shin-1さんの日記

○春が来た・何処にきた・里に来た・山に来た・野にも来た

 先日の大風が春を運んできたのでしょうか、昨日あたりからすっかり春めいて、昨日はいい天気ながら黄砂の影響で遠望の視界が効かないようでした。家の周りには先日の大風で裏山から杉の葉っぱなども飛んできて、裏庭の側溝に溜まっていたので、少しは亭主らしきことをしようと殊勝にも作業着に着替え長靴を履いて掃除をしました。同居人の親父や妻から「まあお珍しい、雨でも降らなきゃあいいが」と笑われてしまいました。

若松進一ブログ(ミツバチは元気に働いていました)

 掃除をしながらふと、「人間牧場の苗床ハウスのビニール被覆は破れていないだろうか?、井上登さん方からお嫁入りしてきた蜂の巣は大丈夫だろうか?」と心配になって、急いで軽四トラックを走らせて行ってみることにしました。自宅から人間牧場までは僅か15分で到着します。人間牧場に到着するなり乗っている車の前を綺麗なキジがトコトコあるいて散歩しているのです。私は持っていたデジカメを急いでケースの中から取り出しました。久々のシャッターチャンスですが、急げば急ぐほどあどえるものです。結局は上手く撮れませんでした。

若松進一ブログ (私の前を悠然と歩くオスのキジです。どうやら下の畑に巣作りして鳴いているキジのようです)

 ミツバチの巣箱は今回も一個、無残にも風で吹き飛ばされて倒れていました。井上登さん方から興し入れの巣箱は名人が設置しただけあってビクともせず、働き蜂たちはせっせと忙しく巣箱に出入りして私を喜ばせてくれました。井上さんの話だと、ミツバチの分家まだ先の温かくなってからだそうなので、分家用に用意した二つの巣箱は今後も転げないようにしっかり固定するよう調整したいと思っています。

 苗床の被覆ビニールは無事のようでした。苗床の中では温かいからなのか早くも雑草が伸び始めていることが曇ったハウス内から見えました。サツマイモの種イモの芽吹きはまだ先のようですが、まあ順調に着床しているようでひと安心です。

若松進一ブログ (人間牧場から見える豊田漁港)

 黄砂に煙るといっても人間牧場からの近望はすこぶる良く、眼下の豊田漁港はそれは見事な風景を変らず見せていました。この原風景はやはり人間牧場の宝なのです。メジロが忙しく飛び交い、向かいの山ではまだ下手くそなウグイスが「ホーホケ」くらいで「ケキョ」まではつながらない鳴き声を出して盛んに練習をしているようです。

通りすがりに見た西嶋さんのお家ではもう早咲きの桜が満開を迎えていました。

 帰り際、閏住菜の花畑の近くに妹が店を構えるくじらに立ち寄りました。菜の花も少し峠を越しましたが、それでも特老のお年寄りや地元の保育園児がやってきて花を愛でながら楽しくひと時を過ごしていました。

若松進一ブログ(閏住の菜の花)

  「北の国 未だ氷に 閉ざされて されどわが町 春真っ盛り」

  「留守中に 強風吹いて 箱コロリ 被害少なく ホッとしました」

  「菜の花も いよいよバトン 渡すとき 来たよとばかり 桜膨らむ」

  「目の前を 剥製のような キジ一羽 悠然歩く カメラ収める」

 

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shin-1さんの日記

○忘れていたホワイトデー

 「お父さん、14日はホワイトデーだったのよ、覚えてた?」と、昨晩唐突に妻がいうのです。リタイヤをして4年も経つとさすがにバレンタインデーにチョコレートを貰う数も減って、ホワイトデーなどすっかり忘れていました。職場にいた頃は机の引出しにそっと入れられているチョコレートを発見しときめいたものでしたが、いまはそれもなく時折得用大袋のチョコレートを無造作に開けて「間もなくバレンタインです。義理チョコなのですが何個でもお取り下さい」と、まるで笑い話のようなチョコレートしか貰わないようになってからは、ホワイトデーなど無縁とばかりに無視しているのです。

 妻はそんな落ち目のご主人である私を気遣って毎年、「これはバレンタインデーの贈り物」と前置きし贈り物をしてくれるのです。これも義理チョコならぬ義理贈り物と受け止めて貰っていました。ゆえに妻は2月14日の裏側にある3月14日に義理キャンデーを求めるのです。

 「昨晩は3月17日でもう3日も過ぎているから今年のホワイトデーはなしだ」と妻に言うと妻は納得しないので、仕方なく先日の周防大島研修会の清算金を事務局から8千円いただいていて、ポケットにそのまま入っていたのでさも用意していたような顔をして渡してやりました。

 「お父さんありがとう」と、滑り込みセーフの現金プレゼントに妻は大喜びで、「幼児教育人権同和研修会」「少年少女おもしろ教室実行委員会」と続いた昼夜2集会を終えた少し遅めの夕食は、妻の上機嫌で一品増えて何時になく賑やかでした。

 この年齢になると「女房やくほど亭主持てもせず」を夫婦ともども認識して、お互いがお互いをいたわりる心が芽生えてきます。私はこれまで妻の記念日にはたとえ少額でもプレゼントをしてきました。妻の誕生日、結婚記念日などですが、これからも懐の許す限り続けてゆこうと思っています。

 私は明朗会計で、妻は私の財布を常時点検して一定量の金額を継ぎ足してくれています。外で働くことが多い私はかなりのお金を使います。しかしその財布からプレゼントすることはできないので、当然私のポケットマネーからの出費なのです。二重財布とも思えるポケットマネーがどうして捻出できるのか、これは妻の私を疑う最大の原因のようですが、それでも私には妻にも言えない出費だってあるのだから当然だと思うのです。

 私は決まった小遣いは大蔵大臣たる妻から頂きません。それででもたまに原稿料などが入ったものをストックしているし、自費出版した本の売り上げは別会計にして次の出版に備えてストックしているのです。

 まあ今年のホワイトデーもどうにか機転ですり抜け、妻の納得を引き出しました。次の記念日は5月5日の結婚記念日です。子どもの日が結婚記念日ゆえに妻はこの日を忘れるはずもなく、また私はせっせと小遣いを貯めて妻のためにプレゼントをしなければならないのです。考えてみればこんな他愛のない夫婦のやり取りで、夫婦の絆はかろうじて保たれているのですから面白いものです。

 センターの松本さんがオレンジデーなどと訳の分からない記念日を、新しい地域おこしにしようと秘策を練っています。いい企画なので1枚乗っています。ここだけの話ですかこれ以上記念日が増えると私は自己破産宣告をしなければならなくなりますので、妻には内緒でやってくれることを祈っています。(笑い)

  「記念日の 度に財布が 空になる それでも絆 深くなるから」

  「これ以上 記念日なんて 欲しくない 妻の要求 今年も定番」

  「用意した 風に見せかけ ホワイトデー すり抜け渡し 事なき得たり」

  「義理チョコも 義理キャンデーも 元たどりゃ 何の事なし 飴菓子会社」

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