〇畑へ還元した木灰
「♭かきねのかきねのまがりかど たきびだたきびだおちばたき あたろうかあたろうよ きたかぜぴいぷうふいている。さざんかさざんかさいたみち♯~」。この童謡唱歌を唄うと何とも長閑な田舎の風景を思い出します。私たちが子どもの頃はこのたき火に焼き芋が加わり、少し下品な話ながらおならも加わって冬の風物詩でした。
しかし最近は火事の原因となったり、煙が環境に良くない理由からたき火は基本的にできないようになりました。それでも田舎ではゴミではない果樹園で出る剪定枝葉を処分に困り、人に迷惑の掛からない範囲で許可を得て焼却処分しているようです。わが家の家庭菜園の隅にもドラム缶を半分に切った簡易な焼却器具を置いていて、時々剪定枝木を無風の時に注意しながら処分しています。
昨日は一年間にたまった木灰を一輪車に積んで果樹園に植えている甘夏柑の根元や畑に肥料として施しました。いわゆる自然のリサイクルで、牛糞豚糞とともに有機栽培の大事な役割を担ってくれています。一番困るのはこうした有機物にミミズが発生し、そのミミズを食べにモグラがやって来て、地中戦を繰り広げて農作物に被害を与えるのです。まあこれもたき火から始まった自然に優しい営みだと思うので目をつぶって我慢をしています。焚火の恋しいこの頃です。
「懐かしい たき火思い出 歌のみぞ 芋焼きおなら 語る人なし」
「畑隅 ドラム半分 置いている 剪定枝木 時々燃やす」
「木灰や 牛糞豚糞 有機質 ミミズ発生 モグラ出没」