〇冬支度
田舎に暮らす私の身の回りには、旧暦二十四節気を肌で感じる自然がいっぱいあって、自然とともに生きていることを実感しながら日々を過ごしています。連休中日の11月22日はこの季節にしては暖たかい名のみの小雪でした。
ダイニングの大きな掃き出し窓から見える裏庭のモミジもすっかり色づき、食事をしながら紅葉を楽しんでいます。このモミジは私が盆栽を趣味にしていた若い頃、山採りして植木鉢で育てていたものですが、その後大きくなり路地に下ろし、丸刈り風に刈り込んで庭木にしたものです。やがて来る冬に備えて紅葉し、間もなく葉っぱを落とし枯れ木のようになって冬を越すのです。
昨日人間牧場のホダ木置き場に、シイタケを採りに出かけました。10度~15度くらいに温度が下がり雨が降った後にはシイタケが出ます。2年前に友人のクヌギ山で切り倒したクヌギの木に植菌したホダ木には沢山のシイタケが生えていました。籠に一杯持ち帰り、知人や友人、息子たちにお裾分けしましたが、昨日妻は夕職に鍋物やシイタケのつけ焼きを食卓に出してくれましたが、とても美味しくいただきました。
人間牧場からの帰り、先日ヤマモモの樹が突然倒れ、片付けるため小切りにしていた薪用の丸太を軽四トラックの荷台に積み込んで持ち帰りました。わが家では餅つきやヒジキを茹でるのに薪を使うので、この時期丸太を割って薪をストックしなければなりません。これもわが家の冬支度です。
「ヤマモミジ 紅葉鮮やか 冬支度 やがて葉落とし 枯れ木のように」
「クヌギの木 シイタケ菌を 植えていた シイタケ収穫 鍋やつけ焼き」
「倒れ木を チェンソーにて 小切りして 薪にするため トラック積んで」
「身の回り あれやこれやと 冬支度 はやくも小雪 季節は動く」