人間牧場

◯ お中元の季節がやって来ました

 現職をリタイアして、年金ぐらしをしている私たち夫婦にとって、お中元は縁の遠いものですが、お世話になっている人もいて、そんなことに無頓着な私に代わり、妻は毎年この時期になると送られてきたカタログを見ながら、一人気を揉んでいるようです。 今日は朝から雨が降るあいにくの天気だったこともあって、これ幸いとばかりに妻から運転を頼まれ、松山三越まで同行させられました。 三越7階のお中元コーナーには、ボーナスサンデーということもあって、沢山のお客が列をなしていました。妻はカタログと住所録を渡して、手際よく手続きを済ませ一件落着です。

 一人でデパートへ行くことは殆どないし、買い物も本屋やホームセンター以外殆ど行かない私にとって、三越の落ち着いた雰囲気は、店内のお客さんの身だしなみといい、どこか場違いな感じもしましたが、少しだけ妻のショッピングに付き合いました。帰る途中の松前町エミフル界隈は、やはりボーナスサンデーの影響でしょうか、重信川にかかる出会橋付近から車が混雑して、中々前に進みませんでした。
 伊予市のスーパーフジで食糧品の買い物を済ませ自宅へ帰ると、少し強く降る雨の中を宅配便の運転手さんが、運よく荷物を届けてくれました。私がお中元を送ったように私の元へもお中元が届き、恐縮してしまいました。

 送ったり送られたり、これは相手を思いやる日本のよき習慣です。私のように退職し人にへつらって生きる必要もない人間にとって、また人のために何の役にも立たない人間にとって、贈り物をする下心も贈り物を頂く理由等もまったくありませんし、贈り物を頂いたからといって人間関係が特別代わるものではありませんが、恩を返すという気持ちだけは大切にこれからも生きて行きたいと思っています。
 台風8号が近づいているようです。香川・徳島の水瓶さめ浦ダムの貯水率が下がり取水制限が始まるこの時期の台風は、水源確保に期待が持たれますが、くれぐれも大雨の被害のなきよう祈っています。今日はお中元を送るいいお湿りの一日でしたでした。

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人間牧場

〇地域づくり支援セミナーの研修受け入れ

 愛媛大学と松山市が共同事業として行っている、地域づくり支援セミナーの第7回研修会が、昨日の午後人間牧場で行われました。昨日は午前中私設公民館煙会所へ愛媛大学の学生たちがやって来ましたが、午後のセミナーは学生と一般市民の混成チームでした。
 人間牧場へは大型バスが入らないため、マイクロバス2台に分乗してやって来た一行と、下灘コミュニティセンター前で待ち合わせ、私が軽四トラックで先導し、市道からはバスを降りて歩いてもらいました。

地域づくり支援セミナーの一行
地域づくり支援セミナーの一行

 梅雨時期なので天候を心配していましたが雨にも遭わず、ガスがかかって自慢の眺望は今一だったものの、予定されていた3時間をたっぷり使って、双海町のまちづくりや人間牧場を使った私の生き方などについて、2時間ばかりレクチャーし、1時間を討議の時間に当てました。聞く態度も意見の述べ方も、セミナー受講生だけあってしっかりしていて、少し突っ込んだお話もできました。このセミナーは愛媛大学を会場に毎週水曜日に2ヶ月間で9回開講していて、今回が第7回目の先進地視察研修ようでした。

 先日松山市役所の職員がセミナーの打ち合わせに見えられた際、松山市のコミュニティアドバイザーへの就任を打診されました。私は伊予市民ながらこれまでにも、松山市内のあちこちへ請われるままに出かけて、まちづくりの必要性を話していますが、市長さんからのご依頼でもあるし断わる理由もないので、気楽な気持ちで引き受けようかとも思っています。
 昨日の夜、セミナーに参加した何人かの方から感想のメールをいただきました。デジタルツールを使った嬉しい反応ながら、ひとりニンマリしました。

