人間牧場

〇ああ今年の成人式

 昨日は新しく20歳になった人を祝うはずの成人の日でした。ところが昨年の2月頃から世界中に広がった新型コロナの影響で、毎年行ってきた成人式が濃密になって新型コロナ感染の恐れが懸念されるため、県内の全ての市町で成人式が残念ながら中止となって、成人の日の意味合いも少し薄れてしまいました。

成人の日を告げる日巡りカレンダー

 私はこれまで自分の成人式、NHK青年の主張がきっかけで双海町の成人式に記念講演、青年団団長として祝辞を言うため双海町の成人式に来賓として出席、教育委員会の成人式担当者として運営に13回、全国他市町村の成人式の講演を頼まれ10回ほどと、あれやこれやの成人式に関わりました。多分成人式の会場に足を運んだ回数としては断トツトップになる程多いようです。

 成人式は、流行に敏感な19歳~20歳の若者を対象にしているため、世相を映す鏡とも言われていますが、合併前のわが双海町では振袖和服晴れ着を着れない人のために、生活改善運動の一環として洋服出席を疑うことなく長年推奨していました。一部には日本文化の象徴である和服を否定するのではと反対意見もありましたが、それはそれとして県内ではいつも話題になり、マスコミにも取り上げられましたが、市町村合併でその良き悪しきは別とした伝統もついえました。

 昨晩テレビのニュースで今年の成人式の話題が取り上げられていましたが、成人式を今流のオンラインなど色々な工夫を重ねて決行したり、人生の大きな節目である成人の日をそれぞれが家族や地域で祝ったりしていました。何年か前成人式が心無い若者の行動で荒れた時もそうでしたが、あらためて成人の日とは、成人式とは何かを考えさせられました。願わくば新型コロナが一日も早く終息し、来年は成人式ができるよう祈っています。成人式氷河となった若者たちにも温かいまなざしや言葉を送ってあげたいと思います。

「今年は 新型コロナ 影響で 成人式は 軒並み中止」

「その昔 いや最近まで 15日 成人の日 今は移動日」

「この私 指折り数え 足らぬので 足の指まで 成人式に」

「成人式 56年 前でした 懐かしきかな 青春思い出」

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