〇梅干しの効用
私は日本人らしく味噌汁と梅干が大好きです。子どもの頃から味噌汁も梅干しも季節になると、自家で母親が作っていたため、好きになったものと思われますが、一時期味噌汁も梅干しも塩分過多の食品として、取り過ぎに注意するよう言われていましたが、ここに来て発酵食品の味噌や殺菌効果のある梅干しが見直され、わが意を得たりと好んで食べています。
昔からおにぎりや丸弁当に梅干しを入れると腐りにくいと言われていますが、梅干しにはクエン酸やベンズアルデヒドなど、微生物の繁殖を抑える物質が含まれていて、腸の中で胆汁の働きを活発化させ、食中毒の原因となる腸炎ビブリオ菌を殺してしまうそうです。また体内でエネルギーを燃やすことをクエン酸サイクルと呼び、クエン酸がこのサイクルを活発化させ、疲労の原因となる乳酸の蓄積を防ぐ効果もあるようです。
クエン酸は体内のカルシュウムの吸収をよくする働きもあり、骨の弱いカルシウム不足の子どもや高齢者にはうってつけの食品かも知れません。わが家では食卓の上に梅干しとラッキョウ、食べる煮干しなどが置かれていて、いつでも食べることができます。気がつけば生前の親父とまるで同じようなじいさん・ばあさん食生活になっていて、時々ハッとすることがあります。
梅の塩漬け桶の中では2週間ほど前に漬け込んだ青梅が順調に熟成しています。降り続いているうっとうしい雨が上がり、梅雨が明けると三日三晩の土用干しを経て、赤紫蘇とともに漬け込む予定です。今朝もこれから食べる妻が用意してくれている朝食は、温かいご飯と味噌汁と梅干の予定です。今のところ健康に日々を過ごしています。新型コロナウイルスの影響で不用不急の外出を控えていましたが、身の周りにゆっくりと日常が戻りつつあります。
「日本人 故に味噌汁 梅干しが 大好き人間 塩分注意」
「梅干しの 殺菌効果や 効用を 書いたあれこれ わが意を得たり」
「食卓の 上に梅干し ラッキョウが じいさんばあさん なってしもうた」
「日常が 戻りつつある 身の周り 食ってる梅干し 食えん(クエン)酸とは」