人間牧場

〇夏の思い出エトセトラ(その1)

 今年の夏もいよいよ終わりに近付きました。どこかへ特別な旅をした訳でもなく、ただ何となく過した感じの今年の夏で、とりたてて記録に留めるほどのこともありませんが、平凡なことを記録しておくことも私にとっては大切なことなので、少し振り返っておきたいと思います。

 ・ムカデに刺されました
 昨日の夜午前0時頃、夢心地の私の額に何やら小さな針で突いたような痛みを覚えました。手を額へ持って行くと、今度は手の甲にも同じような痛みです。飛び起きて隣に寝ていた妻を起こし、「どうやらムカデに刺されたようだ」と言うと、起き上がった妻は素早くタオルケットを剥がし、布団の上を探し始め、小さな2cmほどのムカデを見つけました。刺されないようテッシュに包み用意した割り箸でそのムカデをすり潰し、刺された傷口にすり込んでくれました。

 一見残酷なように、しかも女性のすることではないと思われがちですが、どこかからか聞いてきたムカデに刺された時の対処法で、これまでに何度も処置をして痛みを和らげてもらっているのです。田舎は自然がいっぱいと自慢していますが、自然がいっぱいゆえに色々なハプニングがつきもので、蚊やブトに刺されるのはしょっちゅうで、時にはススメバチに刺されたり、私のように大きなムカデに刺されアナフィラキシーショックとなって、救急車で運ばれることだってあるのです。

 わが家では虫刺されの特効薬として、ムカデを空いたコーヒー瓶に焼酎と一緒に入れて保存しています。蜂に刺された時妻がいち早くつけてくれますが、これも近所の人に妻が聞いて作ったものです。蜜蜂や蚊に刺された時はアロエの葉をちぎって、そのネバネバを塗るとそのうち治ります。アウトドアー派のわが家ではまるでおまじないのようなこんなことが日常的に行なわれ、不思議なことにこのことが家族の絆を深めているのです。今朝も畑に水をやる途中ブトに腕を刺され、妻がアロエのネバネバを、妻の愛情を感じながらつけてもらいました。だ・と・さ。

  「田舎ゆえ 自然いっぱい あるけれど ムカデやブトに しょっちゅう刺され」

  「その度に 妻の作った 特効薬 威力発揮し 痛み和らげ」

  「妻凄い ひるむことなく 捕まえた ムカデ割り箸 潰し傷口」

  「おまじない それと本当に 効くのかな? 半信半疑 昨日も今日も」

 

 

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人間牧場

〇手づくりのビアガーデン

 「シーサイド公園で8月20日の夕方5時から、ビアガーデンをしますので来ませんか!!」とまちづくり学校双海人の浜田校長先生からお誘いがありました。酒を呑まない私ですが年甲斐もなく喜んで参加することにしました。どういうルートで誘われたのか息子も参加するとのことなので、5時半頃二人で出かけました。「陽の高い午後5時からは何が何でも暑いのでは?」と思いましたが、案の定残暑厳しく汗をかきながら準備する主催者を尻目に、早々と息子は2千円、私はノンアルコール派なので千5百円を払い、赤い識別首輪とノンアルコールビールを一缶いただき席に着きました。

夕焼け
夕焼け
楽しい仲間たち
楽しい仲間たち

 そのうち次々と顔見知りが訪れ、白い椅子に座りバイキング料理を食べながら、心地良い潮風を受け海に沈み行く夕日に見入りました。昨日の夕日は水平線にかかった厚い雲で早入りの感じでしたが、その雲を破って最後の夕日も拝め感動ものでした。賑やかだった海水浴のシーズンもそろそろ終わりに近づき、浜辺では余韻を楽しむ若い女性たちが砂浜や水辺で戯れ、夕焼けの中でシルエットを醸していました。呑むほどに酔うほどに人は饒舌になるもので、そこここに小さな輪ができ賑やかで、そのうち料理を担当した猪口さんがギターを取り出して演奏と歌を披露し始めました。ご存知「上を向いて歩こう」はみんなで合唱しました。

