〇丸木舟の船首切り取り(その1)
道の駅シーサイド公園内の中庭に展示していた丸木舟は、最近始まったリニュアール工事で行き場を失い、断腸の思いで廃棄処分をする決断をしていました。その心情をブログに書いて吐露したところ、沢山の知人や友人から有難いご意見をいただきました。
一度は廃棄と決め、丸木舟の思い出にと舵櫓と大入り看板を持ち帰り、手入をして自宅横の海の資料館海舟館に展示をしましたが、今やれる青春と銘打って作った思い出深い丸木舟の痕跡を残すべきとの沢山の意見を汲んで、丸木舟の舳先だけを切り取って保存する妙案を思いつきました。
早速市役所に勤める木曽さんに連絡し、工事業者に了解を取り付けてもらい、一昨日事前に打ち合わせをしていた木曽さんと二人で現場に入らせてもらい、切り取り作業を行いました。チェンソー持参の木曽さんが切り取り作業を一手に引き受けてくれ、私は切り取り作業を記録写真に収める程度となりました。
約4ヶ月もかけ、青春時代に一本の原木をくり抜いて造った思い出の丸木舟の舳先は、あっという間に切り取られ、現場作業員の皆さんに手伝ってもらい、中庭まで手がきで私の軽四トラックに積んでもらいました。運び出しは3日後の予定でしたが、造作もなく作業を終えて自宅まで持ち帰り、あゆみ板を掛けて一人で中庭に下しました。
「丸木舟 一度は廃棄 決意した ブログ心情 大きな反響」
「残すべき そんな意見に 耳動き 舳先切り取る 妙案浮かび」
「友人が チェンソー持参 手伝って あっという間に 切り取り終える」
「手がきにて 軽四荷台 積み込んで 自宅の庭に 一人で下ろす」