〇やる気を出させる魔法の言葉
中学1年生になった内孫希心は昨日まで期末テストだったようで、日頃より少し早く学校から帰り、少し長めの試験勉強をしていたようです。希心も小学5年生の内孫奏心も他所の子どものような勉強部屋はなく、しかも勉強机は息子がどこかの学校で使っていて、要らなくなったスチール製の勉強机を貰って来てダイニングの窓辺に置いた、何とも粗末な勉強環境なのです。
私が子どもの頃は、みかん箱を勉強机にしていたことを思うと、スチール机があるだけでも素晴らしいことだと思いますが、これも息子夫婦の子育て方針だと思い、口を出すこともなく現在に至っていまが、孫の机の上に「人生はかけ算だ、どんなにチャンスがあっても、君が『ゼロ」なら意味がない」と書かれたしわくちゃな一枚の紙きれを見つけました。多分先生が子どもたちへの啓発のために配ったものと思われます。
算数的には1×0=0,100×0=0で、知識やチャンスがいくらあっても自分がゼロのままでは何も変わらないのです。この言葉を見て孫希心がどれほど触発されたかは疑問ですが、私はこれまで人生の折々において色々な言葉に出会い、言霊とも思える言葉に励まされて生きてきました。多分これからもそんな人生を歩むものと思われます。
私が町を二分するような町名変更騒動の責任を取って他課へ異動させられた時、私の沈んだ心情を慮った恩人は、「ぼうふらも 人を刺すよな蚊になるまでは 泥水すすって浮き沈み」という言葉を贈ってくれました。挫折しそうな気持がこの言葉によって吹っ切れた私は見事に立ち直り、人から見ればそれなりですが自分の生き方を見つけ出し、今日までの人生をポジティブに生きてきました。昨日も「人生はかけ算」といういい言葉を孫の何気なく机の上に置かれていた紙切れから教えられました。
「内孫の 机の上に 置いていた 魔法の言葉 なるほど納得」
「人生は あれこれ悩み あるものだ ポジティブ生きる 切り替え大事」
「そう言えば 私も若い ころ聞いた 言葉きっかけ 強く生きれた」
「人生は かけ算ですと 説いている 自分ゼロだと 答えもゼロに」