人間牧場

〇久しぶりに三崎半島を訪ねる(その②)

 三崎13里といわれる細長い半島も、整備された道のお陰で私たちの町からでも、ほんの1時間半足らずで行くことができるのです。昨晩は午後7時から三崎町の青少年補導委員会から講演の依頼があり出かけました。三崎中学校に勤める浅野先生とは、先生がかつて国立大洲青少年交流の家で3年間勤務していた頃知り合いました。以来最も近しい友人として交遊を暖め、わが年輪塾のメンバーにも名を連ねているので、私の友人たちとも仲間となって、日々研鑽を積んでいるのです。浅野さんは自分の出身地旧三崎町二名津平磯に喜久家プロジェクトという古民家を使ったマンパワーの交流施設を弟さんとともに立ち上げ、農業体験のできる国際交流を行なっているのです。ブログ記事も毎日のように書いていて、お互いがリンクしながら研鑽を積んでいるのです。

 夕食でもご一緒にと誘われていたので、フェリー乗り場近くの喫茶店で美味しいチャンポンをご馳走になりながら二人で、久しぶりに四方山話に花を咲かせました。伊方町役場三崎総合支所の2階会議室で開かれた昨日の研修会には、50人近くの人が集まっていました。三崎へは何度も足を運んでいるので顔見知りの人も多く、アコウ樹の下で偶然出会った町見郷土館の高島さんが連絡したという塩成の緒方二三子さん、喜久家に逗留している外国人等まあ賑やかな顔ぶれが集まりました。
 演題は浅野先生がつけた「ミラクル高校生! ~地域を変える風~」でしたが、1時間10分間思いつくままに話をさせてもらいました。浅学な私の話でも皆さん熱心に聞いていただきました。

 昨日は満月で、帰るころ見上げた三崎半島の夜空に、丸いそれは綺麗なお月様が印象的に見えました。浅野先生の弟さんからデコポン等を一箱お土産にいただき、月明かりの夜道をほのぼのとした気持ちで引き返し、無事10時頃自宅へ到着しました。
 私は行く先々に心許しあえる老若男女を問わない友だちが沢山いて、とても幸せな人間です。昨日は中学校2年生の生徒さんがお母さんと一緒に私の話を聞きに来てくれました。帰り際声をかけ名刺を渡しましたが、私にとっては忘れれられない出会いとなりました。また田村さんは伽藍山の農地を借りてサツマイモを栽培し、地域づくりに一生懸命取り組んでいて、企業組合さだみさき自然塾を立ち上げたと、永井さんという若い人を紹介してくれました。私にとってはこれらの人をつなぎ合わせて、小さな力を大きな力にしてあげるサポートも欠かせなボランティア活動のひとつなのです。さあ浅野さんたちともう一分張り頑張りましょうか。

  「半島の 見上げた空に 真ん丸い 月が微笑み 仲間を照らす」

  「あの人も この人さえも 知っている 軽く会釈し 話聞き入る」

  「少子化と 高齢化同時 進行す 田舎は何故に 疲弊するのか」

  「私など 田舎暮らしを 楽しんで 今日も元気に 家族とともに」

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