人間牧場

〇パラグライダー
 旧双海町と内子町の境界にある牛の峰山(896m)には双海町側にも、内子町側にもそれぞれ地蔵尊があって、それぞれの地域の人々が長年大切にお祀りをしてきましたが、その人たちが住んでいた双海町側の東越集落が廃村となってからは、本郷地区に移り住んだ東越出身の人たちが細々と守っていますが、その人たちも高齢化して、中々厳しい状況にあるようです。

 この牛の峰をパラグライダーの飛び立ち場にしようと、まちづくりを担当していたころ奔走し何とか設置にこぎつけましたが、高木さんたち愛好者の努力で今もパラグライダーは飛び続けていて、時々高木さんのご厚意で私もタンデム飛行をさせてもらい、空の散歩を楽しんでいます。

パラグライダーに乗って大空を飛ぶ私

 シーサイド公園で毎年行われていたサンセットクリスマスには、「サンタが空からやって来る」というとてつもないアイディアを思いつき、人気のイベントでしたが、施設管理者が第3セクター「シーサイドふたみ」から、「フジトラベル」に変わったため、地域とのつながりも変わり、今に至っています。

 昨日zoom会議のため大洲へ行く途中、不意に会いたいと連絡してきた来客と出会うため、シーサイド公園に立ち寄ったところ、真っ赤なパラグライダーが秋色の空から砂浜に降りて来ました。パラグライダーは人知れず飛び立ち、人のいない場所に降りるのが普通ですが、双海のパラグライダーは目の前に降りて来て迫力満点でした。

「役場にて まちづくり担当 してた頃 パラグライダー 基地を造った」
「牛の峰 パラグライダー 飛び立って 大空散歩 砂浜降りる」
「タンデムの パラグライダー これまでも 何度か体験 大空散歩」
「秋空に カラフル色の パラが飛ぶ メルヘンタッチ もう一つの顔」

 

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〇ミョウガの収穫
 わが家は急峻な他人名義の裏山が迫っています。昔はミカンやビワなどを栽培していましたが、その後杉や檜の植林をしたものの、持ち主が亡くなり荒れ放題で、手の届く範囲は私がついでに草を刈ったりしていますが、草やつるの勢いに押されて追いつきません。

 スギ林の中は昼なお暗いという表現がぴったりで、谷水がチョロチョロ流れているためミョウガの茎が生え、秋の彼岸のこのころになると根元にミョウガが出てきます。山菜の一種なので長靴を履いて山に入り、ミョウガを収穫して、多い時にはラッキョウ酢に漬けて込んでその風味を楽しんでいます。

 ~宿屋を営む夫婦が、お金持ちの宿泊客に、物忘れすると言われているミョウガを食べさせ、法外な宿代を払わせ一儲けしようとたくらみ、ミョウガを沢山食べさせ酒を呑ませました。ミョウガを食べた客は大満足でしたが、お金を払うのを忘れて帰り、見事に失敗しました~。

 この落語に出てくるように、昔から「ミョウガを食べると物忘れする」と言われていますが、ミョウガは薬味にしてよし、酢漬けにしてよし、天ぷらにしてよしです。ミョウガにはカリウムが含まれていて、採り過ぎたナトリウムを排出する働きがあることから、血圧を下げる効果があるようです。クリーム色の花も綺麗です。独特の歯ごたえと香味を楽しんでいますが、どうやら私の物忘れもミョウガを食べ過ぎたことが原因のようです。

「秋彼岸 このころ裏山 ミョウガ出て 山菜よろしく 長靴履いて」
「紅色の ミョウガ収穫 水洗い 薬味や天ぷら シャキシャキ旨し」
「昔から ミョウガ食べると 物忘れ すると言われて 少し敬遠」
「近頃は 血圧下げる 効果ある 聞いて喜び 食べる人あり」

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〇子ども夢会議の運営委員会といいとこ見つけ隊の総会
 松前町は隣町なのに何故?と思われるほど、今年は東公民館、北公民館、社会教育課と3回も講演に出かけ、また昨日の夜は夢会議の運営委員会、今日の10時からはいいとこ見つけ隊の総会と、まあ留まるところを知らないようで、妻曰く「えっ、また松前町、何をしに行くの?」何て聞かれてしまいました。

