人間牧場

〇人には絶対言わないでね!!
昨日友人Aさんに出会い立ち話ながら耳寄りな話を聞きました。別れ際その友人は「あんただけにしか言っていないので、人には絶対口が裂けても言わないでくれ」とくぎを刺されました。

 ところがところがです。偶然別の友人Bさんに出会い立ち話をすると、その人が言うのには「Aさんから先ほど人に言うなと口止めをされているのだが、あんただけには話すので、わしから聞いたとは絶対言わないようにしてくれ、わしは口が堅い方なので」と、ここでも釘を刺されて耳寄りなAさんと同じ話を聞きました。

 はてさてどうなっているのか?、信じ難い耳寄りな話でした。人は「人には絶対言うな」とか、「ここだけの話だが」とか、また「わしは口が堅い」とか言いながら人の話に戸はたてれず、伝播してしまうのです。

 私も「こんなうわさ話を聞くのではなかった」と思いつつ、言いたい気持ちをグッと堪えていますが、まるで漫才や落語の笑い話のようでした。

「あんただけ 話すのだから 絶対に 言うな釘刺し 別の人にも」
「自分では 口が堅いと 自慢して 言いふらす人 数多くあり」
「絶対に 言うな言われりゃ 何となく 言いたくなりて 次から次へ」
「世の中は こんなもんだと 自覚する 私もかつて 標的された」

 

 

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人間牧場

〇わが家のクリスマス
 わが町の山添を通る国道56号線に時ならぬ大雪が降り、犬寄峠付近から中山町内まで除雪のための通行止めが続いたため、迂回した車が海岸国道378号になだれ込んでひっきりなしに通り、双海町高野川~三秋峠~伊予市向井原間も渋滞が発生し、伊予市街まで行くのに40分以上もかかるほどでした。

若嫁が焼いたチキン
モンブランショートケーキ

 それも昨日は収まり平常の暮らしが戻りました。息子たち夫婦が温泉好きな私たち夫婦のために、今年も星ヶ岡温泉の入浴券をお歳暮としてくれたため、昨日は妻と2人で、ローズハウスというレストランへバイキング朝食に出かけ、その足で星ヶ岡温泉に出かけ、真昼間だというのに温浴を楽しみました。

 昼過ぎに帰宅し、プリンターの調子がイマイチでストップしていた年賀状を仕上げながら机の周りの大掃除をしました。夕食時若嫁がオーブンで焼いた熱々のチキンとショートケーキが届き、私たち夫婦もささやかながらクリスマス気分を味わいました。息子家族と同居しているとハーロウィンやクリスマスなど、これまで余り縁のなかった諸行事の度に加わらせてもらい、楽しいひと時を過ごしています。

「今年も クリスマスなど やって来て チキンとケーキ 夫婦に届く」
「こんがりと 焼いたチキンを 食べながら 暖房効いた 部屋でぬくぬく」
「ウクライナ 戦争さ中 クリスマス テレビのニュース 心複雑」
「昨日まで クリスマスソング あちこちで 今日から一転 迎春モード」

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人間牧場

〇昨日はクリスマスイブでした
 記録的な大雪でこのところ大荒れの日本列島でしたが、クリスマスイブは今年もやって来ました。さすがにこの歳になるとクリスマスを祝う浮かれた気分もなく、伊方や八幡浜に出かけた帰り道、レストランに立ち寄り妻と2人でささやかな食事会をしました。


妻は記念写真まで撮らせてもらい大喜びでした

 その帰り道長浜まで帰ると妻から「大和地区のクリスマスのイルミネーションが見たい」とリクエストがあり、沖浦から肱川河口対岸の道を走り、目的地に着きました。記憶を頼りに大和地区内に入ると、何軒かの家々のそれは奇麗なイルミネーションが見えました。

 路側帯に車を止め、一軒の家の前に立つと、家の人が出てきて庭に案内され、会話をしたり写真を撮らせてもらいながら見学をしました。「私は双海町でまちづくりに~」と自己紹介をすると、「知ってます知ってます。夕日を有名にした人でしょう」と歯の浮くような誉め言葉をいただき、恐縮してしまいました。

 大和地区のイルミネーションは、地域政策研究センター(今はえひめ地域活力創造センター)のアシスト事業審査員をしているご縁もあって、助成団体だったので、現地見学で訪ねてから毎年のように訪ねているのです。天気が悪く何年か前ほどの規模ではありませんでしたが、それでもみんな楽しそうにやっていて、私たちの来訪を心から喜んでいただきました。

「大荒れの 中でもみんな 楽しそう イルミネーション 見学立ち寄る」
「わあ綺麗 イルミネーション 夢の国 飛び入り庭で 会話も弾む」
「双海です 自己紹介を 始めたら 『知ってますとも あなたのことは』」
「持っていた コーヒー豆を とりあえず 名刺代わりに 差し上げました」

 

