人間牧場

〇古い廃棄物の再利用
 廃校になった中学校の通路に、「廃棄処分」という赤い紙が貼られた木製の箱が置かれていました。価値があるものなれば誰かが持ち帰って利用するのでしょうが、もう10年間も放置されたままの様子を見ると、多分このまま朽ち果て美観を損なうに違いないと思い、軽四トラックで行ったついでに持ち帰りました。


修理を終えた2つの本棚

 丹念に水洗いするとベニヤ板の底板は完全に剥離して剥がれてしまいました。さてどうするか考えた挙句、釘抜で丁寧に釘を抜き倉庫から端材杉板を見繕い、寸法を測って鋸で切り、抜いた釘と似たような釘を打って修理を終え、ワックスを塗って少し磨きをかけました。「いいぞいいぞ」と自分を納得させ、2つの書棚を完成させました。

 さらに分厚い合板でできた3つの箱も同じ杉板で蓋を作り本箱にしました。さて何処へ置くか、海の資料館「海舟館」も私設公民館「煙会所」も手狭で置く場所がなかなか見つかりませんでしたが、思案した挙句「煙会所」4畳半の両隅に置くことにしました。早速本箱には「昇る夕日でまちづくり」、「今やれる青春」「夕やけ徒然草」という自著本を入れ、3つ重ねして蓋もしました。

 また2つの本棚も底に算木を敷いて壁にくっつかせ、これにて一件落着です。本棚には今日にでもちょっとした小物類を見繕って置こうと思っています。廃品に命を吹き込み、再利用する方法はいわば自己満足の世界で、ややもすると片付かなかったり、かえってその場の空気感を壊してしまう恐れがあるのですが、今回の思い付きは良かったような気がしています。これぞSDGsの世界です。

「廃校と なった学校 片隅に 廃棄処分の 赤紙張られ」
「チリ積もり 汚れたままの 箱5つ 勿体ないと トラック積んで」
「持ち帰り 水洗いすると ベニヤ板 全て腐って 丹念釘抜く」
「手直し多た 5つの箱は それぞれに 自己満足だが 第2の人生」

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人間牧場

〇新居浜市立泉川公民館ふるさと塾に招かれました
 昨日は新居浜市立泉川公民館の招きで、ふるさと塾の講演会に招かれ出かけました。確かな記憶ではありませんが泉川へは3度目で、市会議員の篠原さんとは地域教育実践ネットワークのメンバーとして深いお付き合いをいただいていますし、また藤田さんは元私が愛媛県高校PTA連合会の副会長をしていたころ、新居浜南高校のPTA会長だった頃からの知り合いだし、さらに今回の講演会の責任者である野本さんは私の妻の兄嫁のお兄さんという奇遇も重なり、とてつもなく身近な集会となりました。


 私に与えられてテーマは「~これからのコミュニティづくり~」というテーマでした。私は①家庭コミュニティから、②地域コミュニティから、③まちづくりコミュニティから。④ボランティア活動コミュニティから、⑤人間牧場活動コミュニティから、⑥デジタルコミュニティからというおおよそ6つの視点からコミュニティについて90分間お話をさせてもらいました。

 駄弁ながら私の話を皆さん熱心に聞いてもらいました。本当は公民館版SDGsについて話したかったのですが、集まった人たちと公民館との関りがそれほど専門的でないため、その件に関しては県公連発行のパンフレットを配布して、興味があれば読んでもらおうと思いました。講演終了後折から小雨が降りだした中を高速道路を走り無事帰宅しました。

「ご縁ある 人も多くて 熱入れて 思いをしっかり 話したつもり」
「コミュニティ 6つに分けて 話する どれも大事で 長年関わる」

 

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人間牧場

〇少し寒くなりました
 季節は晩秋です。瀬戸内海に面した温暖な気候の地に住んでいると言いながら、やはり朝晩は少し吐く息が白くなり始めました。朝のウォーキングは少し寒かろうと、昨晩妻が毛糸の手袋とニットの帽子を枕元に用意してくれていました。「何もそこまで」と思いましたが、妻の優しさを無にすることもできず、今朝はこのシーズン初めて手袋と帽子を着けてウォーキングに出かけました。

