人間牧場

〇柚子大根
 今年の年末は日本列島に強い寒波がやって来て、普段は瀬戸内海気候と呼ばれる温暖な地なのに、ここ四国愛媛県久万高原町では積雪が70㎝を超え、自衛隊が災害派遣されるなど、日頃雪に慣れていないため大きな騒ぎとなりました。

 わが家も5㎝ほどの積雪がり、家の隅には孫二人が作った雪だるまが3日間も融けずに残っていました。家の横の家庭菜園には大根、白菜、キャベツ、ブロッコリーなどの冬野菜が植えられていますが、融けにくい雪を被って寒そうでした。

 わが家ではこの時期、大根を使ったおでんやブリ大根、それにすり大根などが食卓を賑わせていますが、柚子と鷹の爪を使って漬ける柚子大根という浅漬けを沢山作ります。これまでは大根を水洗いして天日で乾燥して沢庵を作っていましたが、沢庵は少し干し過ぎると固いし、糠に入れる塩が体に悪いため、最近はもっぱら柚子大根の浅漬けに凝っています。

 雪のような真っ白な短冊切りの大根に、黄色い柚子の皮、真っ赤な鷹の爪が彩りよく入れられ、酢を使うため体にもよく、またサクサク・ポリポリ感が良く、熱々ご飯のお供やお茶うけに最適で、楽しみながら妻と2人で食べています。

「雪が降り 今年年末 あちこちで ひと騒動あり 大変でした」
「菜園に 植えた野菜も 雪被り 冷蔵庫のよう 霜焼けしそう」
「大根と 柚子に加えて 鷹の爪 白・黄・赤が 程よくマッチ」
「ポリポリと ご飯や茶請け 音がする 大根浅漬け 旨い美味いと」

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人間牧場

〇ガソリン難民
 今時信じられないような話ですが、昔は町内に4軒もあったガソリンスタンドが相次いで廃業し、私の町には残念ながらガソリンスタンドが1軒もありません。ゆえに毎週のように風呂用と暖房用の灯油を、8㎞離れた伊予市街まで軽四トラックで買い出しに出掛けなければなりません。

 買い出しは妻の役目ですが、ロシアのウクライナ侵攻に端を発した石油類の高騰は、日常使っている車のガソリン代の高騰とともに、妻の財布を直撃し悲鳴を上げてるようです。特にこの4~5日は大雪大風を伴った寒波がやって来て、年末の出費も多いので、少々不安が募っています。

 昨日は軽四トラックに積んで帰った灯油缶を下ろし作業を頼まれ、普通は息子や2人の孫が手伝ってくれるものの、あいにくみんな留守だったので私がやりました。18ℓの灯油容器は結構重く、若いころは両手に提げて難なく運んでいましたが、今はもうその馬力もなく容器1個がやっととなってしまいました。

「ウクライナ ロシアと戦争 長引いて 燃料高騰 家計直撃」
「わが町は ガソリン難民 トラックに ポリタン積んで 隣町まで」
「年金で 暮らす夫婦に 物価高 生活防衛 自給をアップ」
「灯油ポリ 昔は両手 軽々と 今片手しか 持てない年齢」 

 

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人間牧場

〇人には絶対言わないでね!!
昨日友人Aさんに出会い立ち話ながら耳寄りな話を聞きました。別れ際その友人は「あんただけにしか言っていないので、人には絶対口が裂けても言わないでくれ」とくぎを刺されました。

 ところがところがです。偶然別の友人Bさんに出会い立ち話をすると、その人が言うのには「Aさんから先ほど人に言うなと口止めをされているのだが、あんただけには話すので、わしから聞いたとは絶対言わないようにしてくれ、わしは口が堅い方なので」と、ここでも釘を刺されて耳寄りなAさんと同じ話を聞きました。

 はてさてどうなっているのか?、信じ難い耳寄りな話でした。人は「人には絶対言うな」とか、「ここだけの話だが」とか、また「わしは口が堅い」とか言いながら人の話に戸はたてれず、伝播してしまうのです。

