〇双海町はガソリン難民
私たちの町にはこれまで上灘地区に3ヶ所、下灘地区に2カ所ガソリンスタンドがありました。過疎化が進んで経営が立ち行かなくなったり、地下タンクの更新基準が厳しくなって再投資することが難しくなって次々と廃業し、最後まで残っていた下灘地区の綿井さんのガソリンスタンドが、4月末でお店を閉め双海町民はガソリン難民となってしまいました。
ガソリンや灯油は私たちの暮らしに欠かせないものなので、私たちのように車に乗ってあちこちに出かけ、そのついでにガソリンを入れたりする者にとっては、別にさほどの不自由は感じませんが、遠出しない年配の人たちにとっては痛手で、免許証返納を考えている人もいるようです。
お酒類や石油類は安売り競争が激しく、1円2円差の値段に釣られる人も多く、地元で買うメリットが金銭的に少なくなっていたのも要因の一つですが、なくなって初めてその不便さに気づく人も多いようです。昨日下灘の交差点信号付近にあった綿井石油のガソリンスタンドの前で赤信号待ち停車をしましたが、すでに給油のための施設は跡形もなく撤去され、更地になっていました。
便利さや安さに目と心を奪われている間に、また一つお店の火が消え、町の様子が変わり不便になりました。軽四トラックのガソリンが底をつき始めたので昨日は、わざわざ10㎞以上離れた伊予市街のガソリンスタンドまで給油に出かけましたが、何とも不便な世の中になったものです。
「町内の 5カ所もあった スタンドが ついになくなり ガソリン難民」
「安売りや セルフに押され 経営が 出来なくなって 白旗閉店」
「また一つ 町内の店 閉店し 寂しい限り なくなり気づく」
「世の中が 便利になったと 言うけれど 田舎じゃ不便 益々進む」