〇小さな小さな下灘駅の花祭り
昨日は前日までの講演小旅行や地域教育実践交流集会が終って、ホッと一息といった感じの一日でした。前もって人間牧場の水槽据付工事を藤岡工業にお願いしていたものの、仕事が忙しいようで中々着工していませんでしたが、「12月3日にカルチャースクールで水道を使いたいので」と期限を切ったところ、私の留守中の11月30日に工事をすることになったようです。運よく息子が休みだったようで現場に出かけ立ち会ってくれ、出張中の私に、帰路途中の新幹線の中、高速船の中へ頻繁に電話がかかってきました。席を立つこともできず、声を殺して相談を仕合ながら工事を進めたようですが、息子がその工事の模様を写真に撮ってくれていました。忙しかったのかその写真も、タンクをユンボで吊り込んで設置している写真のみのようでした。
さて工事後の様子はと気になっていますが、今日3日には愛媛新聞カルチャースクールのフィールドワークを、人間牧場で予定しているので、後回しにしてとりあえず先に片付けなければならない細々をやりながら、face bookを見ていると、松本さんの投稿にヒットし、午後から下灘駅で花祭りをやる旨の記事を見つけました。午後一に予定していた赤石公民館主事さんとの、今夕の打ち合わせも午前中で終っていたので、「今からでも間に合う」と思い、出かけて行きました。
いつもは人影の少ない駅界隈ですがこの日は小学生と高校生、地元の老人会などが集まり、小さな小さな花祭りが開かれていました。いつもは夕焼けコンサートの会場となっている広場には、遅蒔きしたコスモスが綺麗に咲いていました。
西下老人会長さんのあいさつや窪松山駅長さんのあいさつで集会は始まりましたが、老人会の人たちがぜんざいとおにぎりのお接待をしていて、私もご相伴にあずかりました。中々の味で勧められるままお替りまでしてしまいました。前日の雨が嘘のように昨日は穏やかな天気で、小学生たちの歌声やリコーダーの音色がとても爽やかでした。俳句会や輪投げビンゴ、高校生の発表等、小さな小さな花祭りは、時折出入りする列車が醸す旅情も手伝って、とてもいい雰囲気でした。
私はシーサイド公園で人に逢う予定があったので一足先に失礼し、会場を後にしました。下灘駅をフィールドミュージアムにする運動は、猛暑の中花を咲かせるために水をやったり、駅周辺を掃除をしたりする小さな善意に支えられています。夕焼けコンサートを初めて開いてから30年近くが経ちました。来年いは「伊予灘物語」という観光列車も走る予定です。さあもう一分張り、語り部となって下灘駅物語を語りましょうか。
「なんちゃない こんな小さな 駅でさえ その気になれば 何でもできる」
「小学生 一列並び 歌歌う 水平線に 音符のように」
「コスモスの 花揺らすよう ジーゼルカー 爆音立てて 次駅目指す」
「夏の日に 黙々水を やる人の 姿美し この目焼きつき」