人間牧場

〇広島県福山市内海町からの視察研修(その2)

 視察日にこの日を選んだ相手が幸運な団体だったのか、その日を受け入れた私が幸運者だったのか、まあどっちでもいいことですが、前日も雨、今日も雨の目まぐるしく変わる昨今の天気のことを考えると、昨日はラッキーにも風もなく穏やかな好天の一日でした。
 研修に来た人たちを何処へ連れて行くかは、相手と時間、季節によって直感で決めますが、昨日の振り出しは翠小学校を選びました。学校は日曜日にも関わらず催しがあったのか、運動場は開いたままだったので、事後承諾の形で運動場から校舎を見学する程度の見学をさせてもらいました。12mの最も大型なバスだったため、運転手さんは苦労されていたようですが、車内からグリーンツーリズムやピザ釜についても説明をさせてもらいました。

菜の花畑にて
菜の花畑にて

 その後シーサイドを越えて、閏住の菜の花畑へ向かいました。この時期は菜の花が見ごろを迎えていますが、昨日は椿さんの影響なのか見学者が余りなくて、記念写真を撮影したりしながら、のんびりゆったり見学することができました。また時間がないので次の機会にしたしもなだ水仙畑はコミセン裏のバスの中からの見学となってしまいました。
 内海町も場所や方向こそ違え同じ瀬戸内海側に位置していますが、内海町が遠浅汽水域を利用した海苔の産地であるのに対し、わが双海町は小石の浜が広がる伊予灘に面した波の荒い漁船漁業が主体の町なので、風土も気質も根本的に違うのです。それでも菜の花や水仙が辺り一面咲き誇る綺麗な町を見て、皆さんは感心しきりでした。多分昔私が旅先で私の町の汚さを感じた、異文化ギャップのような感じ方を持たれたようでした。まさにこれぞ視察研修の最大の研修成果なのかも知れません。

恋人岬にて
恋人岬にて

 レストラン夕浜館で刺身、天ぷら、マナガツオの煮付け、シラスの釜揚げ、鯛めしなど豪華な昼食をいただきました。昼食後注文していたじゃこ天ができるまで、シーサイド公園を揃って散策し、多いに盛り上がった話をしました。
 午後一行は内子町へ向かいました。双海町に来たついでに内子町へ行くのか、内子町へ来たついでに双海町へ立ち寄ったのかは、聞いてないので不明です。でもどちらにせよ、わが町に来た人たちを心を込めてもてなせばいいのです。漁協女性部の松本洋子部長さんは、同じ海の名前のついた町からお客様である上、私の紹介ということもあって、ラブじゃこ天をサービスしてくれたり、バスの運転手さんにお土産を持たせたり、また丁寧な笑顔のお見送りをしてくれました。いやはやいい交流会でした。

  「隣来た ついでに来たか 分からぬが 真心込めて お世話しました」

  「花を見て 怒る人など いるものか 菜花・水仙 思わず笑顔」

  「ああ今日も 楽しかったと 喜んで 出会いし人の 顔を浮かべて」

  「二十年 近く商売 していると 漁協のおばちゃん しっかりコツを」

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