人間牧場

〇石垣の草取り

 正式に測ったことはりませんが、わが家の敷地は家庭菜園も含めると660坪もあり、北東に細長く伸びています。片方は全て石垣で優に200mはあるようで、石垣の下は全て人の田んぼですが、持ち主のご主人が体調不良で入院して、今年は田んぼを作るのを止めたため草ぼうぼうで、秋が近づき雑草の綿毛のような胞子が飛んで、近所の人も多少困惑しているようです。

長~い石垣の草取り

 私の家のすぐ下は、草刈りが出来ない奥さんの了解を得て、長く細く草刈り機で草を刈ってあげて喜ばれましたが、これまで田んぼの季節になると奥さんが1日をかけて石垣の草を引いてくれていました。しかしそれも叶わなくなったため、今日は午前中脚立を立てて、上がったり降りたりしながら石垣の比較的上の、私がツツジを植えている部分を中心に、大汗をかきながら草引きをしました。

 初夏になると当たり前のように田起こした田んぼに水が張って田植えをし、お盆が過ぎたこの頃になると黄金に色づいた稲刈りが行われていましたが、田んぼの持ち主も病気が回復しても高齢で、機械類が故障していため投資も出来ず、恐らく来年も不耕地となり、今年以上に雑草がはびこるのではないかと、近所の人たちはわがことのよう心配をしています。耕して天に至る急峻で狭い山田ならいざ知らず、比較的便利がいいと思われる田んぼがこのようになるのですから、将来のことが心配です。

 昨年田んぼに面した石垣の上に植えたツツジを何日もかかって剪定してすっきりさせましたが、今日の草取りでさらに綺麗になりました。来年は息子の協力も得てさらに綺麗にしなければならないと心に誓いました。歳を重ねつつあるというのに私の野良仕事の量は減るどころか増える一方です。今日は少しお疲れモードのようなので少し早く床に就こうと思っています。

「これまでは 下の田んぼの 風景を 当たり前だと 思っていたが」

「作り手が 病気で耕作 しなくなり たった一年 荒れるに任せ」

「雑草の 胞子が綿の ように飛ぶ 不耕地問題 身近なところで」

「また一つ 仕事の量が 増えました 後期高齢 重い荷物に」

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