  「午前午後 地元大学 別々の グループ来訪 忙し一日」

  「伊予市民 なのに隣りの 市長から 用事頼まれ 心が揺れる」

  「牧場を 訪ね良かった メールにて 感想届く 嬉し反応」

  「切り株の 台座の上に 置いていた 夕日徒然 買ってもらって」 

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人間牧場

◯昔の知人から懐かしい声の便り

 今夕書斎で本を読んでいると妻が、「お父さん電話です」と呼びにきました。出るといきなり「私は◯◯だが覚えてる?」と言いました。「はい覚えてますよ」と答えると、その人は懐かしそうに話し始めました。私より一回り歳が上であること、最近ボケ防止のためタブレットを買って使い始めたことなどを、矢継ぎ早に話してくれました。特にタブレットの話は熱を帯び、そのタブレットを使って「若松」で検索すると、懐かしい私の名前が直にヒットし、電話と相なったようでした。

 80歳を越え、何もすることもなく夫婦で暮らしているが、このままではいけないと思い、思い切ってタブレットを始めたものの、横文字が多く使い方も分らずチンプンカンプンながら、少し使い方が分ってくると、自分の知らない世界がどんどん広がり、81歳の挑戦で毎日が楽しいと話してくれました。
 私はPC派ですが、最近タブレット端末を購入し電話のかかった〇〇さんと同じように、悪戦苦闘しています。でも少しずつ使い方が分ってくると、ほらこのように、ワードプレスやアメーバブログにブログだってアップすることができるのです。

 私のブログを読むのが毎日楽しみだとも言ってくれました。私もうかうかできません。もう少しスピードを上げて使い方をマスターしようと思いました。
 進化論で有名なチャールズ・ダウインが「強いものが生き残るのではない、賢いものが生き残るのではない、順応したものが生き残る」とはけだし名言です。私たちは否応なしに情報化という現代社会の中で生きなければなりません。それらとどう向き合って生きるか、高齢化社会を楽しく生きるヒントを、〇〇さんから頂いたような電話でした。(この文章はタブレット端末で作成しアップしました)

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人間牧場

〇学生たちと夕日を見ながら交流会

 若嫁の母親の骨折入院治療で、このところ若嫁の手がとられているため、内孫二人の面倒を見る機会が多くなり、保育園や学堂クラブへ迎えに行ったり寝かせたりしていますが、特に5歳の孫奏心とは触れ合う機会が多く、昨日の夕方も孫のリクエストに応えて、潮風ふれあい公園までトラックで散歩に出かけました。遊具で遊んでいると今日わが家へやって来る愛媛大学の学生一行が米田先生に連れられ、大学のバスに乗って到着しました。窓口となっている地域おこし協力隊の冨田さんから、夜のバーベキュー交流会に招かれていたので、あいさつもそこそこに自宅へ引き返しました。

 孫を若嫁に渡し、午後6時半ごろ再び潮風ふれあいの館まで引き返して、バーベキュー交流会に参加しました。昨日は心配されていた雨も降らず、西の彼方に沈む自慢の夕日や夕やけを、心ゆくまで堪能しながらの交流となりました。松本さんが差し入れた釜揚げシラスや鯛の刺身、タコのブツ切り、鯛の浜焼きに加え、学生持参の沢山の肉類や野菜類が山ほどあって、満腹の手合いでした。
 それにしても昨日は夕日に関しては梅雨の時期なのにラッキーでした。これまでにも夕日を目的に沢山の人がやって来ましたが、一発で夕日を見れる幸運には中々巡り会えないものです。学生たちの目と心が美味しいご馳走に向いていたことは確かですが、果たしてどんな気持ちでこの一瞬を迎えたことでしょう。

 この時期の日没は7時20分頃です。季節は夏に向かっているというのに、夕日は既に6月21日の夏至を境に、20分も秋冬に向かって動いています。時折雲の切れ目から見える夕日や、降臨とも思える青島付近に降り注ぐスポットライト、まるで黄金色の道のように見える残照、茜色の雲などなど、この町に住んでいる私でさえも、「綺麗だなあ」と思いながら天体ショーを堪能することができました。まさにこれぞオンリーワンの双海の夕日夕やけです。海抜ゼロメートルのシーサイド公園から見える夕日も、下灘駅から見える夕日も味がありますが、少し高台の潮風ふれあい公園から見る夕日もいいものだと実感しました。