 最近はウォーキングの途中の下り坂では、少しゆっくりとしたペースでジョギングを取り入れているのでやってみました。すると体がポカポカし始め、せっかく着けた手袋と帽子が邪魔になり、脱いで手に持って走りましたが、まだ手袋と帽子は少し早いようにも思いました。毎朝ウォーキングの途中で出会う人たちを見ると、既に手袋と帽子をつけて歩いているようです。

今年の秋は殆ど雨が降らず、晩秋の頃になると吹く北東の季節風も殆ど吹かず、好天の日が続いています。お陰様で毎朝のウォーキングやジョギングは順調ですが、家庭菜園の野菜類は晩秋特有の梅雨が降りるので、どおってことはないものの、裏山から出る清水も息絶え絶えです。お陰で今年の紅葉は何処へ行っても素晴らしく、全国各地からfacebook仲間が紅葉写真をアップしていて、居ながらにして紅葉狩り気分を楽しんでいます。

「瀬戸内の 温暖気候 住んでるが 朝晩冷え込み 手袋・帽子」
「まだ早い 思っていても 妻用意 心配りに 悪いと思い」
「ウォーキング ジョギングギアに 入れ替えた 少し汗ばみ
持ち歩く羽目」
「雨と風 今年はなぜか 上天気 一雨欲しいが 私にゃ出来ぬ」

 

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人間牧場

〇大洲市雲海祭りに参加しました(その2)
 雲海祭りの呼び物は雲海の素晴らしさもさることながら、地元に伝わる県指定無形文化財の藤縄神楽です。展望台に設えられた演舞場で、太鼓や笛、鐘の囃子に合わせて演目がフルコースで上演されました。やがて東の空から朝日が昇り、天岩戸に見立てた暖簾の隙間から神々しい太陽の光が輝き、まさに神話の世界でした。




これらの写真は息子が一眼レフのカメラで撮った写真です。

 傍の空き地では大きな釜でイノシシ鍋が炊かれ、甘酒や搾りたての牛乳とともに参加者に振る舞われました。どれも美味しく冷えた体と心を存分に温めてくれました。受付には先日人間牧場へ研修にやって来た二人の地域おこし協力隊のメンバーの姿も見え、暇を見つけてあれこれ楽しい世間話をしました。また写真家の河野さんも見えていました。いい写真を撮るためには人知れぬ努力があるようです。

 本当は最後まで参加したかったのですが、昨日はスケジュールが詰まっていて、9時ころにお暇して帰りました。その1は私がパブレットで撮影した画像で、(その2)は息子がニコンの一眼レフで撮った写真です。

「マスクにて 顔を隠して いるために 声をかけられ 都度首傾げ」
「陽が昇る 雲海地を這い ゆっくりと 下界遮り 山島のよう」
「猪鍋や 甘酒牛乳 振る舞われ 心も体も ホッカホカです」
「餅貰い 早々お暇 して帰る 朝から晩まで 忙し過ぎて」

 

 

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人間牧場

〇観賞用カボチャ
 昨日家庭菜園の隅に植えているツツジに絡まっているつるを取る作業をしていると、足元に何やらカボチャのようなものがありました。その昔といっても4~5年前まで、北海道佐呂間町に住む友人武田温友さんから毎年のように観賞用カボチャが送られて来ていました。

 送られてきたカボチャは、人間牧場で行われている子ども体験塾の収穫祭に展示したり、道の駅のじゃこ天のお店の店頭に並べ、多くの人に観てもらい、時には欲しい人が欲しいと言うので、お嫁入させたりしていました。

 ところが当時役場に勤めていた武田さんは3年前佐呂間町の町長になり、町長と言う職は超多忙ゆえ、それどころではなくなりました。一昨日facebookで、武田町長さんの誕生日にお祝いのメールを送ったところ、お礼の返信が届きました。

 佐呂間町にはオホーツク寒気団の船木耕二さんや、井田勝人・貴子ご夫妻などもいて、あれやこれやと今も親しい付き合いをしています。冬になるとオホーツク海に面したサロマ湖は結氷するほど酷寒の地です。多分このカボチャは武田さんから貰った昔の鑑賞用カボチャのの頃種ではないかと思われます。懐かしいカボチャゆえ、台所の机の上に飾りました。

