人間牧場

〇久しぶりのエミフルまさき

 先日4歳になる孫に洋服をプレゼントしてやろう言う妻に誘われて、エミフルまさきへ出かけました。新型コロナの自粛要請で心なしか人出は少なかったようですが、それでも店内の通りは行き交う人も多く、多分こんな人混みでしかもみんなマスクしているので、顔見知りには出会わないだろうと思いきや、何人かの人に声を掛けたりかけられたりでした。

 先日80歳になる南予地域に住む私の友人が、初めてエミフルにやって来て、広い駐車場と広い店内で道に迷い、あいにくいつも持っている携帯電話を忘れていたため、連れ合いの奥さんとはぐれてしまい、インフォメーションセンターにお願いして、場内放送してもらい、何とか奥さんと出会ったものの、今度は自分の車を駐車した場所が分からず、炎天下の駐車場で1時間も大汗をかきながら自分たちの車を探したそうです。

 人と出会うことも少ない長閑な山村に暮らしていると、エミフルのような人混みや、広い駐車場のどこへ自分の車を止めたかさえ分からなくなるのは、当然と言えば当然です。ましてや記憶力の減退する高齢者にとって、ミニ都会と思える難儀をしたエミフルでの思い出は、「もう二度と行きたくない」と思ったそうです。

 エミフル周辺に住むお年寄りの中には、暑さや寒さを気にしないで済む、冷暖房完備のエミフル店内は、この上なく快適だそうで、退職後何もすることがないのでエミフルに毎日出かけ、店内を散歩し健康のため設定している目標の歩く歩数を確保したり、椅子に腰かけて本を読んだりして暇をつぶすのだそうです。

吹き抜け天井の幾何学模様照明

 かく言う私もこの日は何もすることがなかったので、インフォメーションセンター前の椅子に座り、妻や孫たちが買い物する間のんびり過ごしました。何度も訪れ何度もこの椅子に座っていたはずなのに、一瞬見上げた吹き抜け天井の高さと照明の幾何学模様の美しさに驚きました。まるでUFのようでした。

「隣町 商業施設 エミフルに 誘われ出かけ 人混み中へ」

「友人が エミフル出かけ 連れ添いと はぐれてしまい 場内呼び出し」

「駐車場 どこへ止めたか 分からない 炎天大汗 右往左往し」

「エミフルは もうこりごりと 言う友人 笑い話の ようだと笑う」 

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