人間牧場

〇ゴボウの種まき

 私の愛用しているWriting Calendarの毎日の予定表には様々な予定や出来事が書き込まれています。その右隅に小さい文字で、忘れないようにと思って書いた農作業メモが幾つかあって、歳をとるにつれてその数が増えています。例えば「ミツバチ3号箱入居」とか、「野菜苗植える」とか、時には「ワカメ・ヒジキ採集」などなど多岐にわたっていますが、これが中々重宝で、これまではその年のWriting Calendarしか手元に置いていませんでしたが、最近は使い古した前年、前々年のものまで机の上に置いて、私だけの便利帳として使っています。

ゴボウの種を蒔いた畝

 暖かくなると畑作業が俄然忙しくなります。年度末が近づき会合や講演も一段落したので、暇を見つけて畑に出ていますが、Writing Calendarよりも役に立つのは、毎朝のウォーキング途中に目にする、近所のおばさんの畑です。さすがに早朝の薄暗い頃ゆえ人の気配はありませんが、私の知らない間に畝が立ったり、野菜苗が植えられているのです。2~3日前新しく畝が立ちゴボウの種が蒔かれていました。ゴボウは連作障害を起こす代表的な作物なので、おばさんは3年に一度しかこの畑にゴボウを作っていません。

 私もそのことを見習って、場所を替えて作っていますが、そろそろ蒔き時だと思い、昨日は近所の薬局カウンターに出向いてゴボウの種を買って来て、立てた畝に蒔きました。亡くなった祖母が「ゴボウは柿の新芽が出る頃芽が出るように種を蒔けば間違いない」と、よく言っていたのを思い出しながら作業をしました。種を蒔いた上に豚糞を撒いて一件落着です。本当はもみ殻を振り撒けばいいのでしょうが、もみ殻を小鳥が啄んで悪さをするので、今年は豚糞だけにしました。昨年作ったゴボウもそろそろ終わりです。今日にでも残ったゴボウを掘って、畝を新地に戻したいと思っています。ゴボウのきんぴらも美味しいなあ。妻に頼んで作ってもらおうと・・・。

 「ゴボウの 種蒔きゃ 小鳥がほじくる なんて戯言 考えながら」

 「卓上に 置いた私の カレンダー 3年分を 見ながら作業」

 「滝野川 書いた品種の 種を蒔く ゴボウは血液 サラサラ効果?」

 「柿の芽が 膨らむ頃に 芽が出れば ばあちゃん教え 反芻しつつ」

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