shin-1さんの日記

投稿者: | 2006年7月27日

○愛媛大学フィールドワークで内子へ

 「ヤッホー、梅雨明けだ」と思わず叫びたくなるような待ちに待った梅雨明けです。ご覧下さいこの写真。旅先愛媛県内子駅のプラットホームから写したのですがいい夏の空景色でしょう。今年の梅雨は一週間で1200ミリという記録的な豪雨で鹿児島や長野に大きな爪痕を残しました。梅雨明けが1週間も伸びるというのは異例で、その影響が各方面で心配されているようです。

 昨日は愛媛大学の学生と一緒にフィールドワークで内子町へ出かけました。今回も今治・松前に続いて鈍行各駅停車の旅なのです。最近の列車は特急重視、つまり儲け重視で田舎の各駅停車などはあちらの駅で5分、こちらの駅で5分と行き違いのため停車して何とも長閑なもの、目と鼻の先の内子へ行くのに松山発8時39分の列車が内子に着いたのは10時に8分前でした。

 内子は山間盆地の町なので梅雨明けの気温はかなり上がっていましたが、歩いて10分で内子分庁舎へ到着です。内子の本庁舎は合併して五十崎に移転しており、かつての賑わいはありませんでした。安川さんは非常に物腰の柔らかい方で、私たちと一緒にえひめ地域づくり研究会議の運営委員もしていますが、その縁を頼りの今回の研修依頼となりました。一際高い内子座の屋根が分庁3階の窓越しに見える会議室で午前中たっぷり2時間安川さんの話を聞きました。普通町並みの話はパイオニアである岡田さんの話を聞くのですが、合併後の地域振興とまちづくりについては安川さんの話を学生たちにどうしても聞かせたかったのです。

 年間60万人の観光客がある内子町が町並みや村並み、そして山並みとエコr-ジータウンをキャッチフレーズにして発展してきた経緯や、今後のまちづくりへ想いには学生たちも感心して聞き入り、質問も活発に行われました。

 午後からは暑い日差しの中、安川さんの案内で街中見学です。安川さんの講義をひとつひとつ確かめるように八日市から護国へと続く町並みを歩いて散策しました。さすが暑さが最も厳しい午後だったので観光客の数は少なかったようですが、それでも外国人や少人数の観光客が街ぞろを楽しんでいました。

 最初に訪ねたのは内子座という芝居小屋でした。文化会館華やかなりし現代にあってこの芝居小屋はまるで江戸時代にタイムスリップしたような建築物で、この施設を民意に反して残した先見性は高く評価されるのです。

 上芳我邸や下芳我邸はこの3年間の修復工事がほぼ終わり、工事柵の隙間からは邸宅の中庭やなまこ壁が夏の日差しに映えて歴史の重みを感じさせてくれました。

 護国の町並みを抜けて最後の訪問地道の駅からりに到着して、30分の自由時間を取りました。学生たちは思い思いの自由な時間を過ごしましたが、裏庭にあるつり橋は数日前の雨で増水して涼風が吹いていました。

 事務所に沖野さんという顔見知りの女性を訪ね、冷たい麦茶をご馳走になりながら四方山話に耳を傾け談笑し、束の間の視察研修を終え、内子駅長の楠本さんに別れを告げ再び車中の人となりました。

 今日学生に伝えたかったことは、行政職員の質の問題です。行政職員が地域資源を発見しその地域資源に磨きをかけると地域は輝きを増してきます。品格という言葉がありますが、まちにも町格というのがあって町格を上げないと観光などは出来ないのです。職員が優秀だとその地域の住民は幸せや経済の恩恵を受けますが、逆だと惨憺たるものです。岡田さんや安川さんを見ていつもそのことが頭に浮かぶのです。学生にはそんな理解はまだ無理かも知れませんが、今日もいい勉強をさせてもらいました。

  「町格を 上げる努力の 裏側に 足を引っ張る 田舎根性」

  「梅雨明けて さあ夏思う すぐ後に 早くも秋か 店先梨が」

  「本当の 旅はのんびり ゆっくりと 鈍行列車で 街を訪ねる」

  「学生の パーワーに負けじと 早足で 己が体力 まだまだ強し」 


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