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人間牧場

〇昨日は昼ご飯を食べるのを忘れていました
 これまでは、家周辺の草刈りも、人間牧場や港の見える丘の草刈りも、朝から夕方まで一日中やっても苦になりませんでしたが、さすがにこの年齢になると、その日は何ともないのに、2~3日すると疲れが出るようになりました。


植えたクヌギの木も大きいのは背丈の2倍ほどになりました

 ゆえに朝はゆっくり、昼はのんびり、午後は早めに農作業を切り上げて帰るよう心掛けています。昨日も港の見える丘に植えているクヌギの木の下草刈りに出かけました。このところ草刈り機のエンジンの調子がイマイチなので、昨年同じようなエンジントラブルに見舞われた折、地元の農機具屋さんに持って行き、直している様子をみていたので、見よう見真似で少し太い針金で排気口をつつき、こびりついたカーボンを取ったところ、調子を回復しました。

「いいぞいいぞ」と心躍って調子に乗り、昨日は夕方4時過ぎまで、残った下草を全て刈り終えました。「よ~し終わった」と思い気が付くと、どうやら昼ご飯を食べるのを忘れていたようです。ポケットのスマホに妻から「お昼になっても帰らない?。大丈夫。お昼ご飯はどうするの?」とメールが入っていました。まるで一生泳ぎ続けるマグロのようです。農作業をしても秋も深まり汗もかかず長閑な一日でした。

「近頃は お歳のせいか 2~3日後 疲れが出るので の~んびりゆっくり」
「よしやろう 意気込むけれど 草刈り機 調子イマイチ 見よう見真似で」
「いいぞいいぞ 治ったようだ 草刈り機 調子に乗って 昼飯忘れ」
「昨晩は 疲れていたのか 炬燵にて テレビ見ながら ついウトウトと」

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人間牧場

〇往復160キロ走行
 昨日は金融広報委員会の仕事で、久しぶりに宇和島へ行きました。最近はコロナの感染者数が多いものの、集会の規制がかかっていないため、集会が頻繁に行われて県内外への移動が多くなり、毎日のように出かけています。昨日の走行距離は片道80㎞、往復160㎞でした。

 物価高騰のあおりを受けてガソリンの値段が高く感じられます。昨日宇和島で入れたガソリンは1リッター164円でした。これもウクライナとロシアの紛争の余波ゆえ仕方がないことと諦めていますが、早く紛争が終わり平和な世の中になるよう祈っています。

 昨日家を出る時大洲の人から電話が入り、途中の臥龍の湯の駐車場で会う約束をして出かけました。臥龍の湯は妻が大洲へ買い物に行くついでに、時々温泉に出かけることがるため、待ち合わせには最適ながら、温泉に入りたいような心境でした。駐車場のモミジも紅葉が進んで綺麗でした。

「宇和島へ 行くため片道 80キロ 少し遠いが車も混まず」
「最近は 紛争余波か ガソリンが 高くてℓ 164円する」
「宇和島へ 行く途中にて 臥龍の湯 駐車場にて 用事済ませる」
「庶民には コロナとガソリン 高止まり ダブルパンチで
                       どこかモヤモヤ」

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人間牧場

〇秋の風情

収穫した秋の味覚シイタケ

 わが家は上灘川に沿った谷あいにあるため、一番お日様の温もりが欲しい秋分の頃から春分の頃まで、一日中全く陽が当たらないのです。強い紫外線は物を劣化させ様々な悪戯をするので、それがないだけいいとポジティブに考えて暮らしています。


秋の夕日に照らされた町のシンボル本尊山

それでもわが家から見える、町のシンボル本尊山はこの頃になると、ハゼやクヌギなどが色づき借景ながら秋の色に染まり、特に夕暮れ時になると夕日が山全体を照らし、午後5時の時報を告げるミュージックサイレンの「♭秋の夕日に照る山モミジ~♯」が聴こえると、思わず歌を口ずさみながら山を見るのです。

