〇名もなき花
春が近づくとあちらこちらに野の花が咲くようになってきました。牧野富太郎でもなく植物に疎い私なので、全ての花の名前を憶えている訳ではありませんが、最近庭や隣近所の空き地に、菜の花とともに可憐な花が群生して咲くようになりました。
わが家の家紋が「ケンカタバミ」なので、ピンクのカタバミの花はよく知っていますが、カタバミの葉っぱによく似た植物で、花が菜の花と同じ黄色い少し小型の花が、ウォーキングする途中の道沿いに咲いていていて、今朝は手持ちのスマホで撮ってみましたが、残念ながらこの花は夜花弁を閉じて寝るらしく、そっぽを向かれました。
咲いている時は背の少し高い菜の花と、少し背の低いこの花が見事にマッチして、一面黄色い菜の花畑のようで、目と心を奪われました。しゃがみ込んでみていると、早朝ラジオ体操から帰りのご婦人が、「そこで何をしているの?」と声をかけてくれました。綺麗な花なのに名前が分りません。教えてください」と頼みましたが、残念ながらその人花の名前を知りませんでした。