〇人のスマホは分かりにくい
縁遠いと思っていた小学生や高齢者まで、今や国民皆スマホの時代となり、いつでもどこでもスマホをいじっている姿をよく見かけるようになりました。あの小さな手のひらサイズのスマホの中にはどれ程の情報が入っているのか、デジタルに弱い私などは持っていても使いこなせていないというのが正直なところです。
私と同年代のある友人が一人で東京へ行きました。飛行機の搭乗も電車の改札口もスマホをかざして通過するので、自分もスマホをかざしましたが、エラーが出て通れなかったし、切符を買うのに苦労したり、電車の時刻表表示も少なくなっていて、えらいい難儀やストレスを抱えての帰郷となったそうです。
昨日近所に住む姉が急病で救急車を頼んで松山の病院へ救急搬送されましたが、それらの連絡網を持っている本人が急病となったため、本人の携帯電話を探し出し、私が操作してやっと同居で松山市へ働きに行ってる娘に連絡することが出来ました。
最近の携帯電話は進化が著しく、防犯のため本人でないと指紋認証でしかスイッチが入らない物やロックが掛かって本人しかコード番号が分らず他人は使えないものまであるので、まさかの時にはそう簡単には使えません。
私のようにロートルになると、救急車が目指す救急病院を知りたいので、連絡してくださいと話すと、「あなたの携帯電話の番号を教えてください」と言われて「さて自分の番号は?」と、記憶を辿るのに少し時間がかかりました。情報化社会は便利な反面分断化社会にもなっているようです。