わが家の入口の枝垂れモミジも綺麗に紅葉しました

 わが家の入口には畳4畳半ほどもあるような、大きく枝葉を広げた枝垂れモミジが植えられています。私が教育委員会に勤めていたころ、島根県大根島から売りに来たおばちゃんから千円で買った苗木ですが、手入のよろしきと場所を得て、40年余りの年月を経てこんなに立派に育ちました。今が見頃です。

「秋分が 過ぎて春分 半年も 日当たりのない 場所に暮らして」
「シンボルの 本尊山に 夕日映え まるで赤富士 わが家の借景」
「五時に鳴る ミュージックサイレン 口合わせ 秋の夕日に~」
「若い頃 千円で買った 苗木だが 40年経ち 立派に育つ」

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人間牧場

〇子ども体験塾ハイキングこぼれ話(その2・アッ猿だ!!
 いつもは車で走る町内外ゆえに、ハイキングで歩くと様々なことに気づきます。佐礼谷地区の山吹神社に向けて草茂る大貫道を一列になって歩いていると、一緒に歩いていた子どもの先頭付近で突然、「アッ猿だ」と叫びました。一瞬みんなその声の方向を見て身構えました。

 よーく見ると農家の軒先に吊るした猿の置物でした。窓辺にあたかも生きている猿のように右手を上にすがっていて、今にも動き出しそうなリアルさでした。私たちの地方では猿や鹿こそ余り見かけませんが、過疎で人間の数が減っているもののイノシシなどは人間の数をはるかにしのいでいて、その悪態で相当の被害が出ているようです。

 置物とだったと安心した子どもたちは入れ代わり立ち代わり、サルに声をかけながら握手を求めていました。こんなことを考える面白い人もいるものです。家主のおじさんの話によると、この大貫道は車道のなかった昔は頻繁に通行人が通り、子どもたちの通学路にもなっていたそうで、今では全く人が通らなくなったとのことでした。

「大貫道 一列並んで 歩くうち 先頭辺りで 『猿だ!!』と悲鳴」
「全員が 一瞬身構え 先を見る 家の軒先 猿の置物」
「安心し 猿に声かけ 握手攻め おもろい光景 思わずにっこり」
「往来の 逢った昔を 懐かしむ 時代の変遷 これからどうなる」

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人間牧場

〇子ども体験塾ハイキングこぼれ話(その1  デイトのお誘い)
 今年の子ども体験塾は低学年が多く、あれこれ基本に立ち返り子ども目線を低くして行事をこなしています。今年のように山坂道を10㎞以上歩くのは、正直低学年には少しきつく、落伍者も考えて森田館長さんと久保さんが要所要所で待機してくれましたが、全員元気に歩き終えることが出来ました。

防災キャンプ段ボールハウスのサポートで優秀賞をとって以来すっかりお友だちになった樹果ちゃん
一生懸命歩く低学年

 私は防災キャンプ以来小1の樹果ちゃんとすっかりお友だちになっていて、この日もかなり長い時間手をつないで歩きながら、色々な世間話をしました。山吹神社を出て佐礼谷小学校近くまで来た時、樹果ちゃんがいきなり私に、「進ちゃん明日空いている?」と聞くのです。私が「どうしたん」と尋ねると、「私は明日日曜日で空いているので遊ぼう」と言われました。何という嬉しいことでしょう。デイトのお誘いでした。

 「樹果ちゃん、進ちゃんは明日用事があって一緒に遊べない」と言うと、「残~念、また遊ぼう」でした。いやはや参った参った」でした。コメディアンの加藤茶さんではありませんが、樹果ちゃんと私の歳の差は70歳も開いています。この話を家に帰って妻に「女の人からデイトに誘われたんだがどうしようか」と、顔を赤らめながら話すと、ヤケもせず大笑いしながら「そりゃあ良かったね」でした。子どもは面白いです。久しぶりに年甲斐もなくときめきました。

「低学年 故に心配 していたが 落伍者もなく 全員完歩」
「防災の キャンプ小1 サポートし 段ボールハウス
手伝うご縁」
「小1の 女子にいきなり 明日予定 聞かれどうやら デイトお誘い」
「70も 歳の差あるのに 驚いた どうやら私 遊び相手に」

 

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