〇休みたいけど休めない妻
連休もやっと終わりに近づいて来ました。今年の3月連休は昨年7月に亡くなった親父の新彼岸のため、親類縁者が仏壇を拝みにやって来るので、誰かは家にいるよう気を配らなければならず、結局は妻が家にいて来客対応をしてくれましたが、妻は彼岸の入りから彼岸明けまでの一週間、毎朝お料具膳を作る仕事もあって、気の抜けない連休となりました。
加えて新彼岸ということを口実に、娘家族も泊り込みでやって来たので、その食事の世話や寝具の準備など、傍で見ているだけでも目の回るような忙しさです。昨日は妻の手を少しでも休めようと、お昼に町内の魚吉というレストランに、家族みんなが出かけて妻の財布で昼食を食べたようでしたが、私はあいにくまちづくり学校双海人の摘み菜行事に参加して留守でした。
妻は私より一つ歳下の70歳ですが、旦那である私の甲斐性がないからか、未だに近所の歯科医院へパートで働きに出ています。ゆえに土曜日の午後と日曜日、祭日は家の細々もせねばならず、休むべき日なのですが、それも出来ず結局は休みたくても休むことなく、明日はまた朝から仕事に赴くのです。女・妻・嫁・母・姑・職業人と手の指でも数え切れない八面六臂の大活躍なのです。
もうそろそろ無理の出来ない年齢に到達しているので、近々子どもたちにそのことを話し、少しでも妻が楽できるようにしたいと思っています。多分この話を切り出すと、「お母さんに一番苦労をかけているのはお父さんだから、もう少し優しく・・・」何て言葉が返ってくるようです。そのとおりなので少し心を入れ替えて、亭主関白だけは辞めようと殊勝にも思った連休最後の夜でした。
「三連休 本当は妻を 休ませて やりたいけれど 結局できぬ」
「三連休 彼岸重なり 目の回る ような毎日 やっと終わりぬ」
「お父さん あんたが一番 手が掛る 言われ納得 するだけましだ」
「明日から いや今夜から 始めよう 妻の手助け その気になりて」