唄う猪口さん
唄う猪口さん

 今年のビアガーデンは初の試みだったようですが、さして楽しみのない田舎ゆえ、「こうした催しは毎年して欲しい」という声も多く、私も大賛成です。昨日は急な思い付きだったため、特老夕なぎ荘では納涼祭があって、じゃこ天のお店の人たちは店じまいするとそちらに移動しなければならず、参加出来ないとこぼしていました。私は途中家から急用の電話が入り、少し早めにお暇しましたが、息子は残って皆さんと交友を深めたようで、散歩がてら2kmほどの夜道を家まで歩いて帰ったようでした。それにしても小西さんが作って飲ませてくれた、紅まどんなの摘果した果実で作ったドリンクは中々の味でした。

夜の恋人岬
夜の恋人岬

  「来ないかい 誘われ手作り ビアガーデン 息子と二人 軽四乗り付け」

  「食べ放題 料理中々 ゼロービール 呑んだ気分で 輪の中入る」

  「沈み行く 夕日見ながら のんびりと 背もたれ椅子で 季節感じる」

  「秋気配 目にはさやかに 見えねども 西に傾く 夕日は既に」

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人間牧場

〇庭の石垣にスズメバチの巣発見

 昨日の夕方、涼しくなったので少し裏庭の草を引こうと殊勝にも思いつきました。この場所は暗黙で妻が草引きを担当していますが、」近頃の妻は親父の初盆で仏事など何かと忙しいため、草引きが追いつかないようなので、私が助っ人に入りました。まだ西日がある時間でしたが藪蚊が出始め、また汗をかいた私にアブ蜂も止まり始めました。執拗に止まるアブ蜂を追い払っていると、何やら違った「ブーン」という音にハッとしました。どうやらスズメバチのようでした。

石垣の中にスズメバチの巣が・・・
石垣の中にスズメバチの巣が・・・

 一匹は被っている帽子で叩き落しましたが、よく見ると庭の石垣辺りにスズメバチが何匹か出入りしていて、蜂の巣が確認できました。やばいと思い草引きを止め庭の隅に置いていた殺虫剤スプレーを持ち出し、恐る恐る近付いて吹きかけ、何匹かは殺しましたが、その後観察していると外出先からスズメバチが何匹も戻って来て、巣の中に入っているようでした。さてどうしたものかと思いつつ日暮れ幕切れとなりましたが、昨晩と今朝わが家ではその話で持ちきりとなりました」

 わが家では、孫が3年前潮風ふれあい公園でスズメバチに刺されました。昨年息子は裏山の蜜蜂巣箱を襲うスズメバチを駆除しようと虫網で捕ろうとして失敗し、スズメバチに追いかけられて頭を刺されました。私も無人島で草刈リ作業中に草刈機を誤ってスズメバチの蜂の巣に突っ込み、追いかけられて7箇所も刺されました。そんなこんなでわが家ではスズメバチアレルギーが蔓延していて、私がムカデに刺されアナフィラキシーショックに遭っているので気が気ではないようです。

 殺虫剤でまず穴口を塞ぎ、火をつけた松明で駆除する方法を考えていますが、長袖の服の上からでも平気で刺すスズメバチの素人駆除は、まかり間違うと大変な騒動になるので注意をしなければなりません。まず少し長めの竹の先に布を巻きつけ、針金で縛ります。その上に混合油をたっぷり染み込ませ、蜂の巣が石垣の奥まで伸びていると考えられるので、中まで到達するようにします。同じ蜂でも蜜を集めてくれる蜜蜂もいれば、人や蜜蜂を襲うスズメバチは厄介者扱いされて駆除されるのです。スズメバチのような人生は送りたくないと思いながら、さあ始めましょうか。

  「草を引く 私の周りで アブ蜂が 汗と温度を 求め集る」

  「アブ蜂と 思っていたが スズメバチ 危うく刺され 受難助かる」

  「石垣の 中に蜂の巣 スズメバチ 出入りしてて これは大変」

  「火あぶりの 刑にしようと 思い付き 松明作り 油を注ぐ」 

 

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人間牧場

〇8が三つの軽いノリ

昨年ブログにアップした写真がfacebookに載りました
昨年ブログにアップした写真がfacebookに載りました

 昨日の朝私のパソコンのfacebook画面に、昨年8月18日にブログでアップした写真が自動的にアップされビックリしました。その写真は採集した蜂蜜入りの一升瓶を持ってご満悦な自画像でした。この写真を見てもあれから1年365日経っているものの、自分自身の風貌に大きな変化は確認できませんでした。