  「学生と 馳走食べつつ 夕日見る 梅雨の晴れ間の ひと時楽し」

  「一発で こんな夕日が 見れるとは ラッキーですと 自慢してやる」

  「夕日見て 何を思うか 学生は せめてふるさと せめて父母」

  「さあ今日は 腕まくりして まちづくり 熱く語ろう 煙会所にて」

バーベキューパーティ
バーベキューパーティ
バーベキューパーティ
バーベキューパーティ
降臨の島青島
降臨の島青島
残照の海
残照の海
シルエット
シルエット
茜雲
茜雲
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人間牧場

〇庭木の手入れ

 わが家は田舎ゆえ、660坪の広い敷地を持っています。広いことはいいのですが、管理するのは大変で、特に夏ともなると庭や周囲の斜面に草がいっぱい生えて美観を損なうため、孫を除いた大人5人がそれぞれ暗黙の区域を決めて、草と戦っています。妻も若夫婦も勤めているので言い訳程度で、専らの主役は年老いた95歳の親父と私ですが、その親父も最近衰えが目立ち、私の肩に重くのしかかってきました。 特に庭に植えた庭木類の剪定は、技術を要するだけになかなか大変で、私には少々重荷のようで、これから先が思いやられます。 それでも昨日は一番大きなクロガネモチの剪定に挑戦してみました。長い脚立を樹に掛けて4mを越す天辺に登り、こわごわ1時間余り作業をしました。ディサービスから帰った親父も「上手いことやっとる」と褒めてくれました。何本かの松の木の剪定は、まだ親父しか出来ませんが、修行をして早く一人前になろうと思っています。

剪定を終えた庭木クロガネモチの木
剪定を終えた庭木クロガネモチの木
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人間牧場

〇島根県雲南市から市会議員さんがやって来ました

 昨日は午前中7月8日に予定されている上灘保育園の遠足下見、午後は島根県雲南市からやって来た市会議員さんの視察研修、夜は岡田文淑さんの出版記念パーティなどのスケジュールが入り、加えて人間牧場を遠来の人2人に一夜の宿として貸していたため三度も人間牧場へ行く、とても忙しい一日でした。特に前日高知県馬路村入りして木下彰二さんと交流をした後、人間牧場へやって来た島根県雲南市の市会議員さんの研修は、サプライズで室戸岬見学が加わって到着が遅れたため、慌しい対応となりました。

人間牧場にて
人間牧場にて
翠小学校にて
翠小学校にて

 市会議員の山崎さん・高橋さんとは、島根県出雲市で5月末に行なわれた南さんの結婚式の折、明くる日の帰りに木下さん、青砥さんと一緒で大東町下久野駅の駅カフェを訪ねて面識があるし、前日の模様は木下さんから、雲南市の情報は青砥さんから事前に送ってもらっていたので余り慌てず、また11時過ぎに山崎さんから「只今南国通過中」と経過の情報が入っていたので、急遽昼食予約を取った魚吉との連絡程度で到着を待ちましたが、遠路の岐路のこともあるので20分余りの遅延に少し気を揉みました。

 雲南市は島根県の北東に位置する、平成の合併で6町村が合併して誕生した、東京23区の約9割の広さを持ったまちです。平成22年の国勢調査では4万2千人の人口でしたが、その後年間400人ペースで人口流出が今も続いて、4万人の大台を割っているようです。
 昨日研修にやって来たのは雲南市議会の会派「フォーラム志民」の7人の議員さんたちでした。市政といえどわが伊予市と同じような、失礼ながら小規模人口の田舎町なので議員さんはどなたも真面目な方ばかりで、人間牧場での車座になって開いた勉強会も、メモを取りながらの熱心さでした。

