人間牧場

〇ふるさと体験塾ハイキング(その4)

 堂の峰の魚見小屋を後にした体験塾の一行は、急な坂道を滑ったり転んだりしながら下山し、昼食会場となった小網公民館に到着し、2階和室でお楽しみの昼食となりました。みんな自分で作り持参したおにぎり弁当に舌鼓を打ち、のんびりゆっくりお喋りをしたり、東雲大学の学生さんたちによるレクリエーションで楽しいひと時を過ごした後、最後の研修地である共栄網の加工場まで城ノ下地区内の道路を通り、歩いて帰りました。

小網公民館での昼食休憩

 加工場では共栄網会長の和田さんの説明案内で、沖で漁獲したイワシやちりめんが中積み船で専用桟橋に帰って加工され、煮干しになるまでの工程に沿って工場内を見学して歩きました。子どもたちの中には学校ぐるみで何度か見学に来ている者もいて、特に冷風乾燥室や「冬の北海道体験」と呼ばれている、マイナス23度の冷蔵庫体験は興味津々で、「寒い寒い」と歓声を上げていました。

 子どもたちが一番興味を示していたのはチリメンモンスターです。ちりめんに交じって水揚げされ小魚は一々目視と手作業で取り除かなければならない厄介者ですが、中には珍しいタツノオトシゴやフグ、太刀魚の赤ちゃんなどもいて様々です。これらを探すのは遊び感覚では楽しいようで、和田会長さんたちはこれらを透明樹脂に封じ込め、ペンダントやストラップ製品にして喜ばれているようで、子どもたちや大学生もプレゼントしてもらい喜んでいました。

 歩いたり上り下りしたり、また双海の古い歴史やイワシの加工現場を訪ね、多くのことを学びました。最後は地域事務所の図書室で、感想文を書いて散会しました。風もなく温かい好天に恵まれたハイキングでした。

「手作りの おにぎり弁当 食べながら のんびりゆっくり 楽しいひと時」

「立ち寄った 加工場にて 煮干し類 加工工程 説明受ける」

「ちりめんに 混じって水揚げ モンスター タツノオトシゴ ストラップされ」

「北海道? 寒さ体験 マイナスの 23度と 聞いて驚く」

 

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