮らしに彩を添えるガーデニングは、私が若い頃一時盆栽に凝った経験を活かしつつ、早速今年の年末から始めようと思っています。私の理想は「花に囲まれて暮らしたい」ですから・・・・。

  「黒豆と 葉牡丹取りに 来ないかと お誘い受けて 言葉に甘え」

  「いただいた 黒豆美味い おせちにも 予約を入れて いただき帰る」

  「葉牡丹の 寄せ植え貰い 持ち帰り 玄関先に 飾りしみじみ」

  「わが家では 既に玄関 正月が 来たような気分 心浮き浮き」 

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