〇ボロでねじる
このところ全く雨が降らず、期待していた台風8号のもたらす恩恵にもあずからず、台風は朝鮮半島付近で熱帯低気圧に変わりました。昨日は曇ったり晴れたりを繰り返し、ほんのおさわり程度小雨が降り、期待しながら干していた洗濯物を取り込んだり、息子が庭に広げて乾燥させているヒマワリの種を取り込んだりしましたが、結局空振りに終わってあ~あ~とため息が漏れました。
私たちの地域ではこうした状態のことを「ボロでねじる」といいますが、庭の隅にある農作業に使っている井戸も危機的状態で、間もなく底水さえも枯れるのではと毎日水位を見ながら天を仰いでいます。台風一過の真っ青な空に白い雲が湧く姿は、残暑は厳しいものの何か晴れ晴れとして心が癒されます。また夕方西の空が茜色に染まると、「明日も雨は期待できない」と思いつつ、天気がよさそうなことに安堵するのです。
今朝はウォーキングで歩く道すがら、上灘漁港の中突堤から振り返って本尊山や明神山を眺めると、真っ赤な朝焼けが見えました。日々の雑事に追われ、また新型コロナや熱中症を心配して、周りの風景に心を寄せる余裕もなく過ごしていますが、せめて季節の移ろいに目と心を寄せ、生きていること、幸せであることを実感しながら暮らして行きたいと思いました。
「期待した 台風土産 空振りで ボロねじ終わる 昨日の一日」
「外に干す 洗濯物や ヒマワリの 種に一憂 空を見上げて」
「新型の コロナ気になる 熱中症 我を忘れて いたよう気がする」
「真っ青な 空に浮かんだ 白い雲 元気を貰い 今日も生きよう」