shin-1さんの日記

投稿者: | 2008年10月10日

○小さい秋を見つけました

 昨日は久しぶりに予定が全空きでしたので人間牧場へ行き、草刈り作業をやりました。このところの雨の日が多かったせいか、水分をたっぷり含んだ雑草が勢いよく伸びて、一面緑色に覆われていました。前回の草刈りからかなり日数が経っているので、前回刈り残した所は草がかなり硬くなっていたので、思い切って草刈り機の刃を替えてて望みました。最近の草刈り機の刃は2枚2千円程度の鋸刃型で、我慢して使えば1年間は使え、昔のような2枚刃や3枚刃のように石や草片が飛び散り体に当たることも殆どなく楽に草刈り作業が行われるのですが、使い捨てのためもったいないような気もします。

 この時期の草刈りは主に3つの効果があります。ひとつ目は今年最後の草刈り効果です。春から夏にかけて勢いよく伸びる草を何度刈ったか分かりませんが、いよいよ今年最後の草刈りで、雑草はこれから来春まです深い眠りにつくのです。2つ目はハズムシの発生を防ぎます。この時期蛾の幼虫であるハズムシという尺取り虫が異常に発生して一夜にしてハズの葉っぱを食べつくすのです。黄色味を帯びたハズムシはよく見ると可愛いのですが、慣れない人は気持ちが悪いそうで、人のよく集まる人間牧場では敬遠されるので餌となるハズを刈り取るのです。もうひとつは別名泥棒草と呼ぶ2種類の草の除去です。このころになると泥棒草は結実してその実がズボンや服や軍手にやたらとまとわりついて落ちにくいのです。これは人間牧場の厄介者で、既に早いものは結実していて、昨日も少し作業服に付着して困りました。まあそんなこんなで昨日は新しい草刈り刃と、さわやかな秋の天気に助けられて作業効率がよく、朝9時から夕方4時まで刈ったお陰で殆ど全ての草刈り作業を終えました。

 途中電話が入り水産高校の先輩である玉井恭介さんが豆腐を持ってやってきました。彼は面白い生き方をしている人で、会う度に違った名刺を持ち歩いているのです。昨日は豆腐の宣伝です。大豆の豆を特殊な機械で超微粒子ノナにして豆腐を作ると、厄介者といわれるおからが出ない豆腐が出来上がるそうです。冷えたままのプリンに似た触感を味わいながら二人で試食してみました。確かに味はよく新製品の目安である発想、値段、健康、環境などをクリアしており売れるかも知れないと思いました。丁度昼時で弁当を忘れていたので、大好物の豆腐一丁をペロリ平らげてしまいました。玉井さんは当分豆腐の普及に力を注ぐようですが、豆腐の角に頭をぶっつけないよう注意をして山を下りて行きました。

 人間牧場もすっかり秋の気配です。山栗は色づいて落ち、ススキも秋の風を受けて涼しげに揺れていました。畑の隅で面白い秋を3つ見つけました。ひとつはキノコです。草刈りをしていて草むらで見つけましたが、何とも奇妙なキノコです。多分毒キノコでしょうが、その姿形の奇妙さに思わず見とれてしまいました。自然とはこんな造形物を作り出す力があるのかと感心しきりで、思わず草刈り機のエンジンを止めて見とれてしまいました。



 二つ目は私の地方ではチチモモという木の実です。多分イチジクの原種でしょうが、真黒に熟すとイチジクと同じ味がして美味しいのです。食べ物の少なかった子どもの頃はよく食べたものです。2~3個摘んで食べましたが昔懐かしい味でした。

 三つ目はカラスウリです。この牧場も昔はミカン畑でしたが、一時放任円園なって野生化したため、カラスウリの球根がやたらとはびこっていました。その名残のカラスウリのツルが夕顔のような花をつけ、結実したのです。カラスウリの実は青い頃は縞模様、稔ると鮮やかなオレンジ色になるのです。木に巻き付き実をつけたカラスウリはもう熟れていました。秋がだんだん深くなる人間牧場です。

  「草刈り機 音もさわやか 山々に 響き渡りて 斜面を進む」

  「見上げれば 空に雲行く 長閑なり 今年最後の 草刈り励む」

  「そこここに 秋の気配の 漂いて 熟れたウリなど 写真に収む」

  「芝栗の はじけて飛んだ 実を拾い ポケットいっぱい 大きく膨れて」

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