人間牧場

〇明日の準備と大掃除

 昨日は明日に迫った年輪塾の準備で、何かと忙しい一日を過ごしました。普通であれば年輪塾の準備は小番頭の松本さんや塾頭の清水さん、それに担当の脇田さんたちがやってくれるのですが、12月16日に衆議院選挙が入ってしまい、前日の選挙準備もあって、忙しそうにしているので、今回は私も働かなければなるまいと自責の念にかられていたのです。年輪塾そのものは講師の手配や資料作り、質問事項など全て事務方にお任せしていますが、当日は昼ご飯と年輪塾が終ると恒例の餅つきをするため、その準備が大変なのです。ご飯や味噌汁の米や具材準備は妻に下請けさせているし、もち米も西岡さんからいただいたり、田処の亀本さんが準備をしてくれるのですが、西岡さんからいただいたもち米を洗ってかすのは妻に頼み、私はセイロや蒸し器、ザル等を水洗いして乾燥させたりしなければならないのです。

ひっくり返り修復した種蜂の巣箱
ツリーハウス下の種蜂はかろうじて残っていました

調理に使う水は専用のポリ容器3つに水道水を満タンに入れ、軽四トラックに積み込みました。これが意外と重くて腰にくるので、腰を痛めないようにそろりそろり荷台に乗せて、動かないようロープで固定しました。ギノー味噌さんからいただいている100gの味噌と、ドレッシングも皆さんに配布予定なので忘れないように積み込み、シートを被せて午後1時にわが家を出発しました。
 昨日は久しぶりの好天に恵まれましたが、人間牧場界隈はこの10日ほど、波状攻撃的に吹き荒れた季節風で、あちらこちらに落ち葉の吹き溜まりができて、まず周辺の掃除から始めました。本当は落ち葉を焼却処分したかったんですが、空気が乾燥しているので火事にでもなったら大変と諦めました。

昨日の人間牧場からの眺望は見事でした

 

崖っぷちにひっそりと咲く野菊も見事でした

 ふと気がつくと、ブルーベリー畑の蜜蜂の巣箱がなくなっていました。今度の大風で巣箱の上に乗せた重石毎下の道に吹き飛んで転げ、無残にも蜂の巣が周辺に飛び散っていました。この巣箱は数少ない種蜂用なので心が痛みましたが、早速重箱型の巣箱を拾い集めて修復しましたが、まだ吹き飛んで間がないようで、巣箱の中には種蜂が残っていました。何とか種蜂だけでも残って欲しいと願っています。
 部屋の掃除をしたり、トラックの荷物から荷物を降ろして所定の場所へ置き、やっと一段落したのは4時を過ぎていました。冬の山里の夕暮れはあっという間です。急いで後片付けや戸締りをして人間牧場を後にしました。これで明日の準備は粗方整いました。明日は研いだ米をかまど小屋で炊いたり、具材を入れて味噌汁を私が作らなければなりません。またもち米を蒸したり臼と杵でついたりしますが、手臼は私の役目です。毎年腰に来る厄介な仕事ですが、腰を痛めないよう頑張りたいと思っています。どうやら天気は下り坂で雨のようですが、天に向かってブツブツ言わず、雨の日には雨の日の仕事があると肝に銘じ、頑張りたいと思っています。

  「種蜂の 巣箱強風 転がされ 無残な姿 心痛んで」

  「飯炊きや 持ちつき準備 一苦労 これも私の 修行の一つ」

  「あれこれと 妻に頼んで 準備する 文句も言わず 私の言いなり」

  「飯を炊き 味噌汁作り 餅をつく 明日は忙し 腰痛めぬよう」

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