 折角の機会なので飛び込みで翠小学校も案内しエコ改修した校舎と居合わせた校長先生と子どもたちの元気な姿を見てもらいました。最近人間牧場へ各地の議会議員さんが研修に訪れます。議員として見識を深めることはいいことですが、中にはややもすると政務調査費がついているからという安易な目論見で、道後温泉に泊まるついでにやって来る人も中にはいるようです。35年間も役場に勤めて、議会と常に対峙してきた私ゆえ、研修プログラムや態度を見ればそこら辺の察しはつくのです。少なくと昨日やって来た雲南市の議員さんはとても熱心で、しっかりとした研修態度でした。あっぱれです。

  「馬路村 人間牧場 セットにて 市議会議員 勉強に来る」

  「七人の 議員さんたち 牧場へ 歩いて入り 汗をかきつつ」

  「雲南も 過疎に少子化 高齢化 いずれも同じ 秋の夕暮れ」

  「議員には 政務調査費 あるようだ 使う理由が あるから使う」 

 

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人間牧場

〇カラスのトマト餌食

 4~5日前から家庭菜園に植えているトマトが沢山色づき始めました。トマトは大好物なので色々な種類を20本も植えていて、只今のところ順調なのですが、トマトはべト病などの病気に弱く、特に雨に遭わせると病気が蔓延するとかで、近所の人はビニールでトマトを覆ったりしているようですが、私はまだそこまでの対応をしていないので、少し不安を覚えています。

収穫した美味しそうな完熟トマト
収穫した美味しそうな完熟トマト

そのトマトに一昨日異変が起こりました。菜園に出てみると熟れたトマトが幾つも畑に転がっているのです。見れば鳥がつついたような跡があり、中には半分も食べられているものもありました。トウモロコシをハクビシンに食べられ、全滅した後遺症も癒えないのに、今度はトマトです。このまま放置しておくと折角熟れたトマトを全部持って行かれるので、傷心の面持ちで、倉庫から網を取り出し張り巡らせました。

 このところ裏山にカラスが10数羽住みついていて、隣の人の畑に植えているビワは、殆どカラスの餌食に遭ったようで、おじさんの嘆き節を随分聞かされましたが、おじさんのように人にこそ言わないものの、こうしてブログのネタにして悔しさを吐露しているのです。昨日は網を張った効果が出たのか、カラスに食べられなかった熟れたトマトを沢山収穫することができました。

 妻は家庭菜園での野菜づくりの私の腕が、毎年確実に上がっていることを認めているようで、収穫用の発泡スチロールの箱に入れた完熟トマトを嬉しそうに受け取り、息子の所へお裾分けしたり、冷蔵庫へ入れたりしていたようですが、今朝はトマトジュースを作ると張り切っていました。普通スーパーなどに出回っているトマトは、青めのトマトを収穫し、手元に届く頃熟すようです。ゆえにトマトの色は薄ピンクがかっていますが、樹上で完熟させたトマトは目にも鮮やかな真っ赤な色で、かぶりつきたいような食欲をそそられます。

 今朝もこれから菜園に出て朝飯前の一仕事です。薮蚊やブトに食われないよう長袖のシャツを着て、その上に蚊取り線香までぶら提げての完全防備です。昨日の夕方親友の西岡さんが青い枝豆を沢山届けてくれました。聞けばこの時期出荷する枝豆は、春まだ浅いお節句頃ハウスの中で苗を立て、移植した物のようで、産直に出すと飛ぶように売れると、携帯電話に入る産直からの情報に一喜一憂しているようでした。最近の百姓も情報化社会です。奥が深いと思いながら、また少し進化してやろうと少しだけ意気込みました。

  「またしても 悪態動物 餌食遭う 怒り心頭 ブログ書くのみ」

  「網を張り 残ったトマト 収穫す 妻は大いに 喜びながら」

  「完熟の 真っ赤なトマト 美味しそう かぶりつきたい 心境なりて」

  「百姓で 飯を食ってる 人違う 遊びの農業 訳が違うと」 

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人間牧場

〇破竹筍湯がき

庭の隅で破竹の筍を湯がきました
庭の隅で破竹の筍を湯がきました

 昨日の朝人間牧場での食事会にやって来た二人は、殊勝にも手土産を持って来てくれました。新居浜の人はサクランボを、中山の人は山の人らしく破竹の筍でした。人間牧場の作業や片付けを終って自宅へ帰ると、玄関先にナイロン袋に入れた筍がゴロリと転がされていたので、さてどうするか思案の結果、まだ陽も高いので庭の隅へ倉庫からかまどとはがまを持ち出し、湯がくことにしました。
 まずは筍に包丁で割れ目を入れ、皮を剥いた筍を半分に切ってはがまに入れ、八分目くらい水を張りました。直ぐ裏山に分け入り、杉の小枝を寄せ集めて火をつけました。