一升瓶に入った垂れ蜜にご満悦な私
一升瓶に入った垂れ蜜にご満悦な私

 8月18日は「8・8」かと、取りとめもない「8=蜂」を連想し、午前8時に「8・8・8=みつばち」てな軽いノリで、家の裏の置いている巣箱から蜂蜜を採集することを思いつきました。急いで雨合羽や防虫ネット、厚手のゴム手袋などで身支度を整え、既に一週間前人間牧場の蜂蜜採集で準備済みの小道具を用意し、とりあえず蜜蜂が箱の外にはみ出している2つの箱に狙いを定め、作業を開始しました。

 この時期になると蜜蜂の巣箱の入口には、蜜蜂ハンターといわれるスズメバチがやって来るので気をつけながら、慎重に天板のねじ釘をドリルで外し、ステンレス包丁を入れて巣を切り離しました。右往左往する蜜蜂を無視して素早く中の蜂蜜いっぱいの巣を取り出して、用意したプラスチック樽に刷毛で蜜蜂をどけながら入れて蓋をしました。麦藁帽子の上から被った防虫ネットの隙間から蜜蜂が1匹入り込み、顔を狙われましたが、大事には至りませんでした。

 総取り作戦のため多分蜜蜂は古い巣箱に残ることなくどこかへ飛び去るのでしょうが、これも仕方がないことと諦めています。昨日はとりあえず1箱分の巣を2回に分けて採蜜容器で垂れ蜜にして一升瓶に受けましたが、上出来の3升ありました。今日は残りの1箱分の採蜜作業をしますが、重さから伺うと3升くらいはあるだろうと、淡い期待を持っています。

 今年は春の入居が遅れ不作と思っていたゆえ、作戦を変更して巣箱に工夫を凝らしたり、採蜜時期を遅らせたりしたことが功を奏した格好で、怪我の功名といった感じです。まだ2箱残しての前回の6升を含めた12升は、満足の行く上出来です。facebookに書いていたお陰で私の忘れていた昨年の記憶は蘇りました。ふと「記録しないと記憶されない」という民俗学者宮本常一の言葉を思い出しました。

  「昨日朝 facebookに 昨年の 出来事写真 自動でアップ」

  「記録した ゆえに記憶は 蘇る 先人千金 値の言葉」

  「8三つ これで蜜蜂 いい加減 採蜜作業 猛暑の中で」

  「不作だと 思い色々 手立てする お蔭様にて 目標達成」

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人間牧場

〇農業高校の農業自営者養成研修会

 毎年この時期になると、県内の農業高校の生徒が人間牧場へ研修に来ます。これまでは伊予農業高校に勤めていた秋山先生が幹事を務めていたのでスケジュールも、阿吽の呼吸で打ち合わせていましたが、秋山先生が異動でいなくなったため、別の先生2名の引率なので少々不安でした。9時15分からというので、少し早めの8時30分に人間牧場へ到着し、水平線の家の板間に掃除機をかけたり、蚊取り線香をつけたりしながら待ちましたが、いつも借りきっている奥島観光のバスなので、間違うこともなく、16人の生徒が5分前に到着しました。

DSCN4297 DSCN4302 私の話は約一時間余りでしたが、将来農業自営を目指す生徒なので、思いつくまま話をしました。メモを取りながら終始熱心に話を聞いてくれました。総論的には「お金を儲けようと思えば都会へ行きなさい。いい人生を送ろうと思えばふるさとに残りなさい」という二者択一の持論です。3日前私は偶然にも都会に出て暮らす小小学校の同級生に会いました。その同級生は私と比べ物にならないくらい優秀で、私立中学・高校・大学と進み、大企業に就職して都会で暮らしていました。田舎者の私も都会に憧れた時代があり、その同級生を羨ましく思っていました。

 ところが先日会った時、その同級生から「あんたが羨ましい」と意外な話を聞きました。「生まれ育ったふるさとに暮らし、ふるさとのために働き、ふるさとの人と暮らし、ふるさとで死ねることは何よりの幸せ」だそうで、私の活き活きと輝いて生きている音信を聞くにつけ、都会の片隅で老いを迎える寂しさと望郷の念について切々と話してくれました。何不自由なく都会で豊かな暮らしをしているはずの人にも悩みはあるのです。20世紀は田舎が都会に憧れる時代でした。21世紀は都会が田舎に憧れる時代かも知れません。

