〇今日はペットボトルの回収日でした
わが家は私たち夫婦家族と、息子夫婦家族、それに親父がそれぞれ台所を持っています。ゆえに毎週月曜日と金曜日は生ゴミの日なので、息子家族の分は若嫁が、私たち夫婦家族と親父の分は私がゴミ出しを担当しています。たった二人の家族なのに私たちの生ゴミは何故か結構多く、私はゴミ置き場になっている県道歩道まで100mもあるので、毎回一輪車リヤカーに積んで持って行くのですが、田舎の4悪態といわれるカラスが生ゴミを狙い、そこら辺を汚くするため、ゴミの上に魚網を被せて対策を講じています。でもカラスもさるもので人間様の気配が遠のくと、どこからともなくやって来て、生ゴミをついばむのです。
水曜日は週に一度のプラスチックゴミの日です。最近は分別収集もすっかり慣れて、どんな物がプラスチックゴミなのかも分かるようになり、プラゴミは若嫁と妻が担当して、生ゴミと同じ置き場へ透明な袋に入れて出します。
今日はペットボトル回収の日で、ペットボトルは蓋を取ってラベルをはがし、透明の袋に入れて軽四トラックに積み込み、地域事務所の裏に設置された灘町ペットボトル収集場へ、今回は妻が勤務先のペットボトルと一緒に持って行きました。それにしてペットボトルが私たちの暮らしの中に、いつの間にか随分溶け込んでいることに驚くのです。
親父は最近までペットボトルに入った飲み物は飲みませんでした。ところが昨年猛暑の頃、軽い熱中症にかかって受診し、大事に至らず快復しましたが、水分を小まめに補給するよう往診に来てくれた先生から指導を受けてから、若嫁に「ポカリスエットや飲料水を買って来てくれ」と頼むようになり、空きペットボトルの量は私たち夫婦以上の量でした。今朝も親父の分をラベルをはがし蓋を取って資源ゴミに出しましたが、はてさて親父が若者飲料の代名詞のような、ポカリスエットの愛飲者になるとは驚きを隠せません。
最近はどこの集会や会議に行っても、お茶をヤカンで沸かし湯飲みで出すような姿は、殆ど見かけなくなりました。お茶はもてなしのために出すものでしょうが、何となく機械的で、古い時代の人間である私には少し不満が募ります。「お~いお茶」と言ったら、ペットボトルに入った「お~いお茶」という名前のお茶が出てきたという話は、まるで落語のネタのようです。
「いつの間に ペットボトルが 我々の 暮らしの中に 入り込んでる」
「お~いお茶 言ったらペット ボトルお茶 落語のネタに 使えそうだな」
「親父さえ ポカリスエット 飲む時代 世の中進歩 私にゃ分らぬ」
「お茶沸かす お茶を汲むこと さえできぬ 若い社員に どんな教育」