一晩出水でさらした筍
一晩出水でさらした筍

 かまどで筍を湯がくなんて、田舎ならでしかできない省エネだと苦笑いしながらの作業でした。火は順調に燃え、筍も1時間ほどで順調に茹で上がりました。そのうち妻が外出先から帰って来て、私のやっている作業を見るなり「中々やりますね、ガス代も要らないし」と、むしろガス代を節約できたことを喜んでいるようでした。夕方までそのままにして蒸して置きましたが、荒熱が取れたところで筍を容器に取り出し、外の水場に持って行き、昨日の夜は一晩中出水で灰汁を取りました。今朝起きて水場を覗いて見ましたが、破竹の筍は美味しそうに水の中で、食べられるのを待っているようでした。今夜辺り食卓に上ることでしょう。

 ところで、孟宗竹の筍は春先ですが、破竹の筍は今が旬のようです。歯応えのある孟宗竹筍に比べ、破竹の筍は見た目には竹を食べるような感じがしますが、柔らかくて煮物にすればまさに初夏の味といった感じです。「破竹の勢い」という言葉のとおり、一夜一日のうちに伸びた筍を、途中からポキンと折って収穫するようです。さすがにもうこの歳ですから、筍にあやかる「破竹の勢い」は、望むべきもありませんが、息子や孫に食べさせてあやかって欲しいと思っています。破竹の筍を湯がきながら、田舎の暮らしの楽しみ方を見つけた感じのするいい一日でした。

 

 

 

  「手土産に 貰った破竹 筍を かまど持ち出し 長閑に湯がく」

  「ガス代が 要らないからと 妻笑顔 俺の苦労を 誉めて欲しいな」

  「のんびりと 時の流れに 身を任せ 田舎暮らしを 大いに楽しむ」

  「もう私 破竹の勢い 望んでも できぬと諦め それなり生きる」

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人間牧場

〇地域教育実践交流集会第1回実行委員会

 

松山市立姫山小学校
松山市立姫山小学校

 毎年12月に国立大洲青少年交流の家で開催される、地域教育実践交流集会の第1回実行委員会が、今年もいよいよ始まりました。今年で7回目を迎えるためでしょうか、実行委員の皆さんは落ち着いたもので、中には仕事が忙しいのか一回も顔を見せない人もいますが、まあそんなに目くじらを立てることもないので、私的には讃岐先生や事務局の仙波さんとともに、これまで殆ど毎回顔を出しています。ゆえでしょうか、毎年プログラムのあちらこちらの重要な役割を頂き、そろそろと思いながら断わる理由もなく浅学を省みず、甘んじて受けて毎年冷や汗をかいているのです。

第1回実行委員会
第1回実行委員会

 いつもは松山市築山町にある松山市青少年センターの一室を借りてやって来ましたが、今年は実行委員の遠藤先生が校長として赴任した、姫山小学校の会議室を借り留ことができ、土曜日の午後3時に集まりました。山越町にある学校の周辺道路は今治方面へ行く時何度も通っていますが、姫山小学校の存在をこれまで知りませんでした。NTTの高い電波塔がある直ぐ後の高台にあって、開校以来20年という比較的校歴の浅い学校です。ゆえに学校の校舎も学校らしからぬモダンな建物で、いやはやご立派立派でした。学校は休みの日なので散閑としていました。

 三々五々集まった20人ほどで会議は始まりました。この日の議題は企画内容の検討です。過去6回の集会を検証しながら、主に一日目の分散会と2日目の特別企画が話題になりました。3時間に及ぶ分散会の発表や組み立てはこれまでどおり、そして二日目の特別企画は昨年私が中心になってやったインタビューダイアローグを今年も採用することになり、私がその任に当たることになりました。私の提案でインタビュアーは複数の人でやろうと話が決り、何人かにはその場で電話を入れて予約をしました。

