〇標準木の標柱が倒れました
昨日人間牧場へ行き、ウッドデッキで草刈り作業の途中休憩をし、少し靄のかかった瀬戸内海を見下ろしながら何気なく周りに目を移すと、何年か前私が代表をしている21世紀えひめニューフロンティアグループが、「千本桜の森づくり事業」という事業を興し、県内10カ所に100本ずつ合計千本の桜を植えた折、人間牧場に標準木として2本の枝垂桜と河津桜を植え、その折枝垂桜の根元に、記念植樹した証として建てていた標柱が、倒れているのに気がつきました。
建てた後雨風に晒され少し見すぼらしくなっていましたが、倒れようとは夢にも思っていなかっただけに、10年の時の流れを感じました。さてどうするか?、腐った根元を削って元の場所に建てる方法もあるし、新しい標柱に作り替えることも考えられますが、とりあえず軽四トラックの荷台に積んで持ち帰りました。腐った部分をノコで切り取ってみましたが、ヒノキ材の表面は見すぼらしくなっているものの、中はまだ新しい材質のままでした。
早速建てる折、この標柱の墨字を書いてもらったグループのメンバーで会計の、松山市和気に住む佐賀山さんに電話を入れ、判読がつきにくくなった文字も幾つか見受けられるので、元の文字をなぞるような形で復元してもらうよう頼みました。佐賀山さんは快く引き受けてくれたので、近々持参して頼もうと思っています。この標柱の文化的価値はゼロですが、民俗資料としての価値は幾分見受けられるので、フロンティアグループが建造し遍歴を刻んだ丸木舟も海の資料館に保存しているので、その横に展示したいと思っています。
標柱には4面各々に、「夕やけこやけ千本桜の森づくり」「主催団体 21世紀えひめニューフロンティアグループ・双海地区公民館」「協賛 (財)関奉仕財団・(財)えひめ活性化センター」「植樹 平成二十三年二月二十六日」と書かれています。知恵を出し汗をかいた仲間や支援をしてくれた多くの人たちに感謝し、長くその成果を顕彰したいと思っています。
「十年間 風雨に晒され 足元が 腐り倒れた 標柱どうする」
「県内に 千本桜 植えました 標準木と 同じ年数」
「この標柱 墨字手を入れ 復元を できたら海の 資料館展示」
「早10年 時の流れの 早い事 私もあれから 10歳重ねる」