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人間牧場

〇ビックリ仰天
 10日ほど前、私のことがチラシ風に編集されてfacebookで紹介されビックリしましたが、そのチラシが元で小さな講演会が「もにこど2」というカフェで開かれました。ところがその時話している私の講演動画がfacebook でライブ配信されたのです。2度も続いた珍現象にビックリ仰天してしまいました。

 私には2000人ほどのfacebook 仲間がいて、私の書いた記事に時々アクセスして、中にはご意見を寄せてくれたり「いいね」ボタンを押したりしてもらい、デジタルコミュニティを楽しんでいますが、講演動画は初めてなので、お恥ずかしい醜態をさらけ出してしまいました。恥ずかしがる歳でもないのでむしろありがたいことだとポジティブに受け止めています。

 10日ほど前、突然37年ぶりに草間さんという女性が、私の前に夫婦で現れまた。そして請われるままに煙会所や海舟館、それに人間牧場を案内しました。そして電撃的にカフェでのミニ講演会が行われ、今では毎日のようにfacebookでお互い最も親しい顔をして、意見交換する間柄となっているのですから驚きです。「人は人により人となる」を実感しながら今年も年の瀬を迎えています。今年もハラハラ・ドキドキ・ジーンの一年でした。

「前回も ビックリしたが 今回も ライブ配信 醜態仰天」
「あちこちで こんな姿で こんな風 話しているのか 自分の姿」
「驚きが 二度も続いて ハラハラや ドキドキ年甲斐 なくてジーンンと」
「今年も 色々あった 指折って 出会い数々 思い出しつつ」

 

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人間牧場

〇正月を迎える準備(しめ縄づくり)
 昨日は寒い一日でしたが、意を決して私設公民館「煙会所」にストーブを持ち込んで暖を取り、一人黙々しめ縄づくりをしました。作業に支障をきたすほどではありませんが、先日の人間牧場での餅つきで手のひらを少し痛めているので、縄をなう力が弱く、多少難儀をしました。

 先日大安の日に藁をそぐっていたので、畳の上にゴザを敷きオタマジャクシ15個、隠居用の少し大きなオタマジャクシ、本宅玄関用の暖簾型しめ縄、神棚用の大きなしめ縄といつもの年と変らぬしめ縄を順次2時間ほどで作り上げました。ホームセンターなどで買えば済むことでしょうが、元漁師をしていた親父直伝の技を引き継いでいて、自己満足ながらそれなりに出来上がりました。

小型のオタマジャクシ
隠居の玄関用オタマジャクシ
神棚用しめ縄
玄関用暖簾しめ縄
もろぶたに入れた全てのしめ縄

 私は子どものころから何かと器用な親父から、「お前は不器用だ」と言われてきましたが、出来上がったしめ縄を見た妻から、「まあお父さん、器用ねえ」と褒めてもらい、まるで子どものように嬉しくなりました。その親父も7年前に亡くなり、私のこのしめ縄づくりを息子に教えていないことに気がついていますが、今年も正月前には息子や孫に手伝ってもらい、裏白やカブスを付けて飾る予定です。

「煙会所 ストーブ入れて 暖を取り 正月用の しめ縄づくり」
「今は亡き 親父直伝 しめ縄を 心を込めて しっかり作る」
「気がつけば 私の技術 息子には 伝えていない 難儀な話」
「さあこれで 新年迎える しめ縄が それなり出来た 妻に褒められ」

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人間牧場

〇民俗資料の中で見つけた珍しい旗
 先日私が代表を務めている双海史談会の一行が、旧双海町時代に収集したものの、置き場を失って仮置きさせてもらっている旧中山町立永木小学校へ、研修に出かけました。

 2階の教室4つに沢山の民俗資料が置かれていて、公民館主事をしていた若い時代に収集をした経験もあって、見覚えのある品々も沢山あって感慨一入でした。その中に珍しい小旗を見つけました。

 朝日新聞社から送られたと思えるこの旗には「農繁期託兒所」と染め抜かれていました。どうやらこれはかんきつ農業が盛んだったころ、みかんの取入れで忙しい時期、子どもの世話ができないので、農繁期に子どもを預かって臨時の託児所を開いた時のもののようでした。

 当時保育専門学校の保母を目指す学生が何人かやって来て、集落の公民館に寝泊まりして現地実習を兼ねて子どもの面倒を見ていた記憶があるのです。子どもの数が多く、みかんの取入れに猫の手も借りたくて、忙しかった農村の風景を垣間見る思いがして懐かしくなりました。

「史談会 かつて集めた 資料類 行き場失い 隣の町へ」
「あれこれと 民俗資料 ある中で 見つけた小旗 懐かしさ一入」
「農繁期 保母の卵が やって来て 集落寝泊まり 子どもの世話を」
「懐かしい 当時を語る 旗ひと竿 これぞ民族 資料醍醐味」

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人間牧場

〇冬の朝焼けは雨になる
 「秋の夕焼け鎌を研げ」と聞いて育ちましたが、「冬の朝焼け雨になる」も同じように聞いていました。この4~5日は寒~い日が続き、北陸辺りでは700台以上の車が積雪の影響で立ち往生したり停電が発生し、陸上自衛隊に派遣要請があるなどかなりの混乱が今も続いているようです。

