〇大洲市田処を訪ねる
昨日の朝、息子から大洲市田処の亀本さん宅へ一緒に行こうと誘われました。私と亀本さんとは古い付き合いの親友なので出かけることにしました。息子は昨年大洲市田処の地域活性化センターで、亀本さんと映画二宮金次郎を上映する準備を進めていましたが、チラシや入場券まで準備をしていたのに、直前になって新型コロナの影響で中止とりましたが、コロナ問題が解決したら上映会を再開したいようです。
大洲市田処へは中山経由で行く方法もありますが、朝が峠経由で向かいました。ところが朝が峠を下って2~3㎞降りると、県道の真ん中に通行止めの看板とゲートがあり、先へ進めなくなりました。仕方なく引き返し少し遠回りにはなりましたが、内子町石畳経由の道を選び、大洲市新谷から矢落川沿いの道を進み、田処の活性化センター付近から、亀本さん宅へ通じる道を走りました。亀本さん宅へは何度か行ったことがあるので、記憶を頼りに迷うことなく到着しました。
亀本さんは酪農家で、10頭余りの乳牛を自宅横の牛舎で飼っています。そこで悲しい知らせを聞きました。毎年初夏の頃息子がカブトムシの幼虫をいただいている、養豚業を営んでいた石岡さんが前日心筋梗塞らしいのですが急逝したというのです。石岡さんは県無形文化財藤縄神楽のリーダとして活躍もされていました。68才で亡くなったそうですが、奥さんもよく知っているだけにやり切れない気持ちでいっぱいでした。息子は亀本さんに二宮金次郎のカレンダーを差し上げましたが、亀本さんからもまるで物々交換のような形で色々な物をいただきました。
帰りはオズメッセで苗木用の大きいポリ植木鉢を購入し長浜経由で帰宅しました。息子の運転する車の中で行き帰り、日ごろ同居をしているといいながらお互い忙しくて話す機会はそんなに多くないので、親子で色々なことを話すことができいい半日となりました。
「久方に 朝が峠を 越えたけど 通行止めで 迂回の道を」
「親友の 牛舎を訪ね あれこれと 立ち話する 山里の秋」
「友人が 心筋梗塞 急逝の 訃報に接し 寂しかりけり」
「車中にて 親子で話す あれやこれ 同居と言いつつ 機会少なく」