 私も「こんなうわさ話を聞くのではなかった」と思いつつ、言いたい気持ちをグッと堪えていますが、まるで漫才や落語の笑い話のようでした。

「あんただけ 話すのだから 絶対に 言うな釘刺し 別の人にも」
「自分では 口が堅いと 自慢して 言いふらす人 数多くあり」
「絶対に 言うな言われりゃ 何となく 言いたくなりて 次から次へ」
「世の中は こんなもんだと 自覚する 私もかつて 標的された」

 

 

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人間牧場

〇わが家のクリスマス
 わが町の山添を通る国道56号線に時ならぬ大雪が降り、犬寄峠付近から中山町内まで除雪のための通行止めが続いたため、迂回した車が海岸国道378号になだれ込んでひっきりなしに通り、双海町高野川~三秋峠~伊予市向井原間も渋滞が発生し、伊予市街まで行くのに40分以上もかかるほどでした。

若嫁が焼いたチキン
モンブランショートケーキ

 それも昨日は収まり平常の暮らしが戻りました。息子たち夫婦が温泉好きな私たち夫婦のために、今年も星ヶ岡温泉の入浴券をお歳暮としてくれたため、昨日は妻と2人で、ローズハウスというレストランへバイキング朝食に出かけ、その足で星ヶ岡温泉に出かけ、真昼間だというのに温浴を楽しみました。

 昼過ぎに帰宅し、プリンターの調子がイマイチでストップしていた年賀状を仕上げながら机の周りの大掃除をしました。夕食時若嫁がオーブンで焼いた熱々のチキンとショートケーキが届き、私たち夫婦もささやかながらクリスマス気分を味わいました。息子家族と同居しているとハーロウィンやクリスマスなど、これまで余り縁のなかった諸行事の度に加わらせてもらい、楽しいひと時を過ごしています。

「今年も クリスマスなど やって来て チキンとケーキ 夫婦に届く」
「こんがりと 焼いたチキンを 食べながら 暖房効いた 部屋でぬくぬく」
「ウクライナ 戦争さ中 クリスマス テレビのニュース 心複雑」
「昨日まで クリスマスソング あちこちで 今日から一転 迎春モード」

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人間牧場

〇昨日はクリスマスイブでした
 記録的な大雪でこのところ大荒れの日本列島でしたが、クリスマスイブは今年もやって来ました。さすがにこの歳になるとクリスマスを祝う浮かれた気分もなく、伊方や八幡浜に出かけた帰り道、レストランに立ち寄り妻と2人でささやかな食事会をしました。


妻は記念写真まで撮らせてもらい大喜びでした

 その帰り道長浜まで帰ると妻から「大和地区のクリスマスのイルミネーションが見たい」とリクエストがあり、沖浦から肱川河口対岸の道を走り、目的地に着きました。記憶を頼りに大和地区内に入ると、何軒かの家々のそれは奇麗なイルミネーションが見えました。

 路側帯に車を止め、一軒の家の前に立つと、家の人が出てきて庭に案内され、会話をしたり写真を撮らせてもらいながら見学をしました。「私は双海町でまちづくりに~」と自己紹介をすると、「知ってます知ってます。夕日を有名にした人でしょう」と歯の浮くような誉め言葉をいただき、恐縮してしまいました。

 大和地区のイルミネーションは、地域政策研究センター(今はえひめ地域活力創造センター)のアシスト事業審査員をしているご縁もあって、助成団体だったので、現地見学で訪ねてから毎年のように訪ねているのです。天気が悪く何年か前ほどの規模ではありませんでしたが、それでもみんな楽しそうにやっていて、私たちの来訪を心から喜んでいただきました。

「大荒れの 中でもみんな 楽しそう イルミネーション 見学立ち寄る」
「わあ綺麗 イルミネーション 夢の国 飛び入り庭で 会話も弾む」
「双海です 自己紹介を 始めたら 『知ってますとも あなたのことは』」
「持っていた コーヒー豆を とりあえず 名刺代わりに 差し上げました」

