人間牧場

〇美容院へ女前を上げに行った妻
 昨日妻が下灘の行きつけ美容院へ女前を上げに出かけるというので、今日八幡浜から視察団がやって来るため、人間牧場の掃除に行くついでもあり昼過ぎ車で美容院まで連れて行きました。20分~30分で済む私の男前散髪と違い、女性の美容は時間が2時間以上かかるので、掃除には十分な時間でした。

 終われば電話をすると妻に言われていましたが一向に電話がなく、せっかちな私は結局美容院まで迎えに行き、美容院の待合椅子でお茶まで出してもらい、そこいらに置かれた雑誌を見ながら終わるのを待ちました。その中に全国のお寺の山門掲示板に張り出されている有難いお言葉が載っていて、興味深く読みました。

 知りませんでしたが、「輝けお寺の掲示板大賞」というのがあるらしいのです。そういえば最近訪ねた幾つかのお寺の掲示板にも、このような言葉が書かれていて、立ちどまって読んだ記憶があるのです。「コロナよりも怖いのは人間だった」などなど、いい言葉がずらり並んでいて、手持ちのタブレットで写真を撮り、女前の上がった妻を軽四トラックの助手席に乗せて帰りました。

「女前 上げるつもりの 妻を乗せ ついでに美容院 ノコノコ出かけ」
「私など 散髪時間 20~30分 だのに美容は 2~3時間も」
「美容院 初めて入り 待合で お茶までいただき 雑誌読みつつ」
「あちこちの お寺の山門 掲示板 大賞まである 初めて知った」 

 

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人間牧場

〇水の都西条
 西条公民館へ講演に出かける前日、西条中央公民館の工藤さんから、「もしよろしかったら講演後お食事でもご一緒にいかがですか?」と誘いの電話がありました。予定表を見ると4時ころから県庁で講演の打ち合わせがあるものの、それまで自由なので、お言葉に甘えることにしました。

 工藤さんも友人の国田さんも講演会に見えられ、ご一緒に私の話を聞いていただいた後、近くの海鮮市場に出かけ、自慢の海鮮丼をご馳走になりました。海鮮市場らしい大盛に盛りつけた多種な魚刺身も新鮮で、あれこれ世間話をしながら楽しく過ごしました。

 西条は水の都と言われるほど、市の中央を流れる加茂川の伏流水があちこちに自噴していますが、何と海の中にまで真水が自噴しているらしいのです。海鮮市場のすぐ近くにその場所があるので、食事後工藤さんの案内で歩いて見学をさせてもらいました。

 港に突き出た石張りの突堤の先端に弘法大師が杖でつついて水が出始めたという伝説の残る弘法水は、加茂川の河口ながら海の中だのに真水がコンコンと湧き出ていました。素晴らしい水の恵みです。手を浸し少し飲んでみましたが冷たくて美味しい水でした。霊験にあやかりたくてお賽銭箱に15円(十分(10円)ご縁(5円)があるように)投げ入れました。

「あら不思議 海に突き出た 突堤に 真水の自噴 する場所有りて」
「その昔 弘法大師 杖つつく 水が噴き出す そんな伝説」
「飲んでみた 冷たく美味しい 真水です 元気出る水 そんな気持ちに」
「15円 賽銭箱に 投げ入れて 無病息災 手合わせ祈る」

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人間牧場

〇双海中学校のペッパー君
 昨日所用があって双海中学校へ出かけました。双海中学校へは中3の孫希心と中1の孫奏心が通っていて、加えて今年度は息子一心がPTA会長をしているので、上灘中学と下灘中学が統合して双海中学が発足して以来続けてきた、学校評議員を今年度は息子に譲りました。

 ゆえに学校へ行く事もなく過ごしていますが、校長先生や教頭先生も替わりすっかり遠のいていました。学校の校舎に入ると職員室の前に感情を認識するロボットといわれているペッパー君が置かれていました。所用を済ませ教頭先生と2人でペッパー君を相手に少しお喋りをしてみました。