 まあこれも行きがかり上、手を離すことができないのです。とりわけ今年12月18日に行われる予定の夢会議の話し合い活動は、私がコーディネートをしなければならないため、これからも頻繁に出かけなければなりません。今年から責任者が水本先生から若い久保田さん代わったため、しっかりとサポートしなたいと思っています。

 

 今日の総会ではまとめの時間に、ショートなお話を15分ほど頼まれアドリブで、伊予市民なのに松前町民気取りで思いつくままお喋りをしてしまいました。人は会えば会うほど会いたくなるものです。会員さんの殆どともすっかり顔見知りとなり、世間話が出来るようになったことは何よりも嬉しいことです。

「どこ行くの? 何をしに行く? 不思議がり 妻に問われて 曖昧返事」
「同じ場所 2日続けて 出かけたら いい人できた? 思われそうで」
「4年間 子どもイベント サポートする 行きがかり上 止めれぬ付き合い」
「最近は 顔見知りでき 雑談も 人は会う程 会いたくなりて」

 

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〇忙しかった昨日一日
 本来なら1週間前、秋植え野菜の苗植え予定でしたが、降って湧いた台風14号の思わぬ襲来で、延び延びになってしまいました。今週はサンデー毎日のはずなのに、スケジュールがやたらと立て込んで、昨日は金融アドバイザーとして、朝から松山市立福音寺小学校へ出かけました。

講演のため訪れた福音寺小学校

 いつもの通り、パソコンの地図情報で学校の場所を確認し、カーナビに電話番号で入力して少し早めに付近まで到着したものの、正面玄関も裏玄関も不審者対応のため門扉が閉められていて中へ入れず。学校の周りを2週もウロウロしてしまいました。結局携帯電話で電話して正面玄関の門扉を開けてもらい入ることが出来ました。

 校長室で校長先生と面談した後時間になって体育館へ入ったものの、手違いでパソコンとプロジェクターの準備ができておらず、少し手間取りましたが45分間授業ゆえ少し焦った形ながら、「お金の大切さ」についてお話をしました。対象は4年生92人でした。先日松山市立坂本小学校へも出かけましたが、学校の規模や対象によって雰囲気が違うことを実感しました。

 帰宅途中、苗受け取りの相談のため、伊予市三谷の水口種苗店へ立ち寄りましたが、午後3時30分という子帰宅途中、苗受け取りの相談のため、伊予市三谷の水口種苗店へ立ち寄りましたが、午後3時30分ということで一旦帰宅し、軽四トラックにキャリーを積みこみ受け取りに出かけ、沢山の苗を見繕ってもらい持ち帰りました。今日は夕方の会議が松前町で予定されているので、既に中耕や畝立てを終わっている畑に出て植える予定です。

持ち帰った野菜苗

「1週間 前に予定の 野菜苗 台風襲来 延び延びになる」
「午前中 小学校にて 講演の 予定があって カーナビ頼り」
「あれこれと 手違い有りて 急ぎ足 パソコン使い 小4児童に」
「夕方に 野菜の苗を 受け取りに どういう訳か 忙し過ぎる」

 

 

 

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〇たった一日で温度が下がり秋が来ました
 超大型でノロノロ速度だった台風14号は、日本海沿岸の日本列島沿岸をなぞるように速度を速めながら北上を続け、太平洋で温帯低気圧になりました。幸い被害のなかった地域では胸を撫で下ろしましたが、被害に遭った地域の人々のことを思うと心が痛みます。

 じっとしていても汗をかいていた一昨日が全く嘘のように、今朝は冷気が漂い、午前6時前に半袖半ズボンのいで立ちでウォーキングに出かけましたが、「長シャツ長ズボンにすべきだったかな?」と思えるほどでした。それでも少し歩くと体が温まりちょうど頃合いとなりました。

 道ですれ違う顔見知りの人とあいさつを交わしましたが、口々に「涼しくなりましたね」とか「今朝は寒いくらいですね」と気温の変化に驚いた様子でした。自然とは偉いものです。あれほど暑かった気温が、たった一つの台風で一変するのですから・・・・。さあ秋には秋の仕事がります。頑張りましょう。