 そんなこんなを話ながら、どうすればいい生き方が出来るか、それぞれが悩みながら生きて行こうとみんなで考えました。短い時間でしたが意見交換でも沢山手が挙がり、生徒たちはウッドデッキで記念撮影し、ロケーション風呂を見学した後、次の目的地に向かって帰って行きました。昨日は晴れてはいましたがガスがかかって視界は余りよくありませんでしたが、中には昨年に引き続きやって来た生徒もいて、去年と違った私の話に感心して、又来たいと言っていました。生徒達の心の扉を少しは開けれたでしょうか。心もとない話です。

  「農業を 目指す農高 生徒たち 人間牧場 私の話」

  「金儲け したくば都会 行きなさい こんな話に 生徒ビックリ」

  「同級生 都会暮らしで 満足を しているはずが 実は真逆で」

  「若者は 壁に当たって 転んだり しながら人生 より良き方向」

 

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人間牧場

〇一雨欲しい今日この頃

 梅雨明け以来、私たちの地域では雨らしい雨が降っていないため、一雨欲しい今日この頃です。お天気を神様が司っていると信じていた昔は、こんな時「雨乞い」の神事を思いつくのでしょうが、科学万能な現代ではそんな子どもじみたこともできず、科学万能ゆえ雨を降らすことさえ出来ない人間の無能さをただただ嘆くのです。

雨が降らないため自慢の夕日がわが家から毎日綺麗に見えます
雨が降らないため自慢の夕日がわが家から毎日綺麗に見えます

DSCN4268 DSCN4294 この時期になると被害は困るけど、雨をもたらす台風の行方も気になるところですが、最近は地球温暖化かエルニーニョ現象の影響か分りませんが、台風の進路が少し北にずれているような気がしています。雨を期待した台風5号も6号も日本列島かすめ北海道を窺うなど、台風銀座と揶揄された九州や四国は、まったく台風の気配さえ感じさせないのです。

 同じ四国でも親友木下さんの住む馬路村では今年も相変わらず夕立等恵みの雨に恵まれているようで、朝晩菜園に水をやる度に少し羨ましく感じています。雨が降らないことは悪いことばかりではなく、今年の海水浴場は例年になく盛況だそうで、どこかでつじつまが合うように出来ているようです。

 今年は飲料水が不足するようなことは今のところありませんが、雨が降らないのでみかんの玉太りが悪く、県内のあちこちでは渇水対策本部を立ち上げて、潅水を始めたところもあるようです。わが家には親父が存命中に庭に掘った井戸から家庭菜園に配水パイプが敷かれていて、朝晩藪蚊やブトに悩まされながら、せっせと水遣りをしています。

 昨日の朝イノシシ罠の名人仕掛け人の亀岡さんが、わが家庭菜園の裏山から突然降りてきてビックリしました。聞けばわが家庭菜園の下の田圃にイノシシが出没したようで、獣道に罠を仕掛けるようでした。イノシシもさるもの、そうそう罠にかからないものと思われますが、わが家の里芋も甚大な被害に遭っているだけに、早く捕まえて欲しいと懇願しました。気象クラウドで昨晩傘マークが22時と2時についていたので、かすかな望みを持っていましたが、それも当てが外れたようです。一雨欲しい今日この頃です。お蔭様にて毎日こんな綺麗な夕日がわが家から見えます。

  「神様に 雨乞いするよな 人もなく 見放されたか 雨気配なし」

  「馬路村 夕立来ると メールにて 親友配信 羨ましいな」

  「最近は 台風進路 北にズレ 台風銀座 閑古鳥鳴く」

  「イノシシの 罠名人が 獣道 仕掛けたけれど 未だ手応え」

 

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人間牧場

〇夏休みの工作

 設計事務所に勤める息子は、11日の山の日から昨日までの5日間がお盆休みのようでした。若嫁は日曜日を除けば全て仕事なので、お盆期間中は孫たちも学童クラブがお休みのため、孫の世話はもっぱら息子に押し付けられたようです。多分息子は今日から始まる仕事より、この5日間の子どもの世話の方が疲れたのではないかと、様子を見て感じました。

1年生の孫奏心作の狐の貯金箱
1年生の孫奏心作の狐の貯金箱
3年生の孫希心作の招き猫貯金箱
3年生の孫希心作の招き猫貯金箱

 孫は毎日忙しい父親と触れ合う機会が少ないので、この時とばかりに甘え、海に泳ぎに行ったり、自転車でサイクリングに行ったりして楽しんでいましたが、一番の仕事は夏休みも終盤に入り、宿題の工作物を一緒に作ることでした。これまではどちらかというと、その仕事は私に押し付けられていましたが、そろそろ親父の出番が来たようです。ダイニングの机の上に工作に使う牛乳パックや菓子箱を所狭しと広げさがし、カッターで切ったり絵を書いたりして一日中やっていました。