 

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人間牧場

〇ビックリ仰天
 10日ほど前、私のことがチラシ風に編集されてfacebookで紹介されビックリしましたが、そのチラシが元で小さな講演会が「もにこど2」というカフェで開かれました。ところがその時話している私の講演動画がfacebook でライブ配信されたのです。2度も続いた珍現象にビックリ仰天してしまいました。

 私には2000人ほどのfacebook 仲間がいて、私の書いた記事に時々アクセスして、中にはご意見を寄せてくれたり「いいね」ボタンを押したりしてもらい、デジタルコミュニティを楽しんでいますが、講演動画は初めてなので、お恥ずかしい醜態をさらけ出してしまいました。恥ずかしがる歳でもないのでむしろありがたいことだとポジティブに受け止めています。

 10日ほど前、突然37年ぶりに草間さんという女性が、私の前に夫婦で現れまた。そして請われるままに煙会所や海舟館、それに人間牧場を案内しました。そして電撃的にカフェでのミニ講演会が行われ、今では毎日のようにfacebookでお互い最も親しい顔をして、意見交換する間柄となっているのですから驚きです。「人は人により人となる」を実感しながら今年も年の瀬を迎えています。今年もハラハラ・ドキドキ・ジーンの一年でした。

「前回も ビックリしたが 今回も ライブ配信 醜態仰天」
「あちこちで こんな姿で こんな風 話しているのか 自分の姿」
「驚きが 二度も続いて ハラハラや ドキドキ年甲斐 なくてジーンンと」
「今年も 色々あった 指折って 出会い数々 思い出しつつ」

 

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人間牧場

〇正月を迎える準備(しめ縄づくり)
 昨日は寒い一日でしたが、意を決して私設公民館「煙会所」にストーブを持ち込んで暖を取り、一人黙々しめ縄づくりをしました。作業に支障をきたすほどではありませんが、先日の人間牧場での餅つきで手のひらを少し痛めているので、縄をなう力が弱く、多少難儀をしました。

 先日大安の日に藁をそぐっていたので、畳の上にゴザを敷きオタマジャクシ15個、隠居用の少し大きなオタマジャクシ、本宅玄関用の暖簾型しめ縄、神棚用の大きなしめ縄といつもの年と変らぬしめ縄を順次2時間ほどで作り上げました。ホームセンターなどで買えば済むことでしょうが、元漁師をしていた親父直伝の技を引き継いでいて、自己満足ながらそれなりに出来上がりました。

小型のオタマジャクシ
隠居の玄関用オタマジャクシ
神棚用しめ縄
玄関用暖簾しめ縄
もろぶたに入れた全てのしめ縄

 私は子どものころから何かと器用な親父から、「お前は不器用だ」と言われてきましたが、出来上がったしめ縄を見た妻から、「まあお父さん、器用ねえ」と褒めてもらい、まるで子どものように嬉しくなりました。その親父も7年前に亡くなり、私のこのしめ縄づくりを息子に教えていないことに気がついていますが、今年も正月前には息子や孫に手伝ってもらい、裏白やカブスを付けて飾る予定です。

「煙会所 ストーブ入れて 暖を取り 正月用の しめ縄づくり」
「今は亡き 親父直伝 しめ縄を 心を込めて しっかり作る」
「気がつけば 私の技術 息子には 伝えていない 難儀な話」
「さあこれで 新年迎える しめ縄が それなり出来た 妻に褒められ」

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人間牧場

〇民俗資料の中で見つけた珍しい旗
 先日私が代表を務めている双海史談会の一行が、旧双海町時代に収集したものの、置き場を失って仮置きさせてもらっている旧中山町立永木小学校へ、研修に出かけました。

 2階の教室4つに沢山の民俗資料が置かれていて、公民館主事をしていた若い時代に収集をした経験もあって、見覚えのある品々も沢山あって感慨一入でした。その中に珍しい小旗を見つけました。

