人間牧場

〇パソコンの記憶力の凄さに感服です
 私が旧双海町の広報「ふたみ」を担当したのは、教育委員会に在籍していた若い頃でした。ただでさえ忙しい社会教育を担当しながら1日と15日の毎月2回、何が何でも絶対出版しなければならない仕事でした。当時の原稿書きは全て鉛筆で書いたり消しゴムで消したりして仕上げていました。

 その後終わりごろ自分でなけなしの財布をはたき自費で買ったワープロを使うようになり幾分楽にはなりましたが、今思うと月2回×10年=240号の記事を殆ど自分で書いて印刷に回し発行したのですから、これだけでも凄い足跡です。そのことがきっかけで苦手だった書くことが少しだけ得意になり、退職を機にアメーバブログ「shin-1さんの日記」、ワードプレスブログ「人間牧場」に加え最近はFecebookを書いています。

 20年前人間牧場を造り、高知県馬路村魚梁瀬千本山から切り出した150年生の杉の木り株をいただき親父が台座に加工してくれ、水平線の家の板間の置き、その上に座布団を敷いて落語ならぬ落伍をやろうと思い立ち、その台本を書き始めました。30話できると地の書・水の書・火の書・風の書・空の書と粗末ながら印刷製本して出版しましたが、10周年の時心の書(第151話~第180話)を出版しました。

 今年10月5日に人間牧場開設20周年記念事業を迎えるのを機に、第181話~第213話を木の書(第181話~第212話)としてまとめようと、散逸していた原稿をパソコン内で探しましたが、昨日と今日でパソコンの中からそれらを見つけることが出来ましたが、パソコンの記憶力には脱帽です。まさに民俗学者宮本常一の「記録しないものは記憶されない」でした。原稿の在処が分ってホッとした一日でした。

 

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