今朝の朝焼け

 今朝5時50分に愛用のLED懐中電灯を点けて暗闇のの中をウォーキングに出発しました。50分くらい歩いて自宅に帰ると、周りが少~し明るくなり始め、東の空が赤く焼けてきたのが見えました。朝焼けです。素人が考えると天気が良くなるはずなのに、天気予報によると昼頃からどうやら雨になるようです。

 親父から教わった「冬の朝や明け=後に雨」はどうやら当たっているようだと納得してウォーキングを終えました。このところ晩夏から晩秋、初冬に至るまでお天気が良く少雨状態が続いて、松山市の水源である石手川ダムの貯水率も低くなり、真冬だというのに渇水対策が必要だと報じています。降り過ぎるのも困るけど降らなさ過ぎも困ります。朝焼けに期待しましょう。

「秋夕日 鎌研げ言うが 朝焼けは 雨の前触れ 冬のこの時期」
「ウォーキング 終えて帰ると 東空 朝焼け綺麗 男時の予感」
「昔人の 言うこといちいち 大当たり 長年経験 まるでひまわり」
「このところ 少雨状態 貯水率 下がり気を揉む ダムの管理者」

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人間牧場

〇いきなりハグされて舞い上がってしまいました
 私は古いタイプの人間なので、外国人のように人様の前であいさつ代わりにハグをするような、私からすると大胆と思える行動はこちらから進んですることはなく、これまでもしませんでした。

会場は和やかでいい雰囲気でした

 ところがどうでしょう。昨日「もにこど2」というカフェで行われた私の講演会が終わって別れる時、店主の草間道子さんから、ご主人のいる前でいきなりハグをされてしまいました。嬉しい反面恥ずかしい気持ちが先に立って、心臓がパクパクして止まりませんでした。

 さらに驚いたことは一番前の席で、まるでかぶりつきのような場所に座っていた、西原さんという女性が、私の講演する姿を一部始終スマホカメラで動画にして撮影し、こともあろうかFacebookで配信しているのです。幸い砕けたカジュアル洋服でもなく、スーツにネクタイ姿に身だしなみを整えていたので、幾分救われました。

 演題のない講演は参加料ワンコインだったので、参加した30人余りの方に私の自著本「夕日徒然草」という落伍ネタ本(定価500円)を人数分持参して持ち込み、全員に配りました。楽しいそれでいて反応の良い講演会でした。

「日本人 ゆえにハグなど しないため いきなりされて 心臓パクパク」
「ご主人の 前で平気にで ハグされる これでいいのか これでいいのだ」
「演題の ない講演会 難しい 慣れているとは 言いつつしづらい」
「ワンコイン 夕日つれづれ 自著本を プレゼントして お返しをする」

 

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人間牧場

〇 とにかく寒い
この2~3日、西高東低の気圧配置が続き、まるで日本列島がスッポリ冷蔵庫の中に入っているようで、日中の温度も6~7度を下回って、南予では雪が積もって高速道路が一時通行止めになったようです。

冬を迎えた人間牧場も寒々です

人間牧場もいよいよ冬ごもりの季節となりましたが、冬には冬の仕事があるので、暇を見つけて足繁く通い、あれこれやりたいと思っています。

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人間牧場

〇旧永木小学校を訪ねる(その2)
 私が双海町教育委員会に勤務していた若い頃、双海町内にある民俗資料の収集を始めました。当時課長は武智さん、文化財担当は戸田さん、公民館主事は若い私でした。3人は各集落の自治公民館長を仲立ちにして、調査をしながら寄付をしてもらった民俗資料を軽四トラックで現地へ貰い受けに行きました。

 その数は数千点にものぼり、とりあえず移転して空き家になっていた急双海郵便局へ仮置きしました。ところがその場所へ消防分署が移転したため、今度は上灘農協の倉庫へ移動させましたが、そこも取り壊して駐車場にしたため、二転三転して、平成の大合併で伊予市・中山町と合併したため、海の町の民俗資料なのに何故か山の中の廃校となった野中小学校と永木小学校へ移動させてしまったのです。

 双海町の最後の教育長だった私も、知らない間の珍移動劇の主人公となった民俗資料の数々が今どんなになっているのかは、当時ご好意で寄付をしてくれた人の善意を思うと、気にはなっていましたが、漏れ聞く話だと、雑然としているようだと聞いていました。4つの教室の所狭しと並べられている民俗資料は思ったよりきちんと整理がされて少し安心しました。さてどうするこれらの民俗資料です。せめて今度は安住の地へ移転させたいものです。

「小学校 2階の教室 それぞれに 民俗資料 再会嬉しい」
「ふと思う 寄付してくれた 人の顔 既にあの世へ 逝った人もあり」
「雑然と 置かれているが とりあえず ホッと一息 次の一手は」
「行政の 都合に翻弄 され続け 海の資料が 舟山登る」

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