人間牧場

〇最近演歌を聞かなくなりました
 私のような昭和19年生まれの古い人間は、残念ながら知っている歌といえば、テレビで見て覚えた演歌くらいです。青年団に入団してみんなでフォークソングを歌ったり、37年前JR下灘駅のプラットホームで夕焼けコンサートを開いてから音楽に対する向きあい方が少し変わりましたが相変わらずです。

 それでもお酒を呑んでいた若い頃は飲み屋でマイクを持ってお得意の演歌を歌い、いただいた拍手のそれが本当の評価だと思い込み違いをして、カラオケで良く歌いましたが、20年前体の都合でお酒を断ってからは、そんな機会も殆どなく過ごして来ました。ふと気がつくといつの間にかテレビの歌番組は消えてバラエティ番組やサスペンスなどにその座を奪われているようです。

先日NHKのローカルテレビに生出演して、夕日のことについて喋った折、請われてハーモニカで「赤とんぼ」「夕焼けこやけ」それに「ぎんぎんぎらぎら」という3曲の童謡を吹きました。前日予告が入ったものですから沢山の人が見ていて、多くの方々からお褒めの言葉をいただき、少々恥ずかしく照れてしまいました。

 私は講演などのついでに童謡や、若いころ流行った舟木一夫の「高校三年生」、ペギー葉山の「南国土佐を後にして」、伊沢八郎の「ああ上野駅」を良く吹いて聴いてもらっています。若い人には通用せず「それ何という曲?」ですが、さすがに昭和生まれの人は良く知っていて、拍手喝さいで一緒に口ずさんだりしてくれます。こんな歌を知っている私も古くなりました。ちなみに1日5分の特訓の積小為大で250曲も吹けるようになったのですから驚きです。

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