 夕方になり「おじいちゃん出来たよ」と見せに来てくれました。出来上がったのは1年生の奏心が「狐の貯金箱」、3年生の希心が「招き猫の貯金箱」でした。アイディアもさることながら出来栄えも見事で、そこここ子どもらしい雑さも見受けられるものの、お金を入れると狐の顔が動いたり、猫の手が動いたりするのです。早速「お金を入れてテストしてみて」と言われ、私は100円硬貨、妻は50円硬貨を入れる羽目となりました。孫たちは150円もお小遣いを入れてもらい、してやったりと上機嫌でした。

 夏休みが終り学校が始まると、読書感想文やこれらの工作物は学校に届けられるのでしょうが、子どもたちにとっては夏休みのいい思い出になったようです。わが家は孫たちが「うちは貧乏?」と私に疑問を投げかけたように、夏休みやお盆休みに海外旅行やディズニーランドへ行くこともなく過していますが、これもまたよしです。アイディアの貯金箱は仏壇に供えられました。これもわが家流かも知れません。

  「わが息子 お盆休みの 期間中 子どもの世話で あたふた過す」

  「親子にて 夏の休みの 宿題を 一日かかって 工作仕上げ」

  「貯金箱 動くアイディア 中々だ 出来栄え早速 コインを入れて」

  「わが家流 オリジナルだと 貧乏を 誇りに思い 旅行も行かず」

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〇人間牧場ウッドデッキの防腐剤塗り

 昨日は朝から雲ひとつなく晴れ渡り、猛暑の太陽が朝から照りつけ、暑い一日でした。下灘に住む漁師の伯父から鱧を取りに来るよう電話が入り、生きた鱧を沢山いただきました。この時期の鱧は最高の味ですが、鮮度が落ちるのも早いので、発泡スチロールの箱に大量の氷を入れて鱧を埋め、少し小ぶりだったので順次取り出し背開きにしました。料理は汗だくで2時間近くもかかってしまいました。

ウッドデッキに防腐剤を塗る息子
ウッドデッキに防腐剤を塗る息子

 開いた鱧を氷水で洗って締め、包丁を砥石で研いで骨切りしましたが、かなり難儀をしました。出来上がった鱧をパレットやトレーに入れてラップを掛け、氷や保冷剤を敷いて、知人や親類に配って回り大層喜ばれました。ついでに息子と軽四トラックで西村ジョイまで足を伸ばし、ウッドデッキに塗る防腐剤を一缶買って帰りました。遅い昼食を済ませ、人間牧場のウッドデッキに防腐剤を塗りに出かけました。

孫奏心も一生懸命手伝ってくれました。
孫奏心も一生懸命手伝ってくれました。

 このところの好天続きで、ウッドデッキは最高に乾燥していて、回転刷毛につけた防腐剤は、伸びるどころか吸い込まれて、18L缶があっという間になくなりました。普通は手塗りの刷毛を使い塗布しますが、昨日は息子の発案で長い棒のついた回転刷毛を使ったため、造作もなく僅か30分ほどで塗り終えました。その後息子と同行した1年生の孫奏心に手伝ってもらい、ツリーハウスの中に立っていた杉の木が枯れたため、大工さんに切って屋根を塞いでもらった木を、薪にするため小切りしていましたが、それらを往還道からピザ釜前まで引き揚げる作業をしましたが、大きくて重い木の移動は中々の作業で、大汗をかいてしまいました。

 ウッドデッキの防腐剤塗りと薪の片付けという懸案はひとまず終りましたが、建てて10年を過ぎた水平線の家の外板壁への防腐剤塗り作業を、今年中にやらなければなりません。息子の見積もりだと防腐剤の購入には10万円程度の資金が必要なようです。勿論その資金はオーナーである私の懐が当てにされていて、息子の懐からは鼻血も出ないそうです。私に課せられた仕事はあと10年、人間牧場の施設を維持管理することです。