 頭をなでたり胸の位置にあるタブレットで用件を伝えると、あれこれ話してくれました。私のような昭和の匂いのする人間にとっては、何とも理解し難いデジタルや人工知能の進化ぶりに驚きました。多分生徒たちの遊び相手になって、色々な感情を表現していることでしょう。

 

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人間牧場

〇極早生みかんの実るころ
 私の住んでいる地域は瀬戸内海・伊予灘に面していて、みかんの産地です。ハウスみかんを含めると年中何かの柑橘類が出回っています。産地といっても宇和海側南予のように黒潮の温かい恵みがある訳でもなく、加えて園地が北向きのため多少酸味が強いのが特徴です。毎年この頃になると極早生みかんの収穫が始まります。

 極早生は通称青切りみかんといって、みかんの表皮は黄色と緑色がまだらに残っていますがその分香りがよく甘みやうま味も十分乗っています。このころになると知人の農家さんに頼んで10箱ほど分けてもらい、全国の知人友人に送る作業をします。今年はこれまで分けてもらっていた知人のご主人が亡くなったため、別の人に頼みました。

 持ち帰ったみかんの箱詰めを、事前に書いていた送り状とともに郵便局の窓口へ持って行き、とりあえず今年最初の第一便は無事に送りの手続きを完了しました。送り先は北海道や長野など遠い地域が多いため、3~4日はかかるものと思われますが、瀬戸内の味を楽しんでもらえれば嬉しいです。

「今年も 極早生みかん 実る頃ころ 知人友人 送り状書く」
「今年は 農家の主人 亡くなって 別の知人に 分けてもらって」
「極早生の みかん青切り 名の通り 黄色と緑 まだらの表皮」
「毎日の ようにみかんを 食べている ビタミン補給 健康維持に」

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人間牧場

〇ギンナンを沢山いただきました
 秋も幾分深まり、あちことのイチョウの木の葉っぱが緑から黄色へと変色し始めました。この時期になるとイチョウの木になった、ギンナンの実が地上に落下します。

友人の奥さんから貰ったギンナンの実

 ギンナンは茶わん蒸しの具材に欠かせない作物ですが、地上に落ちた実を見ると想像もつかないほどで、臭くてベタベタしていて、その処理はとても厄介です。ゴム手袋をして拾い集め、玉ねぎ袋に入れて水に漬け、周りを腐らせて種を取るのです。

 そんな手間のかかる作物なので中々素人には手を出せませんが、農家さんはそんな手間暇をかけてギンナンを出荷するのです。2~3日前友人の奥さんがまだ外側を取っただけで未乾燥のギンナンを沢山くれました。早速金網ざるに取り出し天日に干し乾燥を始めました。

 子どもの頃は冬になると、ストーブの上でギンナンを焼いて食べました。時折「バーン」と音を立てて飛び散ったりしましたが、焼き立てのギンナンは美味しくて沢山食べました。最近は封筒に入れて電子レンジでチンすると、袋の中で破裂するので、周りを汚すこともなくギンナンを食べることができます。楽しみが増えました。

「友人の 奥さんくれた ギンナンを 金網籠で 天日干しする」
「ギンナンは 地上に落ちた その姿 ベトベトしてて 臭くて叶わん」
「水洗い したが臭さは まだ残る ギンナン焼いて 食べた思い出」
「封筒に 入れてレンジで チンをする あっという間に 美味しく食べれる」

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人間牧場

〇子ども体験塾の収穫祭が近づきました
 人間牧場を造ってから17年があっという間に経ちました。その間人間牧場は多くの人の活動の場となってきましたが、毎年この時期になると子ども体験塾で子どもたちが植えたサツマイモを掘り、収穫を祝う収穫祭が近づき、何かと忙しくなりました。

