shin-1さんの日記

○双海町のグルーンツーリズムは楽しいです

 双海町も色々な人の思いが入り混じって、最近沢山の人が訪ねて来るようになってきています。昨日もえひめ地域政策研究センターが主催する地域づくり人養成講座のメンバーがバス一台を仕立ててやってきました。伊予市から出向している松本研究員の配慮によるものですが、せっかく双海町に来るのだから顔をのぞかせようと思い、ピザ釜まで出かけて行きました。

 県内各地からやってきた参加者はピザ焼きに挑戦中でしたが、請われるままに私も参加して生地をこね焼き上がったピザのご相伴にあずかりました。昨日は研修会ということで、市役所もグルーンツーリズムのメンバーも沢山集まり、それはにぎやかな研修会となったようです。

若松進一ブログ
若松進一ブログ
若松進一ブログ

 グリーンツーリズム活動も関係者のひたむきな努力と、施設なども一つ一つ手造りで増えてゆき、今では観光バスもやってくるようなすっかり有名な場所に変身して、年間3000人を超えて観光客が来ているようで、喜ばしい限りで、20年前に私たちは始めた草創期を思うと隔世の感がするのです。特に先進的に取り組んできた漁協女性部の皆さんたちはこの日も、魚食を入れたピザの新しいメニューをツーリズムの皆さんと試作するなど、何かと協力的で頭が下がるのです。

 この日は4基の窯全てがフル稼働で、翠小学校の見学会やほたるの里加工場で西岡さん夫婦指導によるコンニャクづくりも体験したようで、皆さん満足したようです。


 考えてみれば双海町といえば何にもない地域です。ゆえに20年前までは誰もが何にもないと嘆いていました。まさに田舎嘆きの10カ条でした。それが夕日や花やホタルがきっかけで情報発信し始め、合併で双海町の歴史を閉じるころには県下でも屈指の話題の多い地域になっていたのです。その後もグルーンツーリズムが加わり、「何にもないことは何でもできる」と言わんばかりに発展を遂げているのです。

 やはり地域づくりは人の善し悪しだとしみじみ思うのです。ある意味黎明期は行政が誘導してきましたが、むしろ合併を機に自主独立の道を歩む好ましい方向に向かっているようにも思えるのです。地域自立は「私にできることを私がやる」、そんなこの指とまれ型の人を沢山作って、みんなが楽しんでやることですから、理想に近づきつつあります。もうひと押し、そしてこれを参考にみんなが目覚めて新しい生き方をすればもっともっとこの町はよくなると思っています。私も私にできることを私がやろうと今日も張り切っています。


  「ピザ釜を 作ったところ 大人気 ワイワイ粉こね ガヤガヤ食べる」

  「日本の子 ご飯食べずに ピザが好き まるで外国 理解苦しむ」

  「ツーリズム 自分にできる ことをする コンニャクだって メニューのひとつ」

  「手搾った みかんジュースを 試飲する これは美味いと 下鼓み打つ」 

[ この記事をシェアする ]

shin-1さんの日記

○虫の食べる野菜は健康です

 昨日サワラ流し網に大量のハマチがかかって港に水揚げされたと連絡があり、近隣の友人に差し上げるためおすそ分けをしてもらいました。昨日のハマチは少々小降りでしたが、海水温度が下がり始めたのか身も引き締まっているように見えました。最近は発泡スチロールのトロ箱が出回り、魚を冷やすために入れた氷もちょっとやそっとでは解けず、水分も外に出ないため持ち運びも便利で重宝しています。普通は近所のコンビニで1キロ200円の氷を買うのですが、昨日は港で少しいただいたのと、わが家の冷蔵庫製氷を使いました。

 わが愛車はまだ新品なので、さすがにトランクにトロ箱を積み込む勇気もなく、昨日は軽四トラックの荷台に積んで走りました。伊予市水口農園の水口まり子さんの所へ行きました。まり子さんとは更生保護女性会の研修会で知り合ってから何かと気が合い、つかず離れずの交流をしていますが、年末には葉ボタンの寄せ植えをいただいたり、季節外れのトマトやキューリをいただいています。またつい先日黒豆の枝豆が宅配便で届けられましたが、これがまたとても美味しく、ビールを飲まなくなったことを悔やんでいるのです。

 普通は社長の奥さんが事務所にいて、まり子さんはハウスの中で忙しく働いていいるため、広い農場なので中々出会わないのです。ですからもう1年近くも顔を見ていないのではないかと思うほどなのです。昨日はたまたま事務所のすぐ近くで枝豆の出荷作業をしていたため、奥さんが呼びに行ってくれました。まり子さんは相変わらずの人懐っこい声で面談してくれました。開口一番「キャベツや白菜は育っている?」でした。約1ヶ月前野菜の苗を沢山いただいて家庭菜園に植えていることを気遣っての言葉なのです。

 「先日の台風18号の吹き戻しの風にやられて倒れましたが、何とか持ち直しています。最近は青虫が食べています。虫がつかない方法はないものでしょうか」と近況報告とお尋ねをしました。即答「若松さん、虫も食わないような野菜は人間も食べれません。健康な野菜の証拠です。虫は丁寧に目と手で取ってください。人間も虫がつかないようではダメですね」と、納得な話しに大笑いをしました。

 「若松さん、枝豆とキューリを持って帰ってください。玄米食と聞いていたのでお米も差し上げます」といって、自宅の倉庫まで二人で車を走らせ、居合わせた社長さんが大きな30キロ袋をトラックの荷台に積んでくれたのですたかが魚くらいでこんなにいただく分けにはいかない」と思いましたが、甘んじていただくことにしました。それにしてもいつものことながら水口まり子さんの太っ腹な生き方にはただただ驚かされてしまいます。そして虫が食べる野菜に人間をなぞらえて、今回もいいお話を聞くことができたのです。こういう自信を持って日々を生きている人に会うと何となく勇気をいただくようでホッとするのです。

 私は色々な機会や場所で色々な人に巡り合い、色々なことを学びます。それは断片的ながら私の心の畑を耕したり種をまいてくれるのです。水口まり子さんも畑を耕してくれたり種をまいてくれる一人なので、これからも大切にしたい友人です。


  「虫喰わぬ 野菜作って 何になる なるほどなるほど 納得納得」

  「差し上げた 重さ数倍 いただいて どこか変だと 首振り帰る」

  「時ならぬ 枝豆食べつ 酒止めた ことを後悔 食卓囲む」

  「ああ今日も 人生学校 また一つ 教えいただき 少し利口に」  

 

[ この記事をシェアする ]