  「牧場の ウッドデッキに 防腐剤 息子と二人 汗を流して」

  「ローラー刷毛 防腐剤付け 塗って行く 折から猛暑 直ぐに吸い込む」

  「伐採し 小切りしていた 杉の木を したから上へ 体力づくり」

  「あと10年 私の仕事 維持管理 金と汗だし しっかり守る」

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人間牧場

◯千日紅

 今年の春先、わが家の家庭菜園の一角に小さなビニールハウスを建てました。中に植えたトマトは順調に育ち沢山の実をつけ、食卓を賑わせていますが、春先ビニールハウスの隅に20穴のポットにバーミキュライトを入れて、松葉ボタンや千日紅などの花の種を蒔き苗を育てました。

 蒔いた花の種は順調に発芽して苗となり、その後妻がプランターや庭に植えました。「こんな所に植えるな」といぶかしく言いましたが、つまの耳には馬耳東風でした。それでも日が経つに連れ、妻の水やりのお陰でこのところ綺麗な花が咲いて、妻の鼻も高々といった感じです。

 特に千日紅の花は紫系、白系、ピンク系など同じ花とは思えないバラエティさです。早速今朝は水やりを終えたあとタブレット内臓のカメラで、記念に一枚撮りました。千日紅の花は派手さはありませんが、「どことなく気品がある花でお前に似ている」と歯が浮くようなお世辞を言ったところ、妻はその気になってニコニコ顔でした。

「千日紅 ハウスで苗を 育てたが 今では立派 庭先彩る」

「千日紅 派手さはないが 気品ある お前に似てる お世辞を本気」

「来年は もっと立派な 花の苗 育ててみせる 妻は意気込む」

「千日紅 まるで線香 コマーシャル 初盆親父 玄関ビックリ」

玄関先の千日紅
玄関先の千日紅
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〇おじいちゃんはアリみたい

 今朝1年生の孫奏心が、夏休みの宿題で読書感想文を書いていました。読んだ本は「アリとくらす虫」という本でした。書きながら「アリとキリギリス」の話をしました。孫奏心は保育園での発表会で、「アリとキリギリス」という劇をしたことがあるので、その話をよく覚えてるようで、いきなり「おじいちゃんはアリみたいじゃねえ」と言いました。「何で?」と尋ねると、「だっておじいちゃんはよく働くもん」だそうです。

 確かに私は孫から「アリ」と表現されるほど、働くというよりよく動きます。朝早くから夜遅くまで、妻の表現を借りればまるで「マグロ」のように、死ぬまで活発に泳ぎ続けるようです。昨日人間牧場へお墓に供えるシキビを取りに行きました。人間牧場入口にある西嶋さんの家の前を通ると、家族総出でブドウの出荷準備に追われていました。車を止めて世間話に花を咲かせましたが、息子さんが「お盆もお正月も、土日もない農業は中々大変で、まるでアリみたいな生活です」と言いながら、「それでもキリギリスのような都会の人を羨ましいとは思いません」と話され、納得してしまいました。

 息子さんはつい最近見たテレビ番組で、「若者がキリギリスのようになっている」というのを見たそうです。昔の人は「お金を貯めてから使って」いましたが、今の人は「使ってから返す」のだそうです。生活費や遊興費はキャッシュレスのため現金が手元になくてもカードで簡単に使うことができるので、気がつけば安いゼロ金利時代といいながら、借金が膨らみ自己破産する人もいるのです。キリギリス生活を楽しみ、なくなれば生活保護を受けるといった風潮は、日本の将来に暗い影を投げかけています。勿論借金まみれの日本政府の無策ぶりにも警鐘を鳴らさなければなりません。

 昨日蜂蜜を採集する作業をしていて、蜂蜜が2~3滴地上に落ちました。それを目敏く見つけたアリが猛暑の地面を痛がるでもなく群がり、せっせとどこかへ運ぼうとしていました。一方地上戦のアリとは別に蜂蜜目がけて働き蜂が空中戦を展開して垂れ蜜付近を盛んに飛び交い始めました。アリや働き蜂にはお盆も正月も土日もありません。でも冬になっても夏の暑い時期に蓄えた餌で、厳しい冬を越せるのです。私もアリや働き蜂にあやかり、せっせと冬越しの体力を蓄えたいものです。

  「孫私 アリのようだと 言ってくれ 夏バテ少し 元気回復」

  「今頃の 人は貯めずに まず使う キャッシュレスゆえ なくて使える」

  「蜂蜜の 一滴二滴 アリと蜂 我田引水 激しく争奪」

  「冬越しの ためにせっせと 働いて 体力蓄え 元気に冬を」

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