 朝日新聞社から送られたと思えるこの旗には「農繁期託兒所」と染め抜かれていました。どうやらこれはかんきつ農業が盛んだったころ、みかんの取入れで忙しい時期、子どもの世話ができないので、農繁期に子どもを預かって臨時の託児所を開いた時のもののようでした。

 当時保育専門学校の保母を目指す学生が何人かやって来て、集落の公民館に寝泊まりして現地実習を兼ねて子どもの面倒を見ていた記憶があるのです。子どもの数が多く、みかんの取入れに猫の手も借りたくて、忙しかった農村の風景を垣間見る思いがして懐かしくなりました。

「史談会 かつて集めた 資料類 行き場失い 隣の町へ」
「あれこれと 民俗資料 ある中で 見つけた小旗 懐かしさ一入」
「農繁期 保母の卵が やって来て 集落寝泊まり 子どもの世話を」
「懐かしい 当時を語る 旗ひと竿 これぞ民族 資料醍醐味」

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人間牧場

〇冬の朝焼けは雨になる
 「秋の夕焼け鎌を研げ」と聞いて育ちましたが、「冬の朝焼け雨になる」も同じように聞いていました。この4~5日は寒~い日が続き、北陸辺りでは700台以上の車が積雪の影響で立ち往生したり停電が発生し、陸上自衛隊に派遣要請があるなどかなりの混乱が今も続いているようです。

今朝の朝焼け

 今朝5時50分に愛用のLED懐中電灯を点けて暗闇のの中をウォーキングに出発しました。50分くらい歩いて自宅に帰ると、周りが少~し明るくなり始め、東の空が赤く焼けてきたのが見えました。朝焼けです。素人が考えると天気が良くなるはずなのに、天気予報によると昼頃からどうやら雨になるようです。

 親父から教わった「冬の朝や明け=後に雨」はどうやら当たっているようだと納得してウォーキングを終えました。このところ晩夏から晩秋、初冬に至るまでお天気が良く少雨状態が続いて、松山市の水源である石手川ダムの貯水率も低くなり、真冬だというのに渇水対策が必要だと報じています。降り過ぎるのも困るけど降らなさ過ぎも困ります。朝焼けに期待しましょう。

「秋夕日 鎌研げ言うが 朝焼けは 雨の前触れ 冬のこの時期」
「ウォーキング 終えて帰ると 東空 朝焼け綺麗 男時の予感」
「昔人の 言うこといちいち 大当たり 長年経験 まるでひまわり」
「このところ 少雨状態 貯水率 下がり気を揉む ダムの管理者」

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人間牧場

〇いきなりハグされて舞い上がってしまいました
 私は古いタイプの人間なので、外国人のように人様の前であいさつ代わりにハグをするような、私からすると大胆と思える行動はこちらから進んですることはなく、これまでもしませんでした。

会場は和やかでいい雰囲気でした

 ところがどうでしょう。昨日「もにこど2」というカフェで行われた私の講演会が終わって別れる時、店主の草間道子さんから、ご主人のいる前でいきなりハグをされてしまいました。嬉しい反面恥ずかしい気持ちが先に立って、心臓がパクパクして止まりませんでした。

 さらに驚いたことは一番前の席で、まるでかぶりつきのような場所に座っていた、西原さんという女性が、私の講演する姿を一部始終スマホカメラで動画にして撮影し、こともあろうかFacebookで配信しているのです。幸い砕けたカジュアル洋服でもなく、スーツにネクタイ姿に身だしなみを整えていたので、幾分救われました。

 演題のない講演は参加料ワンコインだったので、参加した30人余りの方に私の自著本「夕日徒然草」という落伍ネタ本(定価500円)を人数分持参して持ち込み、全員に配りました。楽しいそれでいて反応の良い講演会でした。

「日本人 ゆえにハグなど しないため いきなりされて 心臓パクパク」
「ご主人の 前で平気にで ハグされる これでいいのか これでいいのだ」
「演題の ない講演会 難しい 慣れているとは 言いつつしづらい」
「ワンコイン 夕日つれづれ 自著本を プレゼントして お返しをする」

 

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