shsin-1さんの日記

投稿者: | 2006年10月9日

○西ノ島の風景(西ノ島の旅ルポ③)

 西ノ島は実に美しい自然が残っていて、何度訪れても、何時見ても飽きない素晴らしいものです。特に国賀海岸やその周辺地域はまるで夢の国のような雰囲気なのです。私が前回商工会の招きで訪ねたのは昨年3月26日でしたから山肌一面が茶褐色でした。今度はその茶褐色が一変し初秋とはいいながら放牧した牛馬が緑の芝生を丹念に食べたお陰で一面が手入れの行き届いた草原のようでした。しかも台風と低気圧が合体した天気の悪戯によって要らないものが全て風に吹き飛ばされ、まるで掃除の後のすがすがしさを感じました。流れる雲も足早で、じっとたたずんで風景を眺めていると刻々と変化してえもいわれぬ美しさでした。

 私は手持ちのカメラで口村さんの車を何度か止めてもらいアタックしましたが、思わず息を呑むような光景でした。日ごろ気候温暖な瀬戸内海に暮らす私にとってこんな荒々しい光景は久しぶりの感動ものでした。ご覧下さい。人を寄せ付けない断崖絶壁は足がすくむほどです。上の写真はこの看板の赤い現在地という所から狙ってみました。

 この看板に写っている写真は反対側から写したものであり、私が撮ると下の写真になります。やはりプロの写真に比べると子どもが撮ったような写真で腕の未熟さとデジカメの悪さを悲観しています。

 国賀海岸は本当は船で真下から見るとド迫力があるのですが、今回は海が荒れて行くことが出来ませんでした。この日も風が強く飛ばされるのではないかと錯覚するような大風でしたが、それでも口村さんはしっかりと私を案内してくれました。

 新婚旅行でも撮れなかった、いや撮らなかった写真を口村さんが撮影してくれました。

 ここに放牧されている牛や馬は人にかなり慣れていて、近くへ寄っても平気でです。特に驚いたことに牛は人間の嫌がるカラスを平気で背中に止まらせてカラスに体についたダニを食べてもらっているのです。牛とカラスの共存とはこれまた絵になる風景なのです。それにしても馬はじょうずに草を食べますね。周辺に生えている毒草だけがちゃんと残っていて地面すれすれの短い日本芝をしっかりと食べていました。そのためでしょうかどの牛も馬もいたって健康そうでした。

 昨日まで海が大荒れだったせいでしょうか、驚いたことにこれほどの観光地でありながら、そして行楽シーズンの三連休にもかかわらず観光客の姿は殆ど見られませんでした。眺望のよい丘の上も港も散閑としていたのが気がかりでした。

  「絶景と 折り紙つける この地さえ 客はまばらで 苦悩ありあり」

  「牛馬のみ 長閑な秋を 楽しげに 草食みながら のそりのそりと」

  「断崖の 上から首を 突き出して 覗き見る下 怒涛逆巻く」

  「あの辺り 過日訪ねし 朝鮮か 目には見えねど 胸の騒ぎが」


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