人間牧場

〇私が挿し木して育ててお嫁に行った紅芙蓉の花
 私は自分の町を美しくしようと、水仙や菜の花、桜、ツツジ、酔芙蓉、アジサイなどをまちづくりの一環として辺り構わず、時には反対されても植え続けてきました。その一部は物語や神話となって各地に残っています。

 その中でもシーサイド公園に別名「夕日花」と私が名付けて植えた朝真っ白、昼ピンク、夕がた真っ赤になる酔芙蓉の花を植えていますが、とても気品があって綺麗な花です。私の手から離れた後世話はイマイチのようです。この花は何度か挿し木を試みたものの、挿し木が不向きなのか昨年も結局芽は出たものの失敗しました。

 相前後して友人に貰って5年前に挿し木した、まるでハイビスカスのような大輪の真っ赤な花が咲くアメリカフヨウは挿し木した枝がほとんど全部活着し、庭のあちこちに移植してどんどん成長を続けています。

 その中の一本を次男嫁の実家のお父さんに差し上げた所、適地だったことに加え大切に世話をされたようで、枝葉も立派に育ってかなり大きくなっています。昨日お父さんは入院中でしたがお母さんが在宅でお見舞いのつもりでお伺いしましたが、今年最初と思われる一番花が一輪咲いていました。

 さっき退院したお父さんから電話がありましたが、紅芙蓉の花が咲いて出迎えてくれたと喜んでいました。わが家は日当たりの都合で花が咲くのはまだもう少し先のことですが、花がご縁を結んでくれているようで嬉しい花との出会いでした。

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