 この日は高松から親友の溝渕雅子さんも参加していて、帰りに小豆島の素麺までいただきました。毎年のことながら私は来月7月に3回も、香川県へ研修会の講師で招かれています。その時にまたお会いすることを約束して分かれましたが、はるばるうどん県から実行委員会へ来てくれるのですから、実行委員会のメンバーはもっと真剣に取り組んで欲しいと少し苦言を呈しました。
 6回も続けるとマンネリ感は否めません。でも人はどうであれ自分が前向きに関わると、学びの効用も沢山あって、特に昨年知り合った大分の縄田さんや高知の池田さんとは特に深いご縁を頂いて、facebookでも日常的に交流を深めています。今年はどんな出会いが待っているのでしょう。

  「今年も 交流集会 運営の 企画会議が 始まりました」

  「マンネリの 感じ否めず 出席の 人数少し 物足らないよう」

  「前向きに 生きているから 前向きの 人と出会って 縁が深まる」

  「今回も 肝心要の 役割を 断わる理由 ないまま受ける」

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人間牧場

〇止まった時間を有意義に

 考えてみれば私は、一日のうちでどれ程時間を止めて暮らしていることでしょう。例えば車に乗って松山へ行く時、信号が赤になると、急いでいようがどうしようが、強制的にブレーキを踏んで止まらならなければなりません。昨日のようにすんなりと信号の青に恵まれて男時で目的地へ行ったとしても、赤信号や優先道路へ進入する時は、自分の時間を止めなければならないのです。「そんなこと当たり前じゃん!!]」と言われそうですが、昨日のように病院で予約時間を予約しているのに、少し混んでいて20分も待合室で待たされれると、何が時間が勿体ないという気分になってしまうのです。

 病院の待合室はその名のとおり待合をする人が、自分の順番を時計を見ながら今か今かと待っています。その人たちの顔や行動には、「いつまで待たせるのか?」という不満がありありで、運よく診察を終えた人は自分が待っていたことなどすっかり忘れ、少し優越感を漂わせながら、待っている人を尻目に待合室を出て行くのです。私は車の中での信号待ち時間、病院の待合室での待ち時間をどう止まらさず有意義に過ごすことができるか、色々と考えてみました。車の中ではカーラジオやCDで音楽や講演録を聞くことができます。また待合室では持参した本を読むこともできるのです。

 病院の待合室で、最近は持参したタブレット端末を使って、思っていることを文章にしてショートなブログ書きを始めました。「産業革命」ならぬ「三行書く明」と名付けたこの文字書きはテレビを見ながらでも書けるので、既にそのバックナンバーは20項目にも及んでいます。今年のうちには100項目くらいは書ける予定なので、年末には手作りの自著本を作ろうと思っています。ただタブレット端末の画面に出てくるキーボードは小さくて、私のスコップのような手の指では二つのキーを一緒に押すなど中々操作が困難なようですが、これも慣れれば上手く操作できるようになることでしょう。

 私の今年一番の挑戦は、妻が買ってくれたタブレット端末を上手く使えるようになることです。3歳の子どもさえスマートフォンを使えるような時代なのに、それさえも使えないアナログ人間を自称する私が、デジタル人間を目指す訳ですから、只今のところタブレット端末はまるでチンプンカンプンといったところです。私にとってタブレット端末は止まった時間を有意義に過ごすツールかも知れません。
 地域おこし協力隊の冨田さんが、私のために自炊をしてくれています。私も知らなかったのですがPC用語では、電子書籍を作る作業のようです。私の自著本「夕日徒然草」シリーズ6作がデジタル文字に変身する、そんな時代に私は生きてます。

  「総合計 すると私の 止まってる 時間どれ程 勿体ないな」

  「何となく 過ごすことより 意味のある ことをやろうと 三行書く明」

  「待ち時間 生かすだけでも 相当の 進化ができる 思えばできる」

  「タブレット 端末やっと 緒に就いた まだまだ先は 長いけれども」

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