「台風が 大きな傷跡 あちこちに 残して去って 秋の気配が」
「自然とは 偉いものだと 皆が言う あいさつ口々 褒め合いながら」
「半袖と 半ズボンにて ウォーキング 汗もかかずに 丁度よかった」
「さあ秋だ 冬を迎える 準備する 忙しくなるぞと 言い聞かせつつ」

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〇超大型の台風14号が去りました
 中心気圧が910hpという超大型の台風14号は鹿児島市付近に上陸した後、時速20キロのノロノロ速度で九州を縦断して、北九州から山陰地方の海岸線をなぞるような形で北上を続け、足早に北に向かって進んでいるようです。

昨日の朝の強い雨
台風が去った昨夕のこやけの空
ことごとくなぎ倒された鉢植え

 県内でも南予伊方町で40m、東予四国中央市で47mという考えられないような瞬間最大風速が吹き荒れ、雨も水不足だった地域には恵みの雨だったようですが、隣県宮崎県では大水害に見舞われたようでした。

 わが家も南西の強風が吹き荒れ、玄関先や庭のあちこちに置いていた夏の名残の朝顔やホオズキの鉢植えが見事になぎ倒されてしまいました。またせっかく芽の出た大根も、強い風雨にさらされて相当ダメージを受けたようですが、幸い人や家に被害はなかったので、ホッと一息といったところです。

 今朝は只今5時15分ですが、夜が明けていない窓の外はまだ暗く、恐らく吹き戻しの北西の風の音だと思える「ゴ~」という音のみが聞こえています。3週続けてやって来た台風に、日本列島各地は翻弄され続けました。

「3週間 3つの台風 大暴れ 各地に爪痕 残し北上」
「超がつく スーパー台風 来るからと 早めに報道 あって備えを」
「庭先に 置いたる鉢植え 大風で 軒並み転げ 見る影もなし」
「連休は どこへも行けず 何もせず ただおろおろと 家にて過ごす」

 

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〇水の存在
 台風が雨を運んできました。今年は春先から夏まで降雨量が少なく、家の裏山から流れでる清水も枯れ気味で、幸い庭の隅にある打ち抜き井戸に依存し、かろうじて農業用水は確保して夏を乗り切りましたが、今度の台風14号がある意味恵みの雨となりました。

 今朝傘を差し長靴を履いて、いつものようにウォーキングに出かけましたがふと、雨傘から落ちて足元を濡らすこの「降った雨は、一体どこを通って海に流れて行くのだろう」と、思いながら歩きました。他愛のないことですが若いころ、ある人から教えていただいた、水にまつわる「水五則」なるものを思い出しました。

 この「水五則」は軍師黒田官兵衛作と言う人もいますが、真偽は定かではありません。しかし水の特徴をよくつかみ、水のよな生き方をしたいと思ったものでした。ここには書いていませんが、確か「水五則」の最後に、「水は方円の器に従い、人は善悪の友による」と付則が書かれていたことを覚えています。

 水はその入れ物に従います。大きなバケツにも小さい杯にも順応します。水を満々とたたえる池にさえもです。ゆえを持ってしっかりと沢山のことを取り込めるような度量を持ちたいものです。また善悪の友によって人生も決まるのです。よくよくこの「水五則」を噛みしめて生きて行きたいと思いますが、時すでに遅しかも知れません。

「雨降りの 中を傘さし 長靴で 散歩の途中 雨水どこへ?」
「若いころ 教えてもらった 水五則 今頃になり ふと思い出し」
「水のような 生き方したいと 思ったが 中々できず 今に至りて」
「水五則 付則があった 器・友 いずれも大事 大切したい」

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〇山のあなた
 秋の彼岸の頃になると、わが家の裏山に毎年のように赤い彼岸花が人知れず咲き始めます。色鮮やかなまるで花火のようなこの花を見る度に、自然の造形とはいいながらその見事さに思わず見入ってしまいます。

 彼岸花咲く子どもの頃に読んだ本の中に、たまたま「やまのあなた」という詩があったためでしょうか、ドイツの詩人カール・ブッセのこの詩を思い出すのです。読み方さえも知らず、ましてや意味さえも知らずに大人になりましたが、流ちょうゆえ、どういう訳かこの詩を暗記しているのですから驚きです。