勝ち栗にニスを塗る作業をする息子

 最近は公民館はプログラム作成や通知、私は人間牧場の草刈り、婦人会や更生保護女性会は食事の準備と、それぞれがそれぞれの持ち場を固めるので、こと更な準備会はしません。頭で自分の持ち場を確認しながら動いていますが、何となく忙しく感じながらワクワクしています。

 今回は穫の後ドングリを使って、ドングリゴマなどを作る予定でドングリ拾いに出かけて材料をゲットしています。息子は中山町十彩会からいただいた勝ち栗でペンダントを作り、日頃お世話になっているジュニアリーダーにプレゼントする計画なので、昨日はその勝ち栗にニスを塗る作業をしていました。

 50個ほどの勝ち栗にニスを塗る作業も中々大変なようで、東屋の外テーブル前に座って一人黙々でした。私の芋畑畔刈り作業も昨日終わりました。あとは当日天候に恵まれるよう、ティシュでテルテル坊主でも作って祈ろうかと思っています。

「収穫祭 間近に迫り それぞれが それぞれ持ち場 準備おさおさ」
「草刈は 私の役目 早々に 昨日終わりて ほっと一息」
「わが息子 十彩会から 勝ち栗を 貰って昨日 ニス塗り作業」
「さあできた あとは天気を 祈るのみ テルテル坊主 作って祈ろう」

 

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人間牧場

〇カタツムリとナメクジ
 今朝ウォーキングに出かける前は雲行きが怪しいものの、雨は降っていませんでした。半分ほど歩くと朝立ちと思えるにわかに雨が降り始め、急いで小走りして家まで帰り、傘を差して残りの距離を歩きました。途中道の真ん中をカタツムリとナメクジが並んでうごめいていました。カタツムリは貝を背負っていますが、貝を取ると何となくナメクジに似ているようでした。

しばらく足を止めしゃがみ込んで見ていましたが、ふと少年のころナメクジに塩を振った思い出が蘇りました。ナメクジに塩を振ると塩分が体内に入り脱水症状を起こし、やがてヌルヌルとした液体が残りましたが、それがどういう化学反応なのかは知る由もなくそのまま見過ごしました。また雨の日にカタツムリを捕まえて小さな菓子箱に入れ観察した経験もあります。

 自然界には人間に直接目に触れにくい、カタツムリやナメクジのような小動物が沢山いますが、身の回りが衛生的になったからでしょうか?、カタツムリやナメクジに出会う機会も少なくなり時は流れています。先日蜜蜂の巣箱前で捕獲し殺処分したスズメバチも、いつの間にかアリが群がり有機質から無機質へと変わりました。自然界も足元を見ると中々面白いものです。

「朝立ちの 雨降って来て 少し濡れ 急いで帰宅 傘差し再び」
「よ~く見ると 道の真ん中 ナメクジと カタツムリ仲良く 横断してる」
「しゃがみ込み ナメクジ見ながら 少年の 頃に塩振り 実験思い出」
「人間の 知らない場所で あれこれと 生き物生きて 見る人もなく」

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人間牧場

〇秋の虫たち
 ほんの1週間前までは、半袖半ズボンでも汗をかくほど残暑が厳しかったのに、このところ急に冷え込んで長袖長ズボンにジャンパーまで羽織る有様です。
このころになると虫たちが一斉に鳴き始め、夜は賑やかな虫たちの大合唱が窓越しに聞こえてきます。

 しかし虫は虫でも害虫は中々厄介です。畑に出ると植えた白菜やキャベツに色々な害虫が住み着き、葉っぱを食い荒らしているのです。安心安全をモットーにしていて、「虫が食べるのだから人間にも安全だ」なんて胸を張ってもそうともいえず、葉っぱと同じ保護色をしているため見つけにくい青虫を、ピンセットで捕まえて退治をしています。

 またこの時期になるとハズの葉っぱに青虫ならぬ、頭のオレンジ色の尺取虫が沢山発生し、草刈りで残ったハズの葉を食べています。こちらは私たちの暮らしに余り影響がないので静観していますが、この虫が成虫になると卵を産むので、草刈り機でハズの茎を刈っています。

