〇わが家の庭先に春が来た
このところ名残の冬と迎える春の目には見えないせめぎ合いが続き、北国では時ならぬ大雪が積もったと、昨晩のテレビニュースで報じていました。松山では開花宣言が出た桜も、わが町では冬の季節風が、桜の花芽を乾燥させて固くするため、例年松山より4~5日遅れての開花なので、もうそろそろだろうと心躍る春の到来を心待ちにしています。
庭先に植えているアジサイの新芽も、裏庭斜面のユリの新芽も、目の覚めるよな鮮やかな若草色で春を告げています。今自宅の庭で一番の見ごろは妻が晩秋の頃、プランターに植えたサクラソウです。冬の寒さに耐えてその名の通り桜に似た濃いピンクの花を咲かせていますが、プランターの土替えや植え替えに、妻に頼まれいささか手伝っていることもあって、思わず「綺麗に咲いてありがとう」と、声を掛けたくなるのです。
花木も椿類の花が咲き始めていますが、その中に房状に花をつけるアセビがあります。私が若い頃中山のゴルフ場開発に伴い、敷地内の多数の雑木が伐採・抜根された折、勝手にどうぞという許しを得て、2本ばかりいただいたものです。わが家の庭に植えてもう30年以上経ちましたが、今ではこうして毎年立派に花を咲かせてくれるのです。アセビは漢字で馬酔木と書く毒花だそうですが、綺麗な花には何とやらです。
「三十年 前に貰った 馬酔木花 まるでスズラン 房状の花」
「サクラソウ 私が植えた 妻自慢 私も土替え 手伝いました」
「春が来て 庭のあちこち 花盛り 田舎の庭は 植物図鑑」
「冬耐えて 咲いてくれたか 庭の花 綺麗綺麗と 誉めてやりたい」