○明日から一週間、私も春休み
昨年の12月から、毎週月曜日と木曜日愛媛大学農学部に通っていた仕事もいよいよ今日が最後となりました。いわゆる世間を騒がせている契約社員のような身分でこの4ヶ月間、与えられた研究室でただ一人、理論体系も分からぬまま「地域活性化論」について考えてみました。ある時はそれらの本を読み、ある時は思いつくままに用意されたパソコンを使って書いてきました。またその道の関係者とも出会いましたが、相手のいない自由を謳歌しながらも不自由な自由に多少面喰いました。それでも出勤簿に押印した33日間の大学での思考は、これからの自分自身の生き方に大きなインパクトを与えてくれたように思うのです。
3日後には新しい年度が始まりますが、とりあえず「社会人の学び直し対応教育推進事業」の「地域活性化論」について、学生35人の前で15時間講義する準備だけは整いました。今年はこれまで6年間、愛媛大学法文学部で教えてきた「地域振興と地域づくり」についても年間60時間の講義をしなければならず、大学が多少重荷になるようです。それでも20年間務めた地域づくり研究会議代表運営委員を辞任することができて、多少余裕ができたので何とか歯車は回るだろうと鷹を食っているのです。
これまでは交遊のある先生たちとの出会いのみで外から大学を見ていましたが、いざその中に入ってみるとまるで迷路のようで、「分からない世界」というのが正直な感想です。この年齢になって大学と付き合うとは夢にも思わなかっただけに面喰っていますが、客員教授といっても非常勤だし、まあ楽しく過ごしたいと思っています。
明日から私は束の間の春休みを自分自身のリフレッシュのために一週間用意しました。春休みといっても別にパジャマを着て朝から寝るわけでもなく、また旅行に出かけるわけでもありません。ただボーと過ごしたいだけなのです。今週末の土日には私が代表を務める21世紀えひめニューフロンティアグループ恒例の「世界遺産をめぐる旅」として、近場の広島原爆ドーム、安芸の宮島、島根石見銀山を訪ねる予定だし、今春一年生になる孫朋樹の最後の春休みにも付き合わなければらりませんが、この一週間は仕事のことを忘れてしっかりリフレッシュしたいと思うのです。昨年の12月から33日間も日程表に加わった大学での仕事が、気力や体力を減退させているように思うので、畑仕事も加えながらのんびり過ごしたいと思っています。
私が使っている予定表は市町商工会からいただいたオレンジ色の、持ち運びには不向きな少し大きめのものですが、これまで3ヶ月の予定表には、リタイアした人間とは思えないような数の予定が書き込まれています。これも今日で終わりで、この1週間はあえて白いままの空白となっています。
また台所の大きい2か月毎のカレンダーには予定表から書き写した予定がびっしり書かれていますが、今朝妻が、「今週は予定表を書き忘れているのでは?」というほど真っ白なのです。ワクワクルンルンの1週間をさてどんなに楽しく過ごしましょうか。
先日こーぷえひめの理事会の後、大川理事長さんにお願いして賀川豊彦の本を一冊お借りしています。この本は少し長めの本なのですが今週には読み終えたいと思っています。また3ヶ月間貯めていたブログ「shin-1さんの日記」のプリントアウトもしておかなければなりません。やりたいことは山のようにあって、案外自由ではないかも知れないと思ったりしていますが・・・・。
「明日から 春の休みと 決めたけど やりたいことが 山ほどあって」
「空青く 少し寒々 するけれど 桜も咲いて 心浮き浮き」
「大学の 前庭写真 撮るらしく 椅子を並べて 座る人待つ」
「トラックに 荷物を積んで 忙しく 車行き交う 異動の季節」