○種芋の植え付けがやっと終わりました
このところ頻繁に降る雨で、少し種芋の植え付けが遅れていましたが、今日を逸すると当分できないとあって、昨晩から「明日は雨が降っても作業をする」と妻に公言していましたが、その願いが通じたのか今日は朝から晴れました。朝食を早めに済ませて軽四トラックに道具類を積み込んで人間牧場に出かけて行きました。道具といっても殆どは人間牧場の作業小屋ない置いているので、持って行くのは小さなビニールハウスを造るための木の板切れなのです。親父が大事にしている木材置き場から、親父が所用で出かけていることをいいことに適当なものを寸借しました。
昨晩ミツバチの嫁入りを手伝ってもらった井上登さんからメールが入り、不届きにも「最近忙しくてミツバチの様子を確認できていない」とネールを返信していたので、このことも気がかりで、人間牧場に到着するなりミツバチの巣箱に行ってみましたが、井上登さん方から興し入れしている巣箱はミツバチが忙しく飛び交っているようで、ひとまず安心しましたが、蜜蝋を塗った二つの巣箱は気配なしの様子でした。
(腐葉土の上に土をかぶせ出来上がった苗床)
さあ作業の開始です。コンパネを組み合わせて作った腐葉土箱に被せたビニールを剥ぎ、中の腐葉土を切り返すのですが、残念ながらこの冬は一度も切り返さなかったため、完全に腐敗が進んでおらず、米糠や油粕が床土のようになって下の葉っぱはまだそのままでした。それでも作業をしなければ間に合わないため、中を何度も切り返して混ぜ合わせて平らに延ばしました。さあそれからが大変です。外にいったん出しておいた赤土をその上に被せるのです。その作業にテミは欠かせない道具なのですが、なぜか見当たらないのです。いつかの作業後自宅に持って帰ったものと思われるのですが、仕方がないので小屋からスコップを持ち出して織り上げた赤土を5~6センチ腐葉土の上に放り投げて敷き詰めました。この作業はかなりきつく。日ごろ使っていない上腕部が痛むほどでした。
(周防大島宮本農園で買ったサツマイモの種芋)
(苗床に配置したサツマイモのの種芋)
やがてその土を万弁に均した後、先日周防大島で買って持ち帰ったサツマイモの種芋を順番に置いて行きました。策円も分からず終いだったのですが、芋の先端はどちらなのか分からぬまま植え付けるのですから危ない話です。やがて種芋の上に新しい土をかぶせて一丁上がりです。種芋の数は全部で31個ありました。4列だと3個余りましたので、隅の方に予備として植えました。
さあそれからが大変です。昨年作ったビニール被覆のための囲いは残念ながら補修が必要で、手直しを試みました。そしてビニールを適当な長さに切って2枚を重ねるように使うのですが、ビニールが残念ながらサイズの長さが足りませんでした。そこで考え付いたのは腐葉土を作るために小r間で被覆していたビニールを再利用することにしました。
ビニールを一人で張るのはかなり難しい作業です。風がビニールを飛ばし言うことを聞いてくれないのです。春が近づいたとはいえまだまだ強風が吹きます。ましてやビニールが上手く張れていないと折角植えた芋が遅霜にであって、芋ツルが予定の日になっても伸びず、結局は腐葉土の腐敗熱源で温度を高め、ツルの伸びを促進させることができないばかりか、後の作業予定が大幅に崩れてしまうのです。
でもたったひとりながら艱難辛苦の末2時間で出来上がりました。昨年は10日でしたから、3日間だけ早い作業が完了したのです。
このまま順調に行けば、二ヶ月後の5月の23日頃にはすくすく伸びた芋ツルが切り取られて芋畑に植えられることでしょう。楽しみです。
「久しぶり 好天恵まれ 種芋を 腐葉土上に 伏せて行くなり」
「不器用を 自認の俺が 大工する それでも様に なるから不思議」
「ビニールが 足らなくなって どうしよう そこは何とか 知恵で切り抜け」
「ひと安心 後は芋ツル 伸びる待つ 子ども喜ぶ 青か浮かびぬ」