 わが家の玄関の花器に茅に止まった虫たちがいます。このバッタは偽虫で、鳴きもせず動きもしません。上灘保育所の園長先生が、カブトムシを差し上げたお礼にと手作りしいただきました。そろそろ見納めなのでバッタだけを取り外して昨日処分しました。とても風流でした。

「1週間 前まで暑い 日が続き 今は一転 毎朝寒い」
「秋の虫 窓越し聴こえる 大合唱 何の虫だか 分かりもせずに」
「カラムシの 葉っぱうようよ オレンジの 冠つけたる 尺取虫が」
「朝夕は 畑に入り 青虫を ピンセットにて 取っては始末」 

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〇私はお魚大好き人間です
 生まれた家が漁家で、魚は子どもの頃から食べさされていました。親父が鯛しか獲らない鯛網漁師だったため、贅沢にも鯛を沢山食べました。私の体の骨格は鯛でできたようなものだと思っています。

 7年間漁師をした私も27歳で漁師を辞め、70歳で親父も漁師を辞めて陸に上がったため、魚は漁師をしている親類縁者から頻繁に届いていましたが、その親類縁者も高齢になって漁師を辞めてしまいました。魚好きの私には大きな痛手でしたが、幸いなことに上灘の漁師福岡さんご夫妻と知り合いとなり、私が家庭菜園で作った野菜を届けると、決まったようにお魚が届くようになりました。

 福岡さんはさわら流し網と小型底引き網の二刀流漁師なので、季節によって違った魚がたくさん届くのです。昨日名残のナスとピーマン、それに伊方町瀬戸の緒方さんからいただいた瀬戸金時というサツマイモを、お裾分けで届けました。するとすぐに電話がかかり、市場まで魚を取りに来るよう言われました。

 早速出かけてハマチや鯛や甲イカなどを沢山貰って帰りました。早速雨の中でしたが粗調理をし、仕事から帰った妻に渡しました。妻はハマチの刺身、鯛アラの味噌汁などを作ってくれ、先日西岡さんが届けてくれた新米に宮栄さんが届けてくれた栗を入れた栗ご飯を腹いっぱい食べました。至福のいい一日でした。

「漁家生まれ 子どもの頃から 鯛食べて 私の骨格 鯛でできてる」
「相次いで 親類漁師 陸上がる 魚も届かず 寂しい思い」
「このところ 二刀流なる 漁師さん 魚頻繁 届くようなる」
「田舎流 物々交換 しています うまく回りて 
わらしべ長者」

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〇家の入口の樹木伐採
 先日地元の森林組合から、わが家の「入口付近の樹木が生い茂って電話線にかかっているので伐採したい」と電話連絡がありました。電話回線の保守をしているNTTから森林組合が伐採を請け負っているようでした。

 一も二もなく「いいですよ」と了解していましたが、昨日の朝その作業が始まったようで、エレベーター付きの作業車が下の道に陣取り、作業員が高く上がった作業台に乗って、チェンソーをブンブン回し、慣れた手つきで切り落とし、その都度ダンプに積み込んでいました。

 私は講演に出かけたのでその後のことは分かりませんでしたが、若嫁の話によると1時間ほどで奇麗に片付いたようでした。こうした人知れずの場所で電話線の保守点検をしている人たちがいるから安心して電話が使えるのです。

 わが家の敷地には電気や電話、それにテレビ協調アンテナ用の大小電柱が何本か立っています。いつもはそのことさえも知らずその恩恵に浴しながら暮らしています。電気か点くのもテレビが見えるのも当たり前となっていますが、しみじみ便利な世の中になったものだと思います。

「昨日朝 作業車入口 陣取って 電線かぶさる 雑木切り取る」
「さすがです あっという間に 木々切りて 奇麗になって 作業終了」
「気が付けば 家のあちこち 電柱と 電線有りて 快適暮らし」

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