 大人になり地域づくりにかかわるようになってから、この詩の意味を調べてみました。~山のずっと彼方に「幸せの理想郷」があるというので尋ねて行ったが、どうしても見つからず、涙ぐんで帰ってきた。あの山の彼方には「幸せの理想郷」があると世間の人々は語り伝えるのだ~。

 ふと司馬遼太郎の「坂の上の雲」にもこんな一説があるのを思い出しました。~のぼってゆく坂の上の青い天に一朶の白い雲がかがやいているとすれば、それのみを見つめて坂を上っていくであろう~。幸せの理想郷を作るために努力したつもりですがこれが中々でした。

「裏庭に 今年も咲いた 彼岸花 花を見る度 不思議な造形」
「この花を 見る度何故か 一片の 詩を思い出す やまのあなたに」
「読み方も 詩の意味さえも 知らぬまま 暗記していた 記憶の彼方」

 

 

 

 

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〇初めて無人運転バスに乗りました(その2)
 私は間もなく78歳になります。歳をとると高齢者はおとなしく暮らすのが世の常でしょうが、私は「今やれる青春」をモットーに、未だに好奇心旺盛で、盛んに動き回っています。

 昨日も双海町で始まっている無人運転バスに乗りました。まだまだ実証実験の域を超えていないため、オペレーターが同乗し補助作業をしていて、快適とまではいえませんでしたが、それでも運転者のいない無人バスが走るなんて、まるで夢のような時代が近づきつつあるようです。

 バスには始発のJR上灘駅で乗車したと思われる3人の男性が乗っていました。私を見た乗客「双海町に住む人ですか?」。私「はいこの近くに住んでいます」。乗客「双海町にはまちづくりをしている若松進一さんと言われる方がおられますがご存じですか?」。私「私が若松進一です」。乗客「えっ?ご本人?、顔にマスクをしているので分かりませんでしたが、当の本人とは驚きました」と話され、その後会話は長々と続きました。

 乗客「私は何度かあなたのお話を聞いたことがあります。夕日や菜の花にまつわる面白いお話は今も忘れられません」。私「その節は・・・」。乗客「お名刺をいただけませんか」。 私「あいにく名刺を持って来るのを忘れまして」。「乗客「私の名刺を差し上げますので今後ともよろしく」でした。降って湧いた予期せぬ会話で車内はオペレーターを巻き込んで賑やかでした。

今朝の愛媛新聞地軸記事

「驚いた『若松さんを 知ってます?』 いきなり乗客 私に声かけ」
「私です おこがましくも 名乗り出る 乗客・私 大いに驚く」
「マスクして 帽子を被ると 不審者に 見間違えられ そうが一転」
「1時間 車内の会話 盛り上がる バスの話題は そっちのけにて」

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〇お礼状
 私は今も、請われるままあちらこちらに出かけて講演活動などをしています。新型コロナの影響で県をまたぐ移動が出来なかったり、県内でも人の集まりの自粛指示が出て、中止や延期になったりしていましたが、最近になって感染は高止まりしているものの、集会の開催が幾分緩和されたため、何かと忙しい日々を送っています。

 一昨日松山市立坂本小学校へ講演に出かけました。2学期の始業式も校内ながらリモートでしたらしいのですが、講演会は全児童が広い地位区間でディスタンスを広くとり、参観日に参加した父兄も混じっての講演会となりました。今日の夕方仕事から帰った若嫁が、いつものようにポストから今日届いた手紙類を取り込み、私宛のものを書斎に持って来てくれました。

 その中に坂本小学校の校長先生からお礼の手紙が早々と届いていました。私もいち早く自分の似顔絵をあしらったハガキを使い、乱筆ながらお礼状を出していたこともあって、すっかり嬉しくなりました。お礼状は珍しい縦書きで、私の話した内容の幾つかが書かれていました。ハガキや手紙のやり取りは、とても嬉しく思い出来事でした。

「講演に 出かけた学校 早速に 令状届き 細やか気配り」
「私も 乱筆ながら ハガキにて 令状出して 胸撫で下ろす」
「講演で 『おもいやり算』『君』などを 話